眞嶋秀斗×前田隆太朗×坪倉康晴インタビュー　ざんねん系おもタメミュージカル『ざんねんないきもの事典～いきものたちの逆襲～』「年齢問わず、これを機に舞台を知ってもらえたら」（後編）

2022.07.19

INTERVIEW

2022年8月18日（木）より、東京・あうるすぽっとにてざんねん系おもタメミュージカル『ざんねんないきもの事典 ~いきものたちの逆襲~』が上演されます。

本作は、一生懸命なのにどこか“ざんねん”ないきもの達の意外な一面を紹介する、累計発行部数470万部超えの人気シリーズ『ざんねんないきもの事典』の初の舞台化作品。原作は『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』で堂々の二連覇を達成し、アニメやTVドラマ化、今夏にはアニメ映画が公開されるなど、小学生を中心に幅広い世代に愛されています。

本作で主演を務めるのは、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンや斬劇『戦国BASARA』、舞台『アーモンド』の他、映画やドラマでも活躍をする眞嶋秀斗さん。また、ミュージカル『テニスの王子様』や舞台『鬼滅の刃』など、2.5次元舞台を中心に活躍をする前田隆太朗さん、劇団番町ボーイズ☆のメンバーで舞台『魔法使いの約束』などに出演する坪倉康晴さん、舞台『ナポリの男たち』や舞台けものフレンズ『JAPARI STAGE!』などに出演する田崎礼奈さん、’05年よりアイドルグループ°C-uteのメンバーとして活躍し、グループ解散後は俳優として活躍をする矢島舞美さんが出演。さらには、『セールスマンの死』など数多くの舞台へ出演し、俳優だけでなく舞台の演出・脚本を始め幅広く才能を発揮している加藤啓さん、舞台を中心に数多くのTVドラマにも出演し活躍する野口かおるさん、数々の映画・ドラマ、『私のホストちゃん』シリーズなどの舞台にも出演している小川菜摘さんと豪華なメンバーが揃いました。

今回THEATER GIRLは、眞嶋秀斗さん、前田隆太朗さん、坪倉康晴さんにインタビュー。後編では、作品への意気込みやご自身の意外な一面について語っていただきました。

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一生記憶に残るような舞台にしたい

――まだ稽古は始まっていないとのことですが（取材時）、現時点で楽しみにしている部分がありましたら教えていただけますでしょうか。

前田：人間たちが動物になったり、動物たちが逆に人間になったり。動物と人間の戦いみたいなものもあるので、分かりやすいエンターテインメントになるのかなと思います。僕自身も分かりやすいものが好きですし、緩急のあるお芝居になるのかなって。

坪倉：原作だと最初は動物たちの紹介だったので、人間じゃなくて動物をがっつり演じるのかなと思ったんですけど、人間と動物の関わりも含んだストーリーとして進んでいくのかなと思っています。動物の立場になったことがないのですが、すごく楽しんで演じられそうだなという印象です。隆くんも言っていたんですけど、小さい子から大人まで男女・年齢問わず、皆さんに楽しんでいただけるような、そういう作品にしたいなと思っています。

眞嶋：サブタイトルになっている“いきものたちの逆襲”っていう言葉を見た時に、人間と動物がバトルするんじゃないかなっていうのを考えました。あとは、可愛い生き物もいれば、ちょっと見た目が怖い生き物や気持ち悪い生き物も登場して、子どもの夢にも出てきちゃうようなインパクトに残るシーンもあるのかなって。そういう意味でも、子どもの記憶に一生残るような舞台にしていけたら嬉しいです。なかなかこういう作品はないと思うので、せっかくなら忘れられないような作品にしたいですね。

前田：ひと夏の思い出になったらいいよね（笑）。

怖い、穏やか、可愛いというギャップがある

――本作は生き物の意外な一面を紹介していますが、皆さんのなにか意外な一面があれば、教えていただけますでしょうか。

前田：僕はすごくインドアなんですけど、さっき秀斗くんと話していて「意外だね」って言われました。アクティブな印象を持ってくれていたみたいで。でも、休みの日はなるべく家から出ずにいたいタイプです。家が超好きっていうわけではないんですけど、人混みが苦手であまり外に出ないんです。意外ってよく言われますね。

あとは、意外と言うか、康晴も言っていたように「第一印象が怖い」ってよく言われます。全然そんなこともないので、実際に話してみたら怖くないっていうのも意外な一面になるのかなって思いますね（笑）。

――お2人はいかがでしょうか？

眞嶋：僕は逆に、よく穏やかに見られますけど、全然穏やかじゃないです（笑）。

前田：逆に？　怖いよ（笑）。

眞嶋：心の中はいつも荒らぶっていますし、常にせかせかしていると思います。

坪倉：僕は、プライベートでは無口な方なんです。あまり自分から喋ったりしないので。でも、さっき眞嶋さんにも言われたように、どの現場に行っても「声が特徴的だね、可愛い声だね」って言われることが多いです。

前田：可愛くはないでしょ（笑）。

坪倉：本当に、言われるんですよ（笑）。高くて可愛いねって。

前田：でも、たしかに見た目とのギャップもあって可愛いのかな。

坪倉：そういうことなんだと思います（笑）。

新しい発見やきっかけを与えられる作品にしたい

――では最後に、本作を楽しみにしている方へ向けて、メッセージをいただけますでしょうか。

眞嶋：生き物に興味があるとか魚が好きとか、きっかけはなんでもいいので、大人の方にも観てほしいですね。普段あまり舞台を観ない方にこそ観ていただけたら嬉しいです。この夏は嫌なこととか全て忘れて、一緒に生き物たちと騒ぎ明かしましょうという想いです！（笑）よろしくお願いします。

前田：舞台でやる意味、生で観ることの意味が生き物の表現に関わってくるんじゃないのかなと思っています。村上さんとお話しした時にも仰っていたんですけど、大人たちが一生懸命作ったものを子どもたちが観て、「舞台って面白いな、生き物って面白いな」と思ってくれるような、なにかのきっかけになるような作品にできたら嬉しいなと思います。多分キャストのなかでもやったことのないことに挑戦する人も多い作品になっていると思うので、刺激が欲しいという方がいらっしゃったら、ぜひ観に来ていただければ、楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

坪倉：身近な動物と言えば、猫や犬などをイメージする方が多いと思います。まだ、この作品にどんな動物が登場するかはわかりませんが、楽しいという感情や「こんな生き物もいるんだ」というような新しい発見を届けられるような作品にしたいです。子ども、大人問わず、家族みんなで舞台を観て、この舞台の空気をみんなで共有できたらなと思っています。

取材・文：THEATER GIRL編集部

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