松田洋治 × 松田 凌が命をめぐる密室会話劇に挑む。「スタンダード・ショート・ロングドロップ」日本初上演決定!
2026年1月14日(水)よりすみだパークシアター倉にて、『スタンダード・ショート・ロングドロップ』の上演が決定した。
『スタンダード・ショート・ロングドロップ』は、イギリスの劇作家レイチェル・ガーネットの戯曲で、2023年のエディンバラ・フェスティバル・フリンジで初演され、同年にはロンドン・カムデンのThe Vanguard Theatre、翌年にはOxford Castle & Prisonの旧監獄施設で上演された。産業革命ただ中のイギリスを舞台に、旧態然とした死刑制度が近代化されていく時代の中で、二人の死刑囚の対話を通して「罪」「赦し」「人間の尊厳」を問いかける密室会話劇。
1885年、イギリス北部の街ヨーク。
馬泥棒の罪で投獄された16歳の青年・ラドリーと、罪を語ろうとしない寡黙な初老の男・アリスター。
二人は徐々に打ち解けていったが、ある日、ラドリーは無罪放免の条件として、アリスターの死刑執行人を務めるよう告げられる――
アリスター役には、青井陽治氏や蜷川幸雄氏ら演出の翻訳劇から新宿梁山泊のアングラ演劇まで幅広い舞台経験を持ち、宮崎駿監督の映画『もののけ姫』ではアシタカ役としても知られる松田洋治。
ラドリー役には、舞台『刀剣乱舞』や『進撃の巨人』-the Musical-、ミュージカル『バグダッド・カフェ』など数々の話題作に出演し、近年は主演映画での活躍も目覚ましい松田 凌。演出を手がけるのは、個人ユニットTAACを主宰し、精力的に作品を発表し続ける若手気鋭のタカイアキフミ。
牢獄という極限の密室で邂逅する死刑囚の人生を通して、“生と死”を静かに問いかける二人芝居にぜひ期待してほしい。
コメント
演出家 タカイアキフミ
日本初演の海外戯曲を演出できることが、心から光栄であり、とても愉しみです。
とにかく戯曲そのものが魅力的なので、そのおもしろさを余すことなく引き出し、皆さまにお届けしたいと思っています。
19世紀後半のイングランドを舞台にした物語ですが、現代の日本にも通じる普遍的なテーマがあります。
素晴らしい役者のおふたりとともに、濃密な二人芝居を紡ぎます!
翻訳家 津志メイコ
初めまして。この度、下平さんと共に翻訳を担当いたしました津志と申します。ロンドンの古い厩舎を改装した劇場で観たこの作品を、満を持して日本でもお届けすることが叶い、大変嬉しく思います。
19世紀のイギリスが舞台となっていますが、きっと今を生きる私たちにも響くお話だと信じております。
愛さずにはいられない二人が劇を通してどんな答えを見出すのか。
ぜひ劇場で見届けていただけたら幸いです。
松田洋治
一読して最初に頭に浮かんだのはなぜか「BENT」という戯曲と我が師匠・青井陽治さんの顔でした。
二人芝居でもないその作品がなぜ浮かんだのかはわかりません。が、長年「BENT」をやりたいと思い続けるも叶わずにいる私に師匠が「お前がやるべきなのはこっちだ」と言っているのだと思いました。
人はどんな境遇になろうと自分の見据えるべきものを見定め、最後の瞬間まで自らの足で歩んでいかねばなりません。
自分はそれが出来ているのか?人生の後半に対する覚悟をこの作品と通して自らに問いていきたいと思います。
松田 凌
ロンドンのオフエンドで上演された本作、日本での初演に向け情熱ある心のもと劇作家、カンパニーと直接交渉し実現に至るとお聞きしました。
その経緯を知り、戯曲を拝読しまして、是非宜しくお願いしますとお伝えしました。
ちゃんと向き合って舞台に立たせていただきたいと思います。
二人で紡ぐ物語です。
よろしければあらすじを読んでいただいて、我々の心の中はどうなってるのか、是非覗きに来てください。
公演概要

「スタンダード・ショート・ロングドロップ」
【作】レイチェル・ガーネット
【翻訳】津志メイコ、下平慶祐
【演出】タカイアキフミ
【会場】すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1-1-10)
【公演期間】2026年1月14日(水)〜1月19日(月)
【CAST】
松田洋治、松田 凌
【チケット料金】
S席:8,500円
A席:7,000円
U-24:4,500円
高校生以下:1,000円
(税込・全席指定)
【チケット発売日】
特典付き先行販売:2025年10月30日(木)19:00〜11月9日(日)23:59
一般販売:2025年12月1日(月)19:00
【公式X】https://x.com/SSLD2026
【公式HP】http://spacenoid.jp/stage/04/
【公演に関するお問いわせ】 info@spacenoid.jp
【企画・製作】Spacenoid Company
