橋本良亮（A.B.C-Z）主演。ミュージカル『スワンキング』ゲネプロ＆取材会レポート！

2022.06.08

REPORT

6/8より東京国際フォーラム　ホールCにて、ミュージカル『スワンキング』が開幕した。

本作は、バイエルン王国の国王・ルートヴィヒ二世と作曲家・リヒャルト・ワーグナーという“狂王”と“天才”を描いた作品。脚本、詞、演出をG2が務め、新作オリジナルミュージカルとなっている。

作曲家・ワーグナーの才能を崇める美貌の青年王・ルートヴィヒ二世を演じるのは、A.B.C-Z橋本良亮、天才作曲家・ワーグナーを別所哲也が演じる。その他、梅田彩佳、渡辺大輔、今江大地（関西ジャニーズJr.）、牧田哲也、夢咲ねねら豪華キャストが集結。

今回は、橋本良亮、別所哲也、梅田彩佳、夢咲ねねが登壇した取材会の様子とゲネプロ写真をお届けする。

取材会レポート

いよいよ初日を迎える今の気持ちについて、主演の橋本は「いよいよ初日を迎えますが、こういうときっていつも緊張でいっぱいなんです。でも、今回このミュージカル『スワンキング』に関しては、早くやりたい気持ちというかワクワクがすごくて。もちろん、本番同様にゲネプロもやらさせてもらったんですが、早く本番が来てほしいという気持ちになりました」と待ちきれない思いを語った。

ワーグナーを演じる別所は「僕もせっかちなもんですから、ワーグナーという男もかなり音楽に対しては前のめりな男で。今回この役をやらせていただいて、ミュージカルを愛する人間としても非常に嬉しいですし、橋本さんの初主演の作品に、一緒に出演することができて光栄に思っております」と本作に参加する喜びを述べた。

コージマ役の梅田は「私もすごく楽しみで本当に早くやりたいなという思いです。楽曲もすごく素敵なので、たくさんの方に早く観ていただきたいなと思います」とコメント。

エリザベート役の夢咲は「こうして無事初日を迎えることができることが本当に嬉しくて、早くこのルートヴィヒの世界を皆様に見ていただきたいなと私もワクワクしています」と意気込んだ。

今回がミュージカル初主演となる橋本に、プレッシャーは感じるかという問いには「プレッシャーだらけですけど、皆さん早く見せたい、見せたいと言ってるじゃないですか。僕も、本当にいろんな方に早く観てもらいたいなという気持ちでいっぱいです。初主演ミュージカルなんですが、初ではないような感覚がしているので自分でもびっくりしています」と初主演ミュージカルへ挑む心境を述べた。

歌のレッスンをしたかという問いに橋本は「歌のレッスンはかなりやらせてもらいました。こういう発声の仕方があるんだと、なんで今までやってこなかったんだろうとちょっと後悔しました。アイドルとしてライブで歌っている感覚と、ミュージカルで舞台上で歌っている感覚がこんなに違うんだというのを実感して。でも、ちょっと楽しくなってきたので、もっとやってやるぞと思いましたね」と手ごたえを感じた様子。

さらに若き美貌の王、ルートヴィヒ二世の役作りの話に。橋本から、ルートヴィヒ二世を演じるにあたり、少し減量したというエピソードが。どれくらい減量したかという問いには「毎年減量はさせてもらってるんですが、今回は、ポスター撮影から12、3キロくらい減量しました。今は56～58キロくらいです。でも、検索するとルートヴィヒってこういう感じなので、ちょっと近付けたかなとは思っています」とストイックな役作りについて語った。

別所も「稽古場ではいつも稽古着なんですが、今回の衣裳を着られたときに、こんなにスリムでタイトになっていたのでびっくりしました」と橋本の役作りについて驚いた様子。

座長としての意識について橋本は「座長という意識はもちろん持っています。何かあったら僕の責任ですし、キャストの方一人ひとりを見ちゃうんですよね」と座長としての思いも述べる。さらに、今回が初演となる本作について今後も上演していきたいかという問いには「再演は僕の中でもう考えていますし、絶対にやります！　日本の代表作はミュージカル『スワンキング』だというのを定着させていきたいですね」と作品に対する熱い気持ちを語った。

最後に改めて、登壇したキャストから意気込みが語られた。夢咲は「ルートヴィヒという人物がフィーチャーされている作品で、いろいろな仮説がある中、G2さんが描かれるルートヴィヒの世界がここにあります。袖から見ることも多いんですが、橋本さんはどこから見てもルートヴィヒなんですよ。こんなに白が似合う人っています？　といつも思うほどで。橋本さんを通してルートヴィヒのいろんな表情を皆様にお届けできるのではと思いますし、私自身もエリザベートという役をもっともっと深めていけたらなと。音楽も本当に素晴らしいので、何度でも観に来ていただきたいと思います」と語った。

梅田は「本当にたくさんの方に観ていただきたいと思います。はっしーについていきますので、よろしくお願いします」とシンプルに意気込みを述べた。

別所は「世の中が非常に不穏で、人が信じられなかったり、どう繋がっていいか迷っているときに、この作品でルートヴィヒが戦争ではなく、芸術なんだ音楽なんだと。そのために私財を全て投じてでも、ドイツの統一やヨーロッパの平和、世界の平和を祈っていて。そこにワーグナーが音楽にこだわりながら繋がっていく意味もこの作品で感じていますし、何よりもミュージカルとしては完全なオリジナルで、きっと世界中のミュージカルファンの胸に届く、そんな作品になると思います。ぜひ多くの方にこの初演の世界を分かち合っていただきたいと思いますし、はっしーは本物の白鳥が驚くほどの白鳥王ですので、その美しさをご堪能ください」と初演への思いを熱くコメントした。

最後に本作がミュージカル初主演となる橋本は「僕は神社が好きで、神社にお参りしてから初日を迎えるというのが日課なんですが、今回は神社じゃなくて、皇居の周りの白鳥に挨拶してきました。それくらい気合も入っています。やっぱりこのコロナ禍でやらさせてもらえるのは本当に嬉しいことだし、いろんなスタッフさん、キャストさんが頑張って作りあげている作品です。『スワンキング』という城は、一人でもかけたら絶対に崩れてしまうので、安全に最後までみんなで突っ走っていけたらなと思っております。皆さんぜひ応援をよろしくお願いします」と座長として意気込みを語り、取材会を締めくくった。