藤ヶ谷太輔主演。真彩希帆、平間壮一ら出演。ミュージカル『ドン・ジュアン』ゲネプロ＆取材会レポート！

――真彩さんは今回が宝塚を退団して初めての公演ということですが、戸惑いや新鮮な驚きはありましたか？

真彩：新鮮な驚きはいろんなところで日々感じているんですが。藤ヶ谷大輔さんという方は、パフォーマーとしてもとてもスターだなと感じられる人なんです。これはご本人にもお伝えしているんですけど。人を惹きつけられる魅力という部分で、ドン・ジュアンに通じるところがあるなと稽古場からも思っていましたし。温かい藤ヶ谷さんの周りには、とても素晴らしいカンパニーのみなさんがいらっしゃって、スタッフの方々も優しい方ばかりです。ですので、不安というよりは、早く安全な状態でお客様に観ていただきたいという気持ちが強かったですね。毎日舞台に立てる幸せを心から感じています。

――男性と抱き合うシーンについてはいかがでしたか？

真彩：いろいろなインタビューでもお答えしているんですけど、私は人というものをあまり男性、女性で見ていなくて。パフォーマーとして舞台上で一緒にやる仲間として見ているんです。男性だからドキドキするというよりは、役として、マリアがドン・ジュアンに対してどう思うかという、そういったときめきを毎日感じさせていただいております。ありがとうございます。

鶴見：勉強になるわ、本当に。私もそう思いました。

真彩：そうなんですよね。男性、女性というよりは人として、みなさんとご一緒できているのが嬉しいので。はい。

――「勉強になった」とおっしゃっていた鶴見さんは、初演を経て2年ぶりの共演に臨まれていかがでしたか？

鶴見：このドン・ジュアンという役は、芝居が上手くて、歌が上手いだけじゃダメなんですよ。ではできる人は誰か。今考えてみると、藤ヶ谷くんしかいないんじゃないかと思いますね。

生田：（力強く、うんうんと頷く）

鶴見：だいぶ板についてきて、自分のものにしているなという印象です。本人は謙虚に「手応えは……」なんてぼやかして言ってましたけど、十分手応えはあるとみんなは感じていると思います。

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