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真田佑馬、梅津瑞樹ら出演。劇団鹿殺し 活動20周年記念公演 『キルミーアゲイン’21』開幕!

REPORT

活動20周年を迎えた、劇団鹿殺しの記念公演『キルミーアゲイン’21』が紀伊國屋ホールにてついに開幕した。

ゲストには真田佑馬、梅津瑞樹ら話題の二人から、小林けんいち(動物電気)、谷山知宏(花組芝居)ら、劇団の黎明記を支えた面々まで、活動20周年に相応しいゲストが集結し、劇団員と共に紀伊國屋ホール・IMPホールの2都市公演に臨む。

20周年の幕開けには、作 丸尾丸一郎×演出 菜月チョビという劇団本公演ならではクリエイションにタテタカコが音楽で参加、本公演では3年ぶりとなる劇団での「楽隊」による演奏で届ける。

鹿殺しの代名詞とも言える、俳優による演奏は舞台上を生きる俳優ならではの息遣いが加わることで、ライブエンターテイメントでしか体験できない音楽を創造し、観るものの心を揺さぶる。
菜月チョビの歌唱×楽隊の演奏という、劇団鹿殺しの濃度が高いパフォーマンスを、存分に味わうことができる作品だ。

また、脚本家・演出家として外部活動を行う機会が多い、丸尾丸一郎の「役者」の一面を堪能することができるのも、劇団鹿殺しならでは。今作では主軸を担う村の男・河本をリライトによりさらに深化させ、熱演する。

客演陣の活躍にも注目。
真田佑馬が演じるのは、17年前に起きた事件が忘れられず、東京から故郷に戻ってきた脚本家・藪中。

ダム建設反対のために村の人々と作り上げた舞台「人魚伝説」は、真面目にやればやるほど滑稽なドアングラ演劇になってしまうことに頭を悩ませる、コミカルとシリアスが同居した人物を見事に演じあげる。
挫折を味わう男の物悲しさを体現したかと思えば、劇中の舞台「人魚伝説」の中では振り切った貝殻ビキニ姿で魅了する。

梅津瑞樹が演じるのは、顔は良いのにそれ以外が残念な男・山根亮太。
劇中の舞台「人魚伝説」では、出演シーンの半分以上が「人魚」という異色の役どころを、思いきりの良い演技で演じきる。
加えて、元演劇部の先輩、大蔵を小林けんいちが、地元劇団たにしの二代目座長を谷山知宏が演じ、作品に厚みを加える。

今作は劇場公演に加え、10/9・10/10に配信公演も実施。(終演後1週間見逃しアーカイブ視聴可能)

おうちから劇場に灯を灯せ!を合言葉に、さまざまな場所で作品を楽しむことができる。

さらに、DVD化が決定&先行予約受付を開始!先行特典として、舞台写真ポストカード(非売品)が同封される。
DVDの詳細は公式オンラインショップ:子鹿商店 http://shika564.com/shop まで。

東京公演は10月10日(日)まで紀伊國屋ホールで、大阪公演 はIMPホールにて、10月17日(日) まで上演される。

活動20周年記念公演に寄せて

菜月チョビ

「待ってても誰にも選ばれないから自分で劇団やるしかない!」
不純な動機で始まった劇団ですが、なんと活動20周年を迎える日が来ました。
楽しかったのか辛かったのか、自分でも解析不能な20年。
でも20年後も丸さんと私の劇団で一緒に作品を作りたいって言ってくれる仲間が存在するなんて、
間違いなく幸せなことだ!幸せを噛み締めて、ここでしかできないクリエイションを楽しみたいと思います。
楽しみに観に来て頂けたら何より嬉しいお祝いです! 

丸尾丸一郎

大学の演劇サークルの旅行、小樽から舞鶴へ帰るフェリーの甲板で
チョビから「一緒に劇団をやらないか?」と誘われて、もう20年が経ちました。
人生は一度しかないから、演劇を続けていない僕のことは分からないけど、
自分らしい特別な人生を歩めているんじゃないかなーと感じています。
「幸せ」ってことですかね?夏になっても雲行きは怪しいけど、20年の感謝を込めて、
ユウマ、ウメ、コバケンさん、谷やんを交えた新生劇団鹿殺しの舞台に没頭したいと思います。
本当にありがとう!

舞台写真

写真 : 和田咲子

真田佑馬×梅津瑞樹インタビュー 『キルミーアゲイン’21』インタビューはこちら

作品紹介

人魚伝説が残る、山間の渓流にほど近い村。
ダム建設の是非に揺れる村に、東京から一人の男が帰ってきた。
村がダムに沈むのを止めるべく、起死回生のお芝居を作ろうと集まる人々にはえてきた過去があり…。
想いを込めるほどに何故か生まれる滑稽なドアングラ劇と錯綜する過去の記憶。

「もう一度、殺してくれ!」
喜劇の奥で、男たちの叫ぶ声がこだまする。
 
劇団鹿殺し、活動20周年の幕開けを飾る、
渾身の王道音楽劇。
今秋 紀伊國屋ホール&IMPホールに蘇る!

公演概要

劇団鹿殺し 活動20周年記念公演
『キルミーアゲイン’21』

  
作 丸尾丸一郎
演出 菜月チョビ
音楽 タテタカコ
 
■出演
丸尾丸一郎 菜月チョビ 鷺沼恵美子 浅野康之 
メガマスミ 長瀬絹也 内藤ぶり 藤綾近 前川ゆう
真田佑馬 梅津瑞樹 小林けんいち(動物電気) 谷山知宏(花組芝居)
阿部葵 今村花 笠井唯斗 ばんこく 松本彩音 若月海里
古澤芽衣 アイザワアイ 松永治樹 田中優真

■公演日程
東京公演:2021年9月30日(木)~10月10日(日)@紀伊國屋ホール
大阪公演:2021年10月15日(金)〜10月17日(日)@大阪IMPホール
※10月9日(土)・10日(日)に配信公演を実施いたします

■特設サイト 
http://shika564.com/killme2021

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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