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ミュージカル『SPY×FAMILY』製作発表で豪華キャストが集結! 森崎ウィン「大好きな作品の世界に飛び込める機会をいただけて光栄」、鈴木拡樹「普段の自分とは違う完璧なスパイを楽しみながら演じたい」

REPORT

2023年3月8日(水)より東京・帝国劇場で開幕するミュージカル『SPY×FAMILY』の製作発表が12月7日(水)に都内で行われた。

「スパイ&超能力者&殺し屋が互いの秘密を抱えたまま仮初めの家族になる」というユニークな設定と、スタイリッシュでキュートなキャラクターたち、シリアスとコメディが絶妙にブレンドされた世界観、巧妙なセリフ回しとアクションとギャグを織り交ぜたストーリーテリング等により、連載開始直後から閲覧数・コメント数・発行部数における「少年ジャンプ+」最高記録を次々と更新し、読者の圧倒的な支持を得ている本作は、「このマンガがすごい!2020」オトコ編・第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」第1位、「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」大賞などに選出され、シリーズ累計発行部数は2,500万部を突破!

2020年4月にテレビアニメされ、現在放送中の第二クールからは欧米圏・アジア圏での放送及び配信の世界展開もスタートし、国内外を問わず一大旋風を巻き起こしている。

そんな超人気コミックが、満を持してミュージカルとして初舞台化! 

会見には、凄腕スパイ【コードネーム〈黄昏(たそがれ)〉】ロイド・フォージャー役の森崎ウィン/鈴木拡樹 ※Wキャスト、ロイドと契約結婚する殺し屋【コードネーム〈いばら姫〉】ヨル・フォージャー役の唯月ふうか/佐々木美玲(日向坂46)※Wキャスト、姉のヨルを溺愛する東国の秘密警察ユーリ・ブライア役の岡宮来夢/瀧澤翼(円神)※Wキャスト、〈黄昏〉の後輩スパイ【コードネーム〈夜帷(とばり)〉】フィオナ・フロスト役の山口乃々華、〈黄昏〉に協力する情報屋フランキー・フランクリン役の木内健人、アーニャが入学を目指す名門イーデン校の教諭ヘンリー・ヘンダーソン役の鈴木壮麻、〈鋼鉄の淑女〉の異名を持つ〈黄昏〉の上官シルヴィア・シャーウッド役の朝夏まなと、脚本・作詞・演出のG2が登壇し、作品への想いや意気込みを、たっぷりと語った。

ストーリー

男はスパイ×少女は超能力者×女は殺し屋、世界の平和はこの3人に託された!?《普通の家族》を知らずに育った3人の、ちょっと変わった《仮初めの家族》の物語。

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東国〈オスタニア〉と西国〈ウェスタリス〉では、十数年間にわたる仮初めの平和が保たれていた。西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属の凄腕スパイであるコードネーム〈黄昏(たそがれ)〉は、高い諜報能力を駆使して幾度も東西両国間の危機を回避させてきた。そんなある日、〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、極秘任務を命じられる。その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。任務の内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ”というもの。〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作るため《娘》と《妻》を探すことに。彼が出会った《娘》候補のアーニャは心を読むことができる超能力者、《妻》候補のヨルは殺し屋という裏の顔を持っていたが、3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。案の定、変わった素性を持つ3人の《仮初めの家族》の日常はおかしなことだらけ。時には大事件に巻き込まれ、それぞれの敵や難問に立ち向かいながらも、とにかく《普通の家族》を装うために全力を尽くす3人に、世界の平和は託されたのだった・・・。

製作発表記者会見レポート

会見の冒頭、出来立てホヤホヤのPVが初公開され、舞台裏で見ていたキャスト陣から歓声と拍手が上がり、一気にテンションが上がる会場内。

総勢10名のキャストがステージに登壇し、最初に、脚本・作詞・演出のG2が「今日、若い出演者の方々に初めてお会いするのですが、ほとんどの方が初対面なので会えた喜びに打ち震えております。みんなキラッキラでしょ(笑)。ここに集まったこの人たちによって“新しい景色”を見せてくれる期待感が沸いております。ここからが大変なんですけど、頑張ります」と挨拶。

その後の質疑応答では、キャスト陣の作品愛あふれるコメントが連発した。

「演じる役に決まった時の感想と、周囲の反応は?」との質問に、森崎は「ロイド・フォージャー役としてお話をいただいた時は正直驚きました。まだまだミュージカルの経験が少ない僕ですが、帝劇の主役の一員としてお声がけいただけたことは驚きと共に、喜びで身も心も引き締まるような思いでした。僕もコミックのファンなので『SPY×FAMILY』の世界に飛び込める機会をいただけて非常に光栄でした」とコメント。周囲の反応については「先日、ある番組の撮影でイギリスに行ったのですが、イギリスに住む日本人の方だけでなく、イギリスに住む通りすがりのミャンマー人の方に「ウィンだよね? 『SPY×FAMILY』に出るんでしょ!」って言っていたことに驚きました(笑)」と作品の世界的人気を実感したエピソードを披露。

同じくロイド役を演じる鈴木拡樹は「話題の作品ですからそれ相応に責任感と緊張を感じています。それ以上に楽しみだったのがロイド・フォージャーが何でもこなす、とても素晴らしいスパイで、自分は無器用な人間で、そういう生き方ができなかったので、これは最高のチャンスをいただいたなと思いました。舞台で演じる間は完璧な人間として・・・・・・その完璧な瞬間が崩れる瞬間が笑いのポイントになって来ると思いますので、普段とは違う完璧な人間を楽しみながら演じたいなと思います」と笑顔を見せる。

唯月は「ヨルはとてもかっこ良くて、大人の色気があるようなイメージでしたので、お話をいただいた時は「私がヨルですか?」と驚きを隠せませんでした。電話切った後は部屋で叫びました(笑)。なかなか実感が出来なかったのですが、扮装を身に纏ったりPV撮影をする中で、段々と「私はヨルなんだ」と思うようになり、責任を持ってしっかり努めていこうという自覚が沸いてきました。今はとてもワクワクしております。ヨルのかっこ良さと、可愛らしい天然さ、この二面性をしっかりと表現できるように取り組みたいと思います」と意気込みを語った。

佐々木も「お話を聞いた時は本当に驚きました。コミックもアニメも楽しませていただいていたので、まさか自分がヨルを演じるという想像がつかなくて。(日向坂46の)メンバーは「おめでとう! 絶対観に行くよ!」って言ってくれたし、今日の赤い衣装もメンバーが「絶対このドレスが似合うよ」って選んでくれたものを着てきたので、みんなの気持ちも背負って頑張りたいと思います」とコメント。

続いて岡宮は「正直に言うと、僕はお話いただいた時に『SPY×FAMILY』を知らなかったのですが、ミュージカルを志している者として帝国劇場にまた立たせていただけるということに興奮しました。発表後はSNSの反響がすごくて、本当に世界中で愛されてる作品なんだなっていうのを実感して今ものすごくワクワクしています」と緊張気味に語る。

その姿とは対照的に、「このお話をいただいた時、ユーリのように理性を失うぐらい喜びました。もともと『SPY×FAMILY』の大ファンで、その中でも“推しキャラ”がユーリ・ブライアだったので、「自分が推しを演じられるんだ!」という驚きがありました。ユーリは身長が179cmで僕も同じ身長。そして僕にもお姉さんがいます。あとユーリは20歳なのですが、僕は初日を迎える1週間くらい前に20歳になるので公演時は全くユーリと同じ状態になります(笑)。当日、ユーリ・ブライアンを完成させられるように精一杯頑張りますので、楽しみにしていてください!」とアピールする瀧澤の姿に、共演者からも自然と笑顔がこぼれていた。

「マネージャーさんから電話いただいた時にビックリして、フィオナの心の中のように喜びました」と語るのは山口。任務のために一切の感情を表に出さないクールな女性諜報員というキャラクターを演じる彼女だが、山口自身は表情豊かで会見中も終始笑顔。「(フィオナと違い)私は本音が顔に出やすいので、顔に出ないようにしっかりと頑張ります」と笑顔で語る姿が印象的だった。

役柄を意識したメガネのネクタイピンがオシャレな木内は「作品は知っていたましたがまだ読んだことが無くて、「フランキーってどんな役なんだろう?」と見てみたら、アーニャと同じ感想で・・・・・・「モジャモジャ!?」と(笑)。ちょっと(自分が演じる姿が)想像がつかなかったんですけど、メイクさんに髪を巻いていただいて扮装した自分を見て「意外とフランキーになるもんだな」と思いました。みなさんに見ていただけるのが楽しみです」と茶目っ気たっぷりなコメントで場を沸かせた。

ミュージカルからストレートプレイなど数々の作品に出演し、映像作品やライブ活動など精力的に活動するベテラン、鈴木壮麻は「ヘンリー・ヘンダーソン役のお話を頂いた時、電話を切って「エレガント〜!!」と叫びました(笑)」とキャラクターの名ゼリフを再現し、共演者からツッコミが入る一幕も。「自身の今までの経験を、ヘンリーの質実剛健を通していく姿に加えていけたらと思っています。周囲の反響が多く、体力のいる演目だと思いますが、お客様の期待が大きい分、緻密にディテールにこだわっていい作品にしたいと思っています。楽しみにしていてください」

元宝塚歌劇団宙組トップスターで、現在『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』に出演中の朝夏は、冒頭で「こんにちは、あるいはこんばんは。シルヴィア・シャーウッド役の朝夏まなとです」と挨拶し、取材陣&キャストのハートを鷲掴み(笑)。

「私もお話を伺った時は原作を知らなくて、その後すぐにコミックを読んでドボンと沼にハマりしました(笑)。親戚が『SPY×FAMILY』が大好きで、「もし出るなら上官の役だね」って言われたんですけど、それくらいイメージしやすい役で、ぴったりだと言われることが多いので、本当にこの役を演じられることにワクワクしています。上官なのでアクションは少ないと思いますが、ぜひ(G2に視線を向け)よろしくお願いします」と目を輝かせながら語った。

続いて、本作の「人は皆、誰にも見せぬ自分を持っている」というキャッチコピーにちなんで「実は私こう見えて〇〇ですという秘密を教えてください」と質問が及ぶと、

森崎「実はこう見えて旅客機が大好きです。一番好きな機体はエアバスA380です!」

鈴木拡樹「皆さんにどう見えているのか分かりませんが(苦笑)、こういうローなトーンで暮らしているのであまり動かなそうと言われますが、実はこう見えて体を動かすのが好きです。幼稚園の頃から趣味がランニングなので体力面には自信があります」

唯月「実はこう見えて“一人行動”が好きです。ご飯屋さんや焼肉屋さんにも一人で行きます。でも稽古場では皆さんに声をかけていただきたいです(苦笑)」

佐々木「女の子=ショッピングが好きとイメージされる方が多いと思いますが、私こう見えて節約家で、安い物を求めてスーパーや薬局を巡るのが大好きです」

岡宮「僕はこう見えて運転することがすごく好きです。車やバイクはもちろん、いずれは船舶やヘリコプターの免許も取得して、陸・海・空を制覇したいです!」

瀧澤「僕はこう見えて家に20〜30個ほどぬいぐるみがあります。寝る時もぬいぐるみと一緒じゃないと眠れません。家の中がファンシーなイメージです。自分で言っててイタイですね(笑)」

山口「私は猫が好きで飼っているのですが、実は猫アレルギーで毎日アレルギーの薬を飲んでいます(苦笑)」

木内「けっこう人とコミュニケーションを取ることが好きで、誰とでも仲良くなれるのですが、こう見えてお酒が全く飲めません。コロナ禍なので飲み会がなくなったことに関しては、ちょっとラッキーですね(笑)」

鈴木「こう見えて551蓬莱が大好きで、大阪に行くと肉まんを買って、新幹線で5~6個とか食べて周囲の人に「はぁ?」って顔をされてしまいます(笑)。今回も兵庫公演が楽しみです」

朝夏「背が高いので昔から運動部に見られることが多いのですが、実は吹奏楽部でフルートをやっていました。中学校時代からこの身長だったんですけど、吹奏楽部で一番背が高いのにピッコロとか小さい楽器を吹いていました(笑)」

さらに「2022年はどんな一年だったか」と「来年の抱負」を聞かれると、「今年、コロナで作品が中止になることなく出来たことをすごく幸運に思いますし、何年振りかに“やり残しがない年”でした。気持ちよく来年を迎えられそうなので、来年も引き続き全ての公演を届けたいですし、再び歩き始める時がやってきたんだという風に感じていますので、ここからまた精進していきたいと思います」と、鈴木

森崎も「今年1年は僕自身もすごく変化の年でしたし、世界情勢が変化していく中でエンターテイメントができる幸せを改めて実感した年でもありました。エンターテイナーの一人として、来年も作品を通してご観劇いただくみなさんの明日の糧になるようなものをお届けできるように一生懸命に頑張らなければと思っています」と、長く続く新型コロナウイルス感染症で苦境に立たされるエンターテインメント界の状況を踏まえながらも明るい未来に向けて進む決意を力強く語った。

また、いまだ未発表のアーニャ役のキャストについて質問が及ぶと、

「実はもう決まっていますがまだ、僕の口から発表はできないんですよ(苦笑)。既に数ヶ月間ワークショップを繰り返していて、年内あたりに発表したいと思っているので楽しみにしていてください! すごく可愛いんですよ」と、ニヤけるG2の表情に、取材陣はもちろんキャストたちもワクワク♪の様子だった。

ミュージカル『SPY×FAMILY』は、東京公演が2023年3月8日(水)〜3月29日(水)まで帝国劇場、兵庫公演が4月11日(火)〜4月16日(日)まで兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール、福岡公演が5月3日(水)〜5月21日(日)まで博多座にて、それぞれ上演される。

その他、公演の詳細については公式サイトをチェック!

©遠藤達哉/集英社

文・撮影: 近藤明子

写真提供/東宝演劇部

プロモーション映像

公演概要

ミュージカル『SPY×FAMILY』

【東京公演】2023年3月8日(水)〜3月29日(水) 帝国劇場
【兵庫公演】2023年4月11日(火)〜4月16日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
【福岡公演】2023年5月3日(水)〜5月21日(日) 博多座

原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
脚本・作詞・演出:G2
作曲・編曲・音楽監督:かみむら周平

出演:
ロイド・フォージャー 森崎ウィン/鈴木拡樹 Wキャスト
ヨル・フォージャー 唯月ふうか/佐々木美玲(日向坂46) Wキャスト
ユーリ・ブライア 岡宮来夢/瀧澤翼(円神) Wキャスト
フィオナ・フロスト 山口乃々華
フランキー・フランクリン 木内健人
ヘンリー・ヘンダーソン 鈴木壮麻
シルヴィア・シャーウッド 朝夏まなと

楢木和也(ドミニクほか)

新井海人、大津裕哉、小倉優佳、鎌田誠樹、栗山絵美、桑原柊、柴田実奈 島田彩、丹宗立峰、堤梨菜、般若愛実、福田えり、深掘景介、藤岡義樹 湊陽奈、宮野怜雄奈、武者真由、元榮菜摘、山野靖博、ユーリック武蔵、LEI’OH

【チケット】
先行抽選エントリー:12月6日(火)~12月9日(金)
先行先着販売:12月18日(日)10:00より販売開始
東宝ナビザーブ:https://stage.toho-navi.com/

一般前売日:2022年12月24日(土)
S席:15,000円、A席:10,000円、B席:5,000円
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/spy-family/
e+:https://eplus.jp/spy-family03/
ローソンチケット:https://l-tike.com/play/spy-family/
CNプレイガイド:https://www.cnplayguide.com/spy-family/

《ミュージカル「SPY×FAMILY」公式サイト》
https://www.tohostage.com/spy-family/
《ミュージカル「SPY×FAMILY」公式Twitter》
@spyfamily_stage
≪「SPY×FAMILY」集英社公式サイト≫
https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/spyfamily.html
≪アニメ「SPY×FAMILY」公式サイト≫
https://spy-family.net/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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