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井上芳雄×上白石萌音。二人だけで紡ぐ『ダディ・ロング・レッグズ』開幕! 心揺さぶる愛と感動の物語

REPORT

――二人だけで紡ぎ出す、心温まる恋物語がシアタークリエに響く

2025年12月12日より日比谷・シアタークリエにて、ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』が開幕する。原作はジーン・ウェブスターの同名小説で、慈善家ジャーヴィス・ペンドルトンと孤児院育ちのジルーシャ・アボットが文通を通して心を通わせていく姿を描く。日本では初演以来、幾度もの再演を重ね、多くの観客に愛されてきた作品。

今回は、井上芳雄と上白石萌音出演回のゲネプロレポートをお届けする。

物語冒頭、孤児院で暮らす18歳のジルーシャが、大学進学を保証する支援者から手紙を受け取るところから物語は始まる。送り主の正体は 、足長蜘蛛“ダディ・ロング・レッグズ”のような影の持ち主、ジャーヴィスだ。

文通を続けるうちに、知性と人柄に惹かれていく二人の関係はやがて――という展開で、心温まるドラマが紡がれていく。

井上芳雄は、時にチャーミングさを覗かせながらも、内に抱える葛藤や繊細な感情を丁寧に積み上げ、ジルーシャに惹かれていくジャーヴィスの変化を表現。その声から響く温度や息遣いが、ジャーヴィスという人物像をより鮮明に浮かび上がらせ、物語に奥行きを与えていた。

上白石萌音は、聡明さを感じさせながら、表情豊かにジルーシャを熱演。孤児としての不安と、未来への期待を胸に秘めながらも、力強く歩んでいく彼女の内面が声と佇まいからひしひしと伝わってくる。

二人のハーモニーがとても心地よく、シアタークリエという濃密なキャパシティの空間で聴けるのは本当に贅沢な体験であった。

このミュージカルは出演者が二人だけだが、時に声色を変えて演じ分ける場面もあったりと、物語の情景が鮮やかに立ち上がってくる。文通のやり取り、心の揺れ動きなど、多彩な場面が次々と豊かに描かれ、観客はまるでスクリーンを覗き込むように、二人の感情の変化を追体験していく。

演出をジョン・ケアードが担当し、音楽・作詞・編曲をポール・ゴードン、翻訳・訳詞は今井麻緒子が務める。心に沁みる楽曲たちも観る者の胸に柔らかな感動を生む。

爽やかな感動を生む本作は、恋愛だけでなく人生の選択や人間関係の本質にも触れる普遍的な物語。劇場で直に体感することによって、演者の息遣いや歌声の温かさ、その場に流れる空気感が一層心に響く。ぜひ劇場でこの贅沢な時間を体感してほしい。

文・撮影:THEATER GIRL編集部

公演概要

ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』

脚本・演出:ジョン・ケアード

音楽・作詞・編曲ポール・ゴードン
編曲ブラッド・ハーク
翻訳・訳詞今井麻緒子

ジャーヴィス・ペンドルトン:井上芳雄
ジルーシャ・アボット(Wキャスト):坂本真綾
ジルーシャ・アボット(Wキャスト):上白石萌音

東京(シアタークリエ)公演:2025年12月12日(金)~2026年1月2日(金)

公式サイト https://www.tohostage.com/ashinaga/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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