谷原七音インタビュー 「その期待に応えたい」――ドラマと映画で広がる俳優としての現在地(後編)
現在、フジテレビにて火曜9時より放送中のドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』で広報課の玉田宏樹役を演じ、3月公開の映画『鬼の花嫁』では主人公の親友を花嫁として見初める、猫又のあやかし・猫田東吉役を務めるなど、話題作への出演が続く谷原七音さん。
異なる世界観の作品で、それぞれに欠かせない役どころを担い、俳優として着実に歩みを進めています。
THEATER GIRLは、谷原七音さんにインタビュー。後編では、初の連続ドラマ出演で感じたことや役者としてやりがいを感じること、そして俳優として描く未来の目標まで──谷原さんの“今”をたっぷりと語っていただきました。
自分の名前が台本に載ったときは、感慨深かった
――昨年7月にドラマ『奪い愛、真夏』で映像デビューされましたが、初めて連続ドラマに出演した際に印象的だったことはありますか?
ずっとドラマに出演することを夢見て芸能界を目指していたので、自分の名前が初めて台本に載ったときは感慨深くて、言葉にできないほどうれしかったです。
今もまだ慣れたとは言えず、撮影前は毎回緊張しますし、台詞もすぐ覚えられるタイプではないので、撮影前は前日からずっとそのシーンのことを考えてしまうくらいです。現場が変わるたびにスタッフさんも場所も変わるので、そのたびに新鮮な緊張感があります。

――ずっとドラマ出演を望んでいられたとのことですが、実際に出演されてみて、特にやりがいを感じたのはどんな瞬間でしたか?
ドラマに出演するようになってから、ファンの皆さんが心から楽しみにしてくださっていることを強く実感するようになりました。Instagramのコメントや10月のファンミーティングでも多くの方が声をかけてくださってうれしかったです。
僕はサッカーが好きなのですが、自分にとっての“サッカー”のように、ファンの方にとっては“僕が出演しているドラマ”が日々の楽しみになっているのだと思うと、よりその期待に応えたいという気持ちが強くなります。

あまりの面白さに衝撃を受けた
――先ほど、福士さんや吉川さんのお話もありましたが、今後目指す俳優像や役者として目標としていることはありますか?
俳優としての大きな夢のひとつにドラマ『白い巨塔』への出演があります。2003年に唐沢寿明さんが主演されたシリーズを初めて観た時、あまりの面白さに衝撃を受けました。いつか財前五郎を演じたいという気持ちがずっとあって、30代から40代前半くらいで挑戦できたらという目標があります。

――具体的な作品や役柄が明確にあるのですね。撮影現場では監督や先輩方からさまざまなアドバイスを受けられていると思いますが、特に印象に残っている言葉はありますか?
本当にたくさんの方にアドバイスをいただいているのですが、最近とても心に残った出来事がありました。難しい言い回しのセリフで噛んでしまい、次の言葉がなかなか出てこなくて焦っていたときに、福士(蒼汰)さんが「大丈夫だよ、何回もやろう」と声をかけてくださったんです。
さらにその後、また失敗してしまった時には、場の空気が重くならないように「リーチだよ、リーチ」と冗談まじりに励ましてくださって。あの優しさや包容力は本当に素敵で、自分もああいう先輩になりたいと強く思いました。
――そばにそんな先輩がいてくださるのは、とても心強いですね。
本当に心強いです。

――今回、媒体で初めて取材をさせていただきますが、ご自身では自分をどんな性格だと感じていますか?
自分の性格を言葉にするのは難しいのですが、負けず嫌いだと思います。芸能界に入る前からそうでしたし、入ってからも変わらず「やるからには一番を目指したい」「負けたくない」という思いがあるので。
先日ファンミーティングを一緒に行った水沢林太郎くんや野村康太くんなど、同世代で活躍している仲間の存在もとても刺激になっています。近くにそういった仲間がいてとても心強いですし、本当にありがたい存在です。
――最後に、ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』、映画『鬼の花嫁』を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。
どちらの作品もまったく違う世界観なので一言で表すのは難しいのですが、映画『鬼の花嫁』は僕にとって初めて挑んだ恋愛作品です。いわゆる“キラキラした恋愛もの”というより、悲しみや儚さも描かれる物語で、愛にあふれた魅力的な作品になっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
そして、ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』は社会派ドラマで、内容を聞くと少し重く感じる方もいるかもしれません。ただ、情報とSNSがあふれる今だからこそ描けるテーマがあり、伝えられることがあると感じています。だからこそ、この情報社会を生きる皆さんにぜひご覧いただきたい作品です。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:遥南 碧
番組概要

『東京P.D. 警視庁広報2係』
≪放送日時≫
毎週(火) 21時~21時54分
≪キャスト≫
福士蒼汰
吉川愛
正名僕蔵
竹財輝之助
太田莉菜
谷原七音
本多力
・
吉原光夫
神尾佑
味方良介
吹越満
/
金子ノブアキ
津田寛治
/
緒形直人
≪脚本≫
ライターズルーム方式
阿部沙耶佳
阿部凌大
島崎杜香
≪企画・原案・プロデュース≫
安永英樹(フジテレビ)
(『大奥』、『1995~地下鉄サリン事件30年救命現場の声~』、『衝撃スクープSP 30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~』他)
≪プロデューサー≫
中村亮太(『院内警察』、『世にも奇妙な物語』他)
≪演出≫
岩田和行(『笑うマトリョーシカ』、『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』他)
植田泰史(『世にも奇妙な物語』、『ばらかもん』他)
他
≪制作≫
フジテレビ
≪制作著作≫
共同テレビ
【公式HP】https://www.fujitv.co.jp/tokyopd/
【公式X】@tokyopd_fujitv
【公式Instagram】@tokyopd_fujitv
【公式TikTok】@tokyopd_fujitv
作品概要

『鬼の花嫁』
原 作: クレハ『鬼の花嫁』(スターツ出版文庫)
※コミカライズ:作画・富樫じゅん/原作・クレハ(スターツ出版「noicomi」)
出 演:
永瀬 廉
吉川 愛
伊藤健太郎
片岡凜
兵頭功海
白本彩奈
田辺桃子
谷原七音
嶋田久作
尾野真千子
監 督: 池田千尋
脚 本: 濱田真和
製 作: 「鬼の花嫁」製作委員会
配 給: 松竹株式会社
公 開: 2026年3月27日(金)
公式HP: https://movies.shochiku.co.jp/onihana/
公式X:@onihanamovie
公式Instagram:@onihanamovie
公式TikTok:@onihanamovie
©2026「鬼の花嫁」製作委員会
