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堂本光一主演、佐藤勝利、北山宏光ら出演。『Endless SHOCK -Eternal-』製作発表レポート!

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2022年4月より東京・帝国劇場、9月に博多座にて上演される堂本光一主演ミュージカル『Endless SHOCK -Eternal-』の製作発表が行われた。

2000年11月にジャニー喜多川氏作・構成・演出で上演された『Millennium SHOCK』が原点となる本作。新型コロナウイルス感染拡大によって一部帝劇公演が中止になったことを受けて、昨年の大阪公演から最小限の機材とスタッフでの公演というニューノーマルに対応した新作『Endless SHOCK-Eternal-』を上演。

また、同年3月には堂本光一監督のもと本編を無観客で撮影し、2021年2月1日には全国の映画館で映像作品として公開され話題に。2・3月の帝劇公演も感染状況が厳しい中、対策を踏まえたうえで『-Eternal-』を上演した。

そして2022年は、新演出・新キャストでの『Endless SHOCK -Eternal-』が4・5月の帝国劇場と9月の博多座での上演に加えて、無観客でパフォーマンスする『Endless SHOCK』(本編)が映像配信されることが決定。

注目の新キャストには、ライバル役としてSexy Zoneの佐藤勝利(帝国劇場公演)、Kis-My-Ft2の北山宏光(博多座公演)の出演が決定。そして、ヒロイン・リカ役には綺咲愛里、オーナー役は帝劇公演で同役最多出演の前田美波里が演じ、博多座公演には島田歌穂を迎える。

今回は、主演の堂本光一をはじめ、佐藤勝利、北山宏光、綺咲愛里、島田歌穂、前田美波里が登壇した製作発表の様子をレポートする。

製作発表レポート

最初にこの作品への思いを聞かれると、座長・堂本は「世の中がまだまだ落ち着かない中、今回の公演をどうしようかすごく悩みました。スピンオフ版の『-Eternal-』をお届けすると最終決定したのは2日前です。周りのスタッフにも理解を頂き、ギリギリまで悩みました。変な話、この製作発表でも「どっちをやるか分からないね」と言おうかとも思っていたのですが、そうはいかないもので。ただ、やはり『-Eternal-』はスピンオフです。本編を知らないままご覧になる方もいらっしゃると思います。特に今回はキャストが大きく変わりますし。やはり本編を知っていただいた上で『-Eternal-』をご覧いただきたいという思いから、まずは本編を配信でお届けすることにしました。

撮影スケジュール的にはものすごく大変です。でもその大変さをエネルギーに変えて、それを皆さんにお届けできたらいいなと思っています。ジャニーさんと共に歩んできたこの作品を楽しみにしてくださっている方々に、どうすればワクワクするエンターテインメントをお届けすることができるかを常に考えていて……今回はこういった形になったということと共に、まだ発表も名言もできないですが、それ以外にもう一つ自分のなかで思っていることがあるんです。それはまだ全然形にもならない可能性のものなので。なんにせよ、お客様に今こういう状況でも安心して楽しんでいただけるエンターテインメントをお届けできるように、やっていきたいなと思っております」と熱く語った。

続いて、佐藤は「ラ、ライバ……ライバル役…すみません、緊張しています。……ライバル役を演じさせていただきます、Sexy Zoneの佐藤勝利です。

僕は14歳でジャニーズに入ったのですが、それまでエンタメに触れたことはなくて、初めて生で触れたのが『Endless SHOCK』でした。光一くんからは「お前もう飽きただろ」と言われるくらい何度も観させていただきました。その時から本当に強い思いがありまして、本来なら上演初日の1ヶ月前くらいに稽古に入るのですが、僕は11月から先走って稽古をしていて、強い思いで一生懸命やりたいと思っています。

そんな僕を見て、光一くんが「失敗を怖がらずにやったほうがいいよ」と仰ってくれたので、失敗を恐れずに下手だと思われてもいいように腹を括って、新しい僕・ライバル役の新しい一面として殻を破っていけたらいいなと思います。一生懸命やらせていただきます。よろしくお願いします」と緊張した表情を見せた。

北山は「博多座では本編とスピンオフのどちらをやるか分からないというのを、先ほど前室で初めて聞いた、ライバル役の北山宏光です(笑)。光一さんは覚えていないかもしれないですけど、僕にも「もう飽きただろ?」と言ったんです(笑)。僕も結構観に行かせていただいているので。この作品を観ていると、すごくジャニーさんの香りがするというか、自分が事務所に入った時から21年間、いろんなことを教えてもらったんだということを感じられる作品だなと思います。

このご時世のなか、ライバル役に選んでいただいたことにものすごく感謝したいです。勝利も言っていましたが、僕も20~21年前に初めて見たのが『SHOCK』だったので、21年前の自分に「20年後、お前はライバル役になってるぞ」と言ってあげたいなと言う気持ちもあります。そして、20年越しにステージに立てるということを本当に嬉しく思います。よろしくお願いします」と語った。

ヒロイン・リカを演じる綺咲は「皆様から長く愛されている作品、その作品に今回一員として携わらせていただけること、本当に心から光栄に思っております。ショー場面にフライングにダンス、そして日本舞踊と殺陣と全てをギュッと詰め込んだような、とてもダイナミックな舞台だと初めて『SHOCK』を拝見した時に思いました。人の愛や友情・絆が伝わってくる作品で、みなさんのエネルギーにとても心打たれました。その一員になれることに、まだ夢見心地ですが、しっかりと食らいついていきながら精一杯大切に演じていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします」と語った。

帝国劇場公演でオーナー役を演じる前田は「今年も、こよなく愛する『Endless SHOCK』にオーナー役として出させていただけることを、本当に幸せに思っております。またスピンオフ版になってしまったんだと残念に思っている方もいらっしゃると思いますが、光一さんは毎回進化します。作品のために、きっと去年と違う『-Eternal-』を見せていただけると私も祈っておりますし、皆さんもどうぞご期待くださいませ。新しいメンバーと共に、また素敵な作品を作っていきたいと思います」と力強くコメント。

博多座でオーナー役を演じる島田は「長い間、光一さんが命を削るような思いで大切に続けてこられたこの作品に参加させていただけることは本当に光栄ですし、嬉しいです。

私は『Endless SHOCK』を2回拝見して、『-Eternal-』もDVDで拝見させていただいたのですが、あらゆるエンターテインメントが詰め込まれていて、なんてすごい作品なんだと圧倒されました。と同時に、光一さんはこの作品をどれだけの想いで、ずっと進化させながら続けてこられたんだろうと。本当に感動して、力をいただきました。

オーナー役は本当に恐れ多くて、プレッシャーに押し潰されそうですが全身全霊で頑張ります。どんな形になろうと、光一さんについていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します」と語った。

同じ事務所の先輩・後輩となる堂本と北山・佐藤に互いの印象を聞いてみると「我々ジャニーズはファミリーとも言われていて、「Johnny’s Festival」だったりで顔を合わせるとすごく自然な感じがするんです。だけど考えてみると、がっつりと一緒に仕事をするというのはあまりないんです。そういった意味で舞台は年齢も関係なく、稽古からいろんなことを共有しながら作っていくもので、先輩と後輩じゃなくて一人の人間・役者として向き合うことでこれから僕が知らない佐藤勝利と北山宏光を発見するのが今から楽しみです。

勝利は『SHOCK』がすごく好きだからこそ、迷惑かけられないなって思っていると思うんです。でも、それは違うよ。どんどん稽古場で失敗して、それを共有して、ステージでもたくさん失敗していけばいいんだよと電話で伝えました。もちろんその気持ちもわかるけど、いっぱい失敗して、あの失敗最高! って言えるのを楽しみにしています。

北山という名前は以前から話には出ていたんです。『SHOCK』をやるうえで、ライバル役は絶対に欠かせない役で、そのなかでそれを出来る人を話し合った時に、北山どうだろうねという話は、結構前に。でも北山は第一線でやっている人ですし、勝利もそうですから。スケジュールもあるし、いろんなことを考えた上でどのタイミングで一緒にやれるかと。それが今できたという感じです。だから、僕としてはこの2人とできるのはすごく嬉しいです」という堂本からの言葉を受けて、佐藤は「ずっと背中を追わせていただいている先輩です。ちょっとマニアックなんですけど、光一くんはMCの時にたまに動くんです。好きすぎて、Sexy Zoneでも僕はやってました(笑)。光一くんのソロ曲をカバーさせていただいたり。あとは、電話をしていて「ジャニーさんじゃないかな?」と思うことがあります(笑)。最近近付いてきていますよね」と笑顔を見せた。

続けて北山は「先ほどの、僕の名前が以前から出ていたというのが、めちゃくちゃ嬉しいです。でも、初めて聞くことばかりで……勝利はだいぶ前から稽古をしているのに僕はしていないし、勝利には電話がかかってきたって言ってるけど僕にはかかってきてないし(笑)。

僕はジャニーズに入る前から、 Kinki Kidsさんの歌を歌っていて、ドラマも見させていただいていましたし。僕の青春というか、学生時代にすごく意識していた存在です。そういう存在の方と、一緒に舞台に立てるのは本当に光栄です」と話した。

オーナー役として本作に長く出演している前田に、堂本の印象やエピソードを聞いてみると「長年やってきたなかでも、とくにこの2年間は私達の気持ちではなく、この世の中だからこそ仕方がなくストーリーを変えないといけなくて。そのなかでも光一さんは私たち出演者に「明日からの舞台、やめる? それともやる? やるならどういう形がいいだろう?」と相談してくださって。私達は「今だからこそ”Show Must Go On!”であって、やらなくてはいけない、今だからこそ意味があるんじゃないか、どんな形にせよ舞台をやりたい」と、みんなが言ったんです。

それを聞いた光一さんが「うん、わかった。これで内容が頭の中でだいたい決まった」と。次の日にはほとんど台本ができていて、光一さんはこの作品を本当に愛していらっしゃる。なんとかして、たくさんのお客様のために考えてくださったのではないかと、それがまた最高の素晴らしい演出だなと思いました。これからもどういう演出になるのか、どう進化させていくのか、ファンとしても楽しみです。それほど、私はこの作品が好きなんです」と話してくれた。

そんなエピソードに基づいて、演出やアイデアについてはどのように考えているのかを堂本に聞いてみると「考えているフリをすることですね(笑)」と意外な答えが返ってきた。

その場にいた他のキャストも「どういうことですか……(笑)?」と不思議がってさらに聞いてみると「説明が難しいんですけど、やっている仕事ってこれだけではないじゃないですか。でもどこかしら、脳みその片隅で”どうしたら楽しいエンターテインメントをお届けできるかな”ということを置いておくんです。そうすることで、勝手に出来ちゃいます。勝手に出来ちゃうと言うと、すごくラクみたいであまり伝わらないと思うんですけど。

あとは、寝る時になんとなく想像して、その時はなにも解決策を思いつくことなく寝ます。でも、次の日に稽古場にいくと出来ちゃうんです。不思議なもので、そういうものなんですよね。もちろん、なにか作らなくてはと向き合う時間もありますけど、常に脳みそに置いておくとアイデアが湧いてくるんです」と説明した。

最後に、本作を楽しみにしてくれている方々へのメッセージとして、堂本は「初めてご覧いただく方もいると思います。そんな方にも、スピンオフだけでなく、本編も感じていただきたいなという思いから配信をお届けすることを考えました。ぜひそちらを観てもらった上で、『-Eternal-』を観ていただきたいと思っております。

客席上空を飛ぶフライングはまだ控えるべきだという、僕の中でも決断がありました。でも、それらをなしにしたとしても『-Eternal-』という作品を昨年よりも進化させてお届けしなきゃいけないんだなと、今思いました(笑)。

本編を配信でご覧いただいて、そして出演者の奥底みたいなところを『-Eternal-』で感じていただけたらと思います。配信とステージというのは、もちろんお客様のためなんですが、自分のためでもあるというか。自分に課すものがないといけないなという気持ちもあったんです。そこからなにか生まれてくるものを、自分自身も楽しみにしているところです。

まだまだ世の中はこういった状況ではございますが、少しでも潤いというものをお届けできたらと思います。なによりもいろんな方々の協力があって今があると思いますので、それにも感謝しながらステージに立たせていただきたいと思います」と座長としての思いを語った。

文・撮影:THEATER GIRL編集部

『Endless SHOCK』本編ストーリー

ニューヨーク・ブロードウェイ。繁栄と衰退を繰り返すショービジネスの中心。
その中で揉まれながらも常に頂点を目指し続ける若きエンターテイナー、コウイチ(堂本光一)。
彼が率いるカンパニーのスタートはオフ・ブロードウェイの劇場。
小さな劇場だが、コウイチのショーはいつも人気で大盛況だった。カンパニーの誰もがコウイチと共にショーを続けたい、と思っていた。
ある日、カンパニーの心を動かすひとつの事件が起きる。新聞に、コウイチのショーを絶賛する記事が載ったのだ。さらにオーナー(前田美波里/島田歌穂)は、コウイチにオン・ブロードウェイからオファーがあったことを告げる。
カンパニーの誰もがショービジネスの頂点に進出出来る!と喜びと期待に胸を膨らませ、コウイチの幼なじみのショウリ/ヒロミツ(佐藤勝利/北山宏光)も溢れんばかりのステージへの夢を描くが、オン・ブロードウェイからのオファーは、
次第にコウイチやショウリ/ヒロミツ、オーナーの娘リカ(綺咲愛里)らカンパニーに亀裂と混乱を生じさせる。
そんな時でも・・・そして、ある事件によって、コウイチの肉体と魂を分かつ最悪の状況に陥っても “Show Must Go On!”
コウイチはショーへの信念を持ち続け、カンパニーを一つにしていく・・・。

公演概要

『Endless SHOCK -Eternal-』

エターナル・プロデューサー ジャニー喜多川
作・構成・演出・主演 堂本光一

出演:
佐藤勝利(帝劇)/北山宏光(博多座)
越岡裕貴 松崎祐介
高田翔 原嘉孝 大東立樹 今村隼人
石川直 綺咲愛里
前田美波里(帝劇)/島田歌穂(博多座)

4月10日(日)~5月31日(火) 帝国劇場
9月 博多座

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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