井上瑞稀(HiHi Jets/ ジャニーズJr.) 主演。本髙克樹（7 MEN 侍/ジャニーズJr.）ら共演。ミュージカル『ルーザーヴィル』製作発表記者会見レポート！

2023.01.20

REPORT

2023年3月5日(日)より、東京・新橋演舞場にて、ミュージカル『ルーザーヴィル』が開幕する。

本作はイギリスのロックバンド・Son of Dork のデビューアルバム「Welcome to Loserville」の曲を使用したジュークボックスミュージカルで、 “ヲタク”な高校生たちの日常や恋愛模様を明るくコミカルに描いている。ロンドン・ウエストエンドで上演されるやいなや大ヒットとなり、2013年オリヴィエ賞、ベストニューミュージカル賞にノミネートされるなど高い評価を得た傑作ミュージカルが、日本初上演となる。

主人公でコンピューターヲタクのマイケル役には、本作で単独初主演を務める井上瑞稀(HiHi Jets/ ジャニーズJr.) 、マイケルの親友ルーカス役には本髙克樹（7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、マイケルの恋の相手役ホリーには高月彩良、マイケルと対立するエディ役には山本涼介、エディの恋人、レイア役は青野紗穂が演じる。演出は多種多様な作品を手掛け、東京2020パラリンピック開会式の演出でも大きな話題を呼んだウォーリー木下が務める。

今回は井上瑞稀 (HiHi Jets/ ジャニーズJr.) 、本髙克樹（7 MEN 侍/ジャニーズJr.) 、高月彩良、山本涼介、青野紗穂、演出のウォーリー木下が登壇した製作発表記者会見の様子をお届けする。

本作への意気込みについて聞かれると、井上は「僕にとって初めての主演ミュージカルなので、今からワクワクしています。少し不安もありますが、ウォーリー木下さんをはじめ、素敵な共演者の方々にお力添えをいただきながら、皆様が楽しめるステージにしたいと思っています」と話した。

つづいて本髙は「ずっとミュージカルに出たいと思っていたので、ついに自分も出られるという貴重な場をいただき、大変ありがたく思っています。僕が演じるルーカスは、井上瑞稀が演じるマイケルの親友役です。仲良くやっていきたいと思いますが、『井上と本髙はちょっと気まずそうだ』そんな意見も出ております。この場をお借りして言いますと、井上と本髙は、超仲がいいと認識していただければと思います（笑）」と語った。

高月は「今日初めて皆さんにお会いしました。このチームで作品を作り上げていくんだと、実感が湧いています。会話が多いミュージカルですので、皆さんと仲良くなって、試行錯誤をしながら、舞台を作っていけたらと思います」と話した。山本は「ミュージカルは今回が初めてで、緊張しています。ウォーリー木下さんとは何度かご一緒しており、ウォーリーさんに呼んでいただいた分も、頑張っていきたいなと思っています」と、青野は「歌稽古が始まっていますが、本当に素敵な曲が多いです。そして、同世代の方々と一緒に舞台に立たせていただくことは嬉しい限りです」とそれぞれの意気込みを述べた。

井上が演じるマイケルはコンピューターオタクの役だが、演じる上での自信を聞かれると、井上は「僕、本当に機械が苦手で、未だにタイピングを人差し指で打っています（笑）そこは僕とかけ離れていますが、オタクの気持ちとしては、理解できるところはあります」と話し、自身は何のオタクか聞かれると「今まで続けてきたジャニーズっていう部分がオタクになるのかなと思いますね。自分もすごくこの世界が好きなので。ジャニオタってやつです」と語った。

ミュージカルの出演にあたりアドバイスをもらった先輩については、井上は「僕は普段からSixTONESの京本大我君と交流をさせていただいています。ミュージカルにおいて、すごく活躍していらっしゃる方なので、一緒にご飯に行ってお話を伺えたらという話をしました」と述べ、本髙は「僕はトニセンの坂本君とお話をさせていただきました。ミュージカルといえばという方なので、色んなことを教わりながら、本番に挑みたいなと思っております」とそれぞれ憧れの先輩との交流を話した。

楽屋の暖簾は誰に作ってもらうのか聞かれると、井上は「僕の中でもう決まっていて、普通はお世話になってる方から頂くと聞いていますが、HiHi Jetsのメンバーにお願いしようかなと思っています。出演が決まった時からメンバーにはその話をしていて、本人たちも乗り気です。色々試行錯誤してくれてるみたいなので、今から楽しみです」と語り、本髙は「普段お世話になっている坂本君に、もしお願いできたら嬉しいと、この場をお借りして言いたいと思います」と話した。

初座長としての意気込みを聞かれた井上は「僕はこの中で 1番年下だと思うので、年上のお兄さん、お姉さん方に甘えながら頑張りたいなと思います。ミュージカルにおいて、右も左もわからないので、たくさん質問して、たくさん吸収して頑張りたいと思います」と述べ、本作の見どころについて「マイケルという役は、臆病であったり、大胆であったり、すごく人間が強いキャラクターであるなと思います。そのマイケルの人間味は、皆様に共感していただけると思うので、そこをぜひ楽しんでいただけたらなと思っております」と話し、本髙は「ストーリーが素晴らしいのはもちろんなんですけど、楽曲もすごく魅力的です。いわゆる一般的なミュージカルというよりは、ポップでロックな曲がすごく多いです。普段僕が演奏している、ロックミュージックにも近しいものがあって、楽曲にも注目していただけたらと思います」と語り、本作への期待が更に高まる思いで会見は終了した。

文：岡田美奈子
撮影：THEATER GIRL編集部