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堂本光一主演。『Endless SHOCK -Eternal-』上演1900回 記念カーテンコールレポート!

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現在帝国劇場にて上演中となる『Endless SHOCK -Eternal-』が、5月31日(火)昼の部にて、ミュージカル単独主演記録を自ら塗り替え、上演1900回を達成した。

2000年11月の初演『Millennium SHOCK』(作・構成・演出ジャニー喜多川)以来、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける『SHOCK』。堂本は当時21歳で、帝劇史上最年少座長として上演が始まった。

一昨年からは主演に加えて作・構成・演出にクレジットされての公演となるが、2020年2月28日以降3月いっぱいまでの帝劇公演は新型コロナの影響で中止を余儀なくされた。その後、インスタグラムライブなどでお客様にメッセージを届け続け、9・10月の大阪・梅田芸術劇場メインホール公演では、感染防止を念頭においての演出・構成を施したスピンオフ公演『Endless SHOCK -Eternal-』を上演。大好評を得て、2021年2・3月の帝劇公演も引き続き『-Eternal-』を上演した。

今年の4・5月帝劇公演も感染状況を踏まえ、新演出による『-Eternal-』公演を開催するのと並行し、無観客配信公演として『Endless SHOCK』本編を製作した。9月には博多座での公演を予定している。

コロナ禍が続く中、万全の感染対策を敷きながら公演を行ってきたが、定期的に行っているPCR検査において、アンサンブル・キャストに陽性者が判明。7公演休止を経て、5月25日夜の部から再開し、 5月31日(火)昼の部にて上演1900回を達成した。

今回は、上演1900回カーテンコールの様子をレポートする。

上演1900回カーテンコールレポート

「さあ! いきなりですが、ここからは松崎祐介が司会進行を務めさせていただきます!」と、ふぉ~ゆ~・松崎のマツ節全開な挨拶で始まった上演1900回カーテンコール。「夜公演もあるから5分で終わらせてね」と堂本がツッコむと「いや、5倍(の長さで)!」とアピールし、客席からは拍手が沸き起こる。

松崎がおつゆコンビとして親しまれるふぉ~ゆ~・越岡裕貴に「こっしー! くす玉持ってきちゃって!」と声をかけると、紐を引いて登場した越岡の頭上にはくす玉が。そのくす玉を見た堂本は「これ、俺がいつもフライングしてるレール使ってるよね」とすぐに気付く。

越岡がくす玉が開かないようにゆっくりとステージ真ん中にセッティングし、堂本に紐を手渡すと「音楽、お願いします!」という松崎の掛け声でオーケストラによる音楽が流れる。

音楽に合わせ、堂本が勢いよく紐を引くと「祝1900回!あと100回!」の文字が書かれたくす玉が開いた。

そして、予めサプライズとして観客に配布されていた一輪のバラが一斉に掲げられ、客席は赤く染まった。加えて、オーナー役の前田美波里とライバル役の佐藤勝利からキャスト・オーケストラ総勢63名分の想いが詰まったバラの花束が、堂本に贈呈される。

客席をバックに記念撮影をする際にも「バラを高く上げていただいて。みなさん、しばらくお尻を……。ご協力ありがとうございます」と観客への声掛けを忘れない松崎。

写真を撮り終え、松崎が「後ろのスクリーンをご覧ください」と声をかけると、俳優陣からのメッセージ動画が。

井上芳雄からは「僕もずっと帝劇で稽古していたので、一緒にSHOCKに出ているような気持ちでした。そのまま舞台に出ていこうとしたもののスタッフに止められて叶いませんでしたが、この日を迎えられたこと、SHOCKが進化していることが自分のことのように嬉しいです。これからも続きますように。そして、また会えるのを楽しみにしています。おめでとうございます」とメッセージ。

音月桂からは「光一さん、お元気ですか。1900回おめでとうございます。光一さんはじめ、出演者のみなさんの愛が詰まった公演が1900回。観に来てくださったお客様も愛を受け取って笑顔で劇場を後にしていると思うと、お客様と出演者の方との心の繋がりがあるんだなと思います。Endlessということで、2000回・3000回・1万回と迎えられますことを祈っております。おめでとうございます」とメッセージ。

上白石萌音からは「おめでとうございます。1900回、すごいですね。初めてSHOCKを拝見したのが中学生の時で、お仕事を始めたばかりで勉強のために観させていただきました。感動したのを覚えております。光一さんが”階段落ちは痛い”と仰っていましたが、これからもお体を労わりながら、2000回に向けて皆様で頑張ってください。また観に行きます」とのメッセージ。

最後には、演出家のジョン・ケアードから「1900回上演達成おめでとうございます。すごい数ですね。2000回やっても僕は驚きはしないよ。だから頑張ってね。コウイチクン、ダイスキダヨ」と最後は日本語でもメッセージを送った。

ミュージカル「ナイツ・テイルー騎士物語ー」メンバーからの豪華なメッセージに「これはありがたい!嬉しいです。それぞれの場所で頑張っているなか、まだ繋がっている感覚になれることはなかなかないので、すごく嬉しいし、ありがたいし、心強く思います」と笑顔を見せた。

また、観客席のバラと堂本自身が両手に抱えるバラの花束について聞かれると「今年もバラ風呂……やりますか?あれ、結構大変なんですよ(笑)もしやったらインスタにあげようと思います」とファンにとっては楽しみな一言も。

今月25日までの数日間、コロナの影響で公演が中止になったことについては「2年前は中止しか考えられなかったのが、今はいろんな形を考えられるようになりました。今回もスパっと中止にして、しっかり再開の目処を立てるという流れで感染が広がることもなかったですし、みんなで辛さも共有しています。あとは、お客様の理解がありがたいと感じました。本当は1900回公演ももう少し前で、その回に入る予定だったお客様には申し訳ない気持ちもありますが、自分にとっては1900回というのはあまり関係ない。その日のその公演が特別だと思っています。2000回公演は……みなさん、気が早いですよ。でも、1800回が、つい最近だった気がするんです。回数は自分だけのものではないなと思っていますし、自分がやりたくてもできるものでもないので。皆さんの想いに応えていくことが全てで、それが数になっていると思います。この先は本編をお見せしたいですし、一つ一つの積み重ねだと思っています。いつになることやら、ですけども、頑張ります」と述べた。

製作発表会の時にも話題に上がっていた体重について聞かれると「最近は測っていないので分からないです。体感では若干痩せたとは思います」とのこと。

最後に松崎が「ここは、最後に、光一くんがバシっと決めてください!」と振ると「いろんなことを理解の上、たくさんの協力のもと、皆様のおかげで幕を開けることができています。その想い一つ一つに、これからも応えていきたいです。改めて、気持ちを引き締めていきます。そして、夜公演に繋げたいなと思っております。本当にありがとうございました」との堂本の言葉に客席は拍手に包まれ、1900回カーテンコールは終了した。

文:水谷かな子

『Endless SHOCK』本編撮影&囲み会見レポ―トはこちら

『Endless SHOCK -Eternal-』製作発表レポートはこちら

ストーリー

ニューヨーク・ブロードウェイ。繁栄と衰退を繰り返すショービジネスの中心。
その中で揉まれながらも常に頂点を目指し続ける若きエンターテイナー、コウイチ(堂本光一)。
彼が率いるカンパニーのスタートはオフ・ブロードウェイの劇場。
小さな劇場だが、コウイチのショーはいつも人気で大盛況だった。カンパニーの誰もがコウイチと共にショーを
続けたい、と思っていた。
ある日、カンパニーの心を動かすひとつの事件が起きる。新聞に、コウイチのショーを絶賛する記事が載った
のだ。さらにオーナー(前田美波里)は、コウイチにオン・ブロードウェイからオファーがあったことを告げる。
カンパニーの誰もがショービジネスの頂点に進出出来る!と喜びと期待に胸を膨らませ、コウイチの幼なじみ
のショウリ(佐藤勝利)も溢れんばかりのステージへの夢を描くが、オン・ブロードウェイからのオファーは、
次第にコウイチやショウリ、オーナーの娘リカ(綺咲愛里)らカンパニーに亀裂と混乱を生じさせる。
そんな時でも・・・そして、ある事件によって、コウイチの肉体と魂を分かつ最悪の状況に陥っても
“Show Must Go On!”
コウイチはショーへの信念を持ち続け、カンパニーを一つにしていく・・・。

公演概要

『Endless SHOCK -Eternal-』

エターナル・プロデューサー ジャニー喜多川
作・構成・演出・主演 堂本光一

出演:
佐藤勝利(帝劇)/北山宏光(博多座)
越岡裕貴 松崎祐介
高田翔 原嘉孝 大東立樹 今村隼人
石川直 綺咲愛里
前田美波里(帝劇)/島田歌穂(博多座)

4月10日(日)~5月31日(火) 帝国劇場
9月 博多座

公式サイト:https://www.tohostage.com/shock/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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