中井貴一、藤原丈一郎（なにわ男子）、永作博美ら出演。『月とシネマ2023』開幕！「お客様がいてくださることによって芝居は成熟し進歩していく」

2023.11.08

REPORT

2023年11月6日（月）より東京・PARCO劇場にて、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ　『月とシネマ2023』が開幕した。

2021年4月に上演を予定していた『月とシネマ』。コロナ禍で残念ながら上演は叶わなかったが、新たなキャストを迎えて、今秋バージョンアップした『月とシネマ2023』が届けられる。

出演には、2021年版でＧ２、中井貴一、藤原丈一郎と共に、全公演中止決定のギリギリまで稽古に臨んだ村杉蝉之介、たかお鷹。この並々ならぬ想いを抱えたメンバーと共に、バージョンアップした2023年版の『月とシネマ2023』を彩るキャストには、永作博美、清水くるみ、木下政治、金子岳憲、奥田一平、今井朋彦といった実力派俳優が揃った。

今回は、中井貴一、藤原丈一郎(なにわ男子) 、永作博美、村杉蝉之介、清水くるみ、木下政治、金子岳憲、奥田一平、たかお鷹、今井朋彦、G2（脚本・演出）が登壇した初日前会見の様子と舞台写真をお届けする。

初日前会見レポート

G2は「いろんなところで言い続けてきましたが、コロナで中止になり、そしてまた違う形となってお客さんに見せられる実感がまだないですが、ご覧のようにとても優秀な世界に誇れる俳優が集まっているので、僕自身初日を楽しみにしています」と

奥田は「今回、新たなキャストを迎えて公演ができるということ、そこにまた参加ができることに喜びを感じております」と

金子は「緊張していますが、頑張りますのでよろしくお願いします」と

木下は「とても風通しのいい稽古場で、それぞれが通称で呼び合っていました」と

清水は「笑いあり涙ありのコメディ作品で、お客さんが入って初めて完成するものだと思うのですごく楽しみです。あと、個人的には藤原くんの衣装がすごくお似合いの部分があって、シリアスなシーンなのですが、すごく楽しい感じになったので、どんな反応があるか気になります」と

杉村は「前回はご存知の通りコロナ禍になってしまい、今回は初めてお客さんの前でできることがとても嬉しい」と

たかおは「充分に稽古したので、ただ淡々とやるだけ、よろしくお願いします」と

今井は「とにかく1日中笑いが絶えない、本当に楽しい稽古だったので、その雰囲気をそのまま舞台に乗っけられたら、成功間違いなしと思います」と

永作は「稽古もそれぞれの思いで動くタイミングで作っていっている感じがあって、気持ち良く稽古ができました。観た後に気分が軽くなって、うっすら顔が笑っちゃうような感じで帰れるような作品になっているので楽しみにしてもらえたら」と

藤原は「僕が演じるのは映画会社の宣伝部の若手社員で要所要所で書き回すようなアクセントになっている役だと思います。中井貴一さんとの掛け合いも見どころなので楽しみにしていただけたら。今日、約2年ぶりにパルコ劇場さんで初日を迎えられることが僕自身すごく嬉しいです。昨日は関西がすごく”あれ”で盛り上がってますので負けないように、今日から『月とシネマ2023』を盛り上げられたらと思います」と

中井は「皆さん前回っておっしゃっていますが、誰も見ていないので、今回が初ということになるんだと思います。2年前、僕たちの前の作品がコロナ禍で中心になって、この場所で1か月稽古をして、そしてこのようにセットが立っていざ本番という時に緊急事態宣言が出て中止になって、大阪までの間には緊急事態宣言が終わるんじゃないかということを目標に1ヶ月間稽古をしていたら結局全て全公演中止という形になってしまいました。

その時に、芝居って1番大切なのはお客様なんだということがすごくわかりました。お客様がいてくださることによって芝居っていうのは成熟し進歩していくんだって。今日初めて、その成熟させてくれるお客様と相対することになって、今までちょっと必死すぎたので、どういうような反応になるか心配ですが、全員で最後まで怪我のないように、お客様に夢を配れるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。