眞嶋秀斗×前田隆太朗×坪倉康晴インタビュー ざんねん系おもタメミュージカル『ざんねんないきもの事典 ~いきものたちの逆襲~』「年齢問わず、これを機に舞台を知ってもらえたら」(前編)
2022年8月18日(木)より、東京・あうるすぽっとにてざんねん系おもタメミュージカル『ざんねんないきもの事典~いきものたちの逆襲~」』が上演されます。
本作は、一生懸命なのにどこか“ざんねん”ないきもの達の意外な一面を紹介する、累計発行部数470万部超えの人気シリーズ『ざんねんないきもの事典』の初の舞台化作品。原作は『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』 で堂々の二連覇を達成し、アニメやTVドラマ化、今夏にはアニメ映画が公開されるなど、小学生を中心に幅広い世代に愛されています。
本作で主演を務めるのは、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンや斬劇『戦国BASARA』、舞台『アーモンド』の他、映画やドラマでも活躍をする眞嶋秀斗さん。また、ミュージカル『テニスの王子様』や舞台『鬼滅の刃』など、2.5次元舞台を中心に活躍をする前田隆太朗さん、劇団番町ボーイズ☆のメンバーで舞台『魔法使いの約束』などに出演する坪倉康晴さん、舞台『ナポリの男たち』や舞台けものフレンズ『JAPARI STAGE!』などに出演する田崎礼奈さん、’05年よりアイドルグループ°C-uteのメンバーとして活躍し、グループ解散後は俳優として活躍をする矢島舞美さんが出演。さらには、『セールスマンの死』など数多くの舞台へ出演し、俳優だけでなく舞台の演出・脚本を始め幅広く才能を発揮している加藤啓さん、舞台を中心に数多くのTVドラマにも出演し活躍する野口かおるさん、数々の映画・ドラマ、『私のホストちゃん』シリーズなどの舞台にも出演している小川菜摘さんと豪華なメンバーが揃いました。
今回THEATER GIRLは、眞嶋秀斗さん、前田隆太朗さん、坪倉康晴さんにインタビュー。前編では、作品への想いやお互いの印象を語っていただきました。
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疑問が多いけれど、純粋に楽しめたら
――まず最初に、本作への出演が決まった時のお気持ちを教えていただけますでしょうか。
眞嶋:僕は原作を知ってはいたんですが、読んだことがなかったんです。それがまさかの舞台、しかもミュージカルになるということですごく驚きましたし、 どうやって生き物を表現するんだろうと気になりました。まだ僕もはっきりとは知らないので、どんな生き物に会えるのか楽しみです。
前田:僕はミュージカルが好きなので、出演が決まってワクワクしたのと同時に、歌えるのかなって少し不安になりました。それから、原作を知らなかったので「ざんねんないきものってなんだ? ざんねんないきものを演じるってなんだ?」みたいな、疑問が多かったです(笑)。でもすごく楽しそうな作品だなという印象で、純粋に作品を楽しめたらいいなと思いました。
坪倉:僕はもともと動物が大好きでいろんな動物に興味を持っていたので、眞嶋さんと同じように、この原作は知っていました。でも、これを舞台化するって聞いても全く想像がつかなくて。いざ考えてみたら、動物を演じる機会ってなかなかないことだと思いますし、ミュージカルということもあって、どんなストーリーになっていくのかが楽しみです。
仲を深めながら作品を作っていきたい
――皆さんは今までに、共演経験やプライベートなどでも繋がりはあったのでしょうか。
前田:坪倉くんとは共演しています。秀斗くんとは面識はあるんですけど、共演はまだしたことがなかったですね。
坪倉:そうですね。眞嶋くんと僕は初めてです!
眞嶋:初めまして(笑)。
坪倉:初めまして、よろしくお願いします(笑)。
――そうなんですね。お稽古もまだとのことですが(取材時)、現時点でのそれぞれの印象はいかがでしょうか。
眞嶋:前田くんは作品のイメージが強いです。以前観た作品でのキャラクターがアクティブで激しかったこともあって、本人も結構上げ上げな感じの方なのかなと思っていたんです(笑)。でも、どうやら話を聞いていると、そうでもないってことがわかりました。あと、同い年なんです。同い年の友達があまりいないので、せっかくの機会なので仲を深めながら作品を作っていきたいです。坪倉くんは初めましてで、今初めてちゃんと声を聞いたような気がする(笑)。
坪倉:そうだよね。
眞嶋:だよね。声がかっこいいなって。マイクついてるのかと思いました! クリアで、1回聞いたら忘れないような声をしていると思います。歌を聞けるのが楽しみです。
坪倉:わぁ、プレッシャーだ(笑)。
――前田さんから見て、お2人の印象はいかがでしょうか。
前田:康晴は1度共演していて、印象か……。うーん。
坪倉:あ、なかったらないで大丈夫ですよ?(笑)
前田:いや、あるある(笑)。すごく、可愛いという印象です。人懐っこい感じもあって、可愛いなと思います! 秀斗くんは、面識があるとは言っても、実はあまり喋ったことがないんです。でも、さっき秀斗くんが言っていたみたいに、同い年なので稽古を通して必然的に仲良くなれるかなと思うので、心配はしていないです。第一印象は真面目そうというか、しっかりしていそうだなって。これから「こんな人だったんだ」という部分を見ていけるような関係性が築けたらいいなと思います。
――坪倉さんは、お2人の印象はいかがでしょうか。
坪倉:隆くんは、共演した時の最初の印象はちょっと怖い方なのかなって。
前田:よく言われる(笑)。
坪倉:オーラというか壁があって、それを壊すのが結構難しかったです。でも、いざ話してみるとめちゃくちゃクールなんですけど、優しさもあって頼りになる先輩ですね。
眞嶋さんは、初めましてで……。少し皆さんのことを調べさせていただいて、プロフィール写真を見たら、ちょっと隆くんに似てるのかなって。クール系な印象でした。でも話してみると、すごく穏やかな印象に変わりましたね。これから稽古も始まっていくので、ぜひ仲良くしてください、よろしくお願いします(笑)。
眞嶋:こちらこそ、お願いします(笑)。
前田:まとめると俺の第一印象は怖くて、眞嶋くんは穏やかな人ってことだね。
坪倉:まとめると、そうだね(笑)。
お客さんの年齢層も変わってくると思う
――今回の出演者は8名で、それぞれざんねんないきものを演じられるとのことで、早着替えなどもあってかなりハードそうだと感じたのですが、どんな舞台になっていきそうでしょうか。
坪倉:演出の村上さんが「みんなで汗かいて、めちゃくちゃ楽しくしたい」って言っていたので、早着替えも含めて、結構ハードになると僕は予想します。
眞嶋:たしかに。みんなで早着替えとか動き回る舞台ってあまりないからね。全員で1つのものを作るということを純粋に楽しめたらいいなっていうのはありますね。あと、いろんな生き物が出てくるので、鳴き声なのか見た目なのか、どうやって表現するのかを楽しみにしていただきたいです。
前田:今の段階では、僕らもお客さんと同じ気持ちで「どんな作品になるんだろう」っていう状態で、純粋にわくわくしています。生き物が題材というだけでもお客さんも気になっているところだと思うので。お客さんの年齢層も変わってきそうですし、そういった部分にもフォーカスしたお芝居になってくると思うので、ぜひ劇場に来て、観ていただきたいです。
――たしかに、原作が児童書の人気シリーズということもあって、小さい子どもたちも観に来るかもしれませんね。
前田:そうだと思います。
眞嶋:ちょうど夏休み中の公演になるので、ぜひご家族で来ていただきたいですね。舞台をあまり観たことがない子もいると思うから、これを機に「舞台っていうのがあるんだ」っていうのを知るきっかけにもなってくれたら嬉しく思います。
――さらに今回はミュージカルなので、歌いながら演じられるということになりますよね。
前田:そうですね。現段階ではどんな歌なのか分からないんですが、予想としては、子どもも観られる作品なので。クラシカルな曲というよりは、親しみやすい明るいポップな曲が多いのかなと思っています。
眞嶋:逆にすごいのが来たらどうする?(笑)
前田:まだ分からないんですが、今からとても楽しみです。
取材・文:THEATER GIRL編集部
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公演概要
ざんねん系おもタメミュージカル「ざんねんないきもの事典~いきものたちの逆襲~」
【原作】『ざんねんないきもの事典』シリーズ(高橋書店)
【脚本・作詞・演出】村上大樹(拙者ムニエル)
【音楽】楠瀬拓哉
【出演】眞嶋秀斗 前田隆太朗 坪倉康晴 田崎礼奈/ 矢島舞美/ 加藤啓 野口かおる/ 小川菜摘
【日時/会場】2022年8月18日(木)~28日(日)
東京・あうるすぽっと【豊島区立舞台芸術交流センター】
【チケット発売日】一般発売:2022年7月17日(日)10時~
【公式HP】https://zannen-stage.com
【公式Twitter】@zannen_st
【主催・企画・製作】エイベックス・エンタテインメント
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