B&ZAI稲葉通陽×今野大輝インタビュー 『ぼくのドラゴンがごはんを食べない!!』「二人の化学反応を楽しみにしていただきたい」(前編)
2026年11月5日(木)より東京・東京グローブ座、11月27日(金)より大阪・サンケイホールブリーゼにて、舞台『ぼくのドラゴンがごはんを食べない!!』が上演されます。
本作は劇団かもめんたるを主宰する岩崎う大さんによるオリジナル作品。岩崎さん自身が飼育している爬虫類が餌を食べなくなった際に、その命を守るために試行錯誤した実体験から着想を得た本作。物語はドラゴンが登場するファンタジーな世界観を軸に、命と向き合う少年たちが、人生で誰しもが直面する“自分らしい生き方は何か”を模索する姿を描きます。
ドラゴン農家の息子で心優しい少年ツーニョを演じるのは、稲葉通陽さん。ドラゴンコーディネーターとしてドラゴン農家を訪れる、クールでミステリアスな少年アルトイを演じるのは、今野大輝さん。B&ZAIのメンバーとして互いに信頼を寄せ合う二人の掛け合いに注目です。
さらに、本多力さん、山﨑静代さん、壮一帆さん、岩崎う大さんと、個性豊かな共演者が揃いました。
THEATER GIRLは、W主演を務めるB&ZAIの稲葉通陽さんと今野大輝さんにインタビュー。前編では、二人で主演を務めることへの思いや役柄との共通点、台本を読んだ感想についてお聞きしました。さらに、お互いの俳優としての魅力や好きなところ、グループで活動する中で感じる信頼関係、作品にちなんだペットのお話など、たっぷりと語っていただきました。
グループのメンバーと一緒に主演ができるのは、とても安心感がある
――本作ではW主演を務められますが、グループの中からお二人で主演を務めることについて、どのように感じましたか。
稲葉: グループのメンバーと一緒に主演ができるのは、とても安心感があります。ゼロから関係性を構築するわけではないということも、きっと作品に影響してくると思うので、2人のシーンはより2人らしくできたらいいなと思っています。
今野: 最初にこの話を聞いたときは、「僕らで?」と驚きもあったのですが、それぞれの役に近しい部分があるなと感じました。役の年齢でいうと(実年齢とは異なり)稲葉くんが上で、僕が下になるのですが、そのあたりも楽しんでいただけるかなと思っています。
――お二人は、どのようにカンパニーを引っ張っていこうと考えていますか?
今野: もちろん2人で頑張りますが、たくさん頼りますとも言っています(笑)。何より、演出の(岩崎)う大さんも一緒に出演してくださるので、みんなで作っていく感じになると思います。
それぞれの役との共通点とは……!?
――お互いの役との共通点や、意外性が見られそうな部分を教えてください。
稲葉: リーダー(今野)とアルトイに共通していると思うのは、第一印象はミステリアスなのに、話してみると意外と素直で子どもっぽくて、思っていたミステリアスな雰囲気とは違う魅力があるところだと思います。
リーダー自身も、最初はすごくクールで言葉数も少なそうなイメージだったのに、実際はめちゃくちゃよく喋るし、ボケたがる(笑)。そういうお茶目な部分がたくさんあって、そこが役とマッチしているなと思います。
今野: みっちー(稲葉)は、見た目がふわふわしていて、ファンの方にもそういうイメージを持たれていることが多いと思うのですが、僕的にはすごく男らしいなと思っていて。ちゃんと芯があるし、やることはきちんとやる、すごく真面目で努力家なんです。
可愛らしい一面もあるけれど、ちゃんと芯を持っているところが、役と共通しているかなと。意外性という意味では、最近、みっちーが僕のことをちょっといじってくれるようになってきて、それがうれしくて(笑)。お芝居でどうなるかはわかりませんが、そういう一面も見せられたら面白いだろうなと思いますね。
――本作は、岩崎う大さんによるオリジナル作品ですが、台本を読まれた感想はいかがですか。
今野: タイトルを見たときは、可愛らしくてファンタジーなお話なんだろうと思っていたのですが、読んでみると、家族の愛や命といったテーマがとても力強くて。コメディなのにすごく感動する、という印象でした。
稲葉: 世界観がファンタジーなので独特で唯一無二なものなんですが、それに加えて、う大さんが書く家族や親子の会話には、誰もが経験したことのあるような、その家族特有のテンポ感があって。そういう部分が面白さに変わっていくのが、この作品の特徴なのかなと感じました。
台本だけではまだ見えない部分もたくさんありますが、稽古を重ねることで、どんどん進化していくんだろうなというワクワク感があります。今読んだだけでも面白いですが、これからさらにテンポ感が生まれて、面白くなっていくんじゃないかと楽しみにしています。
――メンバーの皆さんは、お二人の主演決定にどんな反応でしたか?
稲葉: やっぱり「そこ2人で?」という、新鮮な反応でしたね。
今野: 僕ら2人で公演数もたくさんやらせていただくので、頑張っていきたいなという気持ちです。
稲葉: でも、役柄を説明したら「なるほど」と納得してくれた感じでした。年齢設定についてはまだ教えていないので、それを聞いたらさらにびっくりすると思います(笑)。
今野: メンバーの(菅田)琳寧に話したときに、「う大さんとやるんだ、いいな!」と言ってくれて。琳寧は多分、観に来てくれると思うんですけど、僕たちじゃなくて、う大さんを観に来ると思います(笑)。
――お二人は寂しくないですか?
今野: いや、もちろん全体を楽しんでもらいたいですけど。
稲葉: 意地でも琳寧くんの視界に入り込みましょう(笑)。

胸を張って堂々と立てたら
――東京グローブ座で主演を務めることへの思いはいかがですか。
稲葉: 個人的には初めて舞台で主演をやらせていただくのでドキドキしているのですが、リーダーが一緒に主演として立ってくれるという安心感もあって。胸を張って堂々と立てたらいいなと思っています。
今野: グローブ座は事務所の先輩方がたくさん立たれてきた場所なので、それに恥じないよう、主演としてみっちーと一緒に舞台を盛り上げていけたらと思います。
――今野さん、先輩座長として稲葉さんへアドバイスはありますか?
今野: いや……でも、気負わずに楽しみましょう、という感じですね(笑)。
稲葉: そう言ってもらえるだけで、変な緊張が取れます。
――お二人は、お互いのお芝居をご覧になっていますか?
稲葉: 見ていますよ。ただ、『ANDO』(B&ZAIの主演舞台)のときは実はあまり交わりがなかったね、という話を2人でしていて。だから、今回がっつり一緒にできるのが新鮮です。
今野: 僕は映画の予告を見ました。まだ予告でしかみっちーのお芝居を見られていないので、この稽古の中でやっとちゃんとわかるんですよね。だから、稽古が今から楽しみです。
稲葉: リーダーのドラマや映画も拝見していますが、今までは現代の役が多い中で、今回は中世が舞台というのも面白いなと思っていて。もしかしたら、今よりもキザかもしれないし。でも、リーダーならではの間合いは絶対にあると思うので、それがどうなっていくのか楽しみです。
――がっつり一緒にお芝居するのは、コントくらいになるのでしょうか?
稲葉: そうなんです。
今野: でも、コントでもあまり関わっていないんですよね。
稲葉: でも、やったことがないわけではないので、今回いろいろとトライする中で、生まれてくるものがあるんじゃないかなと思っています。
お互いの好きなところとは!?
――改めて、お互いの好きなところについても聞かせてください。
稲葉: やっぱり常に自信を持っているところがすごく素敵だなと思います。自分も自信がないわけではないですが、そこまでの自信を持つのはなかなかハードルが高くて。そういう人に惹きつけられますし、引っ張ってもらえるところも、とても魅力的だと感じます。
――同じグループで一緒に活動してきて、ステージ上でも今野さんの存在が自信につながることはありましたか?
稲葉: メンバーとして一緒に立っている中で、自信がなかったらみんなで立てないですし、何か思い切ったことをやっても、絶対に受け止めてくれるという安心感があります。自分が挑戦しても大丈夫だと思わせてくれる存在です。そういう部分が、B&ZAIのリーダー像として出来上がっているのかもしれないですね。
――今野さんは、稲葉さんのどんなところが好きですか?
今野: いっぱいありますが、すごく努力家なんです。バイオリンもずっと弾いていますし、できない部分は何度もトライしていくタイプなので。みっちーのそういう姿を見ていると、僕も負けてられないと思いますし、もっと頑張ろうという気持ちになります。最年少ながら大人な一面をたくさん持っているので、刺激をもらっていますね。
――お二人の仲が縮まったきっかけはあったのでしょうか?
稲葉: きっかけというよりは徐々にという感じがします。ただ、B&ZAIになる前から、リーダーは「みっちー」と呼んでくれる数少ない先輩の一人で、グループになってからはより近い存在になりました。最初の頃から話しかけてくれることが多かったので、だんだん仲良くなっていったイメージです。
今野: 同じグループになる前から、みっちーはちょっと気になる存在でした。矢花(黎)が一緒に演奏していたり、アクロバットもできるし運動神経もいいので。矢花からも話を聞いていたので、話してみようと前から思っていましたね。
あの儚さが魅力的
――本作のテーマにちなんで、お二人が飼育してみたいペットはありますか。
稲葉: ナマケモノです。最近、ナマケモノを飼っている配信者の方を見かけて、すごいなと思って。家に帰ったらナマケモノが怠けているって考えると、自分も怠けやすくなりそうなので(笑)。とにかくかわいいですし、「飼ってます」と話したら、話の引きも強そうですよね(笑)。
今野: 小学生の頃からずっと飼いたいと思っているのが、ミズクラゲです。飼育が難しいと知りながら、いつかは飼ってみたいなと思って調べたりもしていました。名前も好きで、「海の月」という意味を持つ「クラゲ」という言葉がとても好きですし、あの儚さが魅力的なんですよね。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:梁瀬玉実
ヘアメイク:服部幸雄(メーキャップルームプラス)
スタイリスト:柴田拡美(Creative GUILD)
<稲葉通陽>
・中に着たシャツ ¥63,800/THE SOUL AGE (JOYEUX)
・シャツ ¥53,900/ONE TEASPOON(JACK of ALL TRADES press room)
・パンツ 参考商品/NaNo Art(JOYEUX)
・靴 ¥66,000/ドクターマーチン(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)
<今野大輝>
・シャツ ¥20,900/ARAMINTA JAMES(JACK of ALL TRADES press room)
・ジャケット ¥35,200/ARCHIVE STANCE(HOUSE by Jack of All Trades)
・パンツ ¥231,000/NaNo Art(JOYEUX)
・靴 ¥27,500/ドクターマーチン(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)
その他スタイリスト私物
お問い合わせ先
・JACK of ALL TRADES press room(03-3401-5001)
・HOUSE by Jack of All Trades(03-3401-5001)
・JOYEUX(03-4361-4464)
・ドクターマーチン・エアウエア ジャパン(0120-66-1460)
公演概要

舞台『ぼくのドラゴンがごはんを食べない!!』
作・演出 :岩崎う大(かもめんたる)
出演:
稲葉通陽(B&ZAI) 今野大輝(B&ZAI)
山﨑静代 本多力 岩崎う大 / 壮一帆
【東京公演】
2026年11月5日(木)~23日(月・祝)
東京グローブ座
【大阪公演】
2026年11月27日(金)~12月6日(日)
サンケイホールブリーゼ
主催・企画製作:ストームレーベルズ/ABCテレビ
制作:ゴーチ・ブラザーズ
公式サイト:https://bokudora.com/
公式X:@bokudora_butai
