高橋怜也×草地稜之インタビュー ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs氷帝「最強の氷帝学園を作る気持ちで臨みたい」(前編)
2023年1月7日(土)より東京・TACHIKAWA STAGE GARDENを皮切りに、大阪、福岡、岐阜にてミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs氷帝が上演されます。
シリーズ20周年を迎え、通算公演数2000回を突破したミュージカル『テニスの王子様』。本作では、関東大会へ出場を果たした青学(せいがく)に、200名を超える部員を誇る氷帝が立ちはだかります。
テニミュ4thシーズン第二弾となった「青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹」より、青学(せいがく)は全キャストが続投し、氷帝の頂点に立ち絶対的な実力とカリスマ性を持つ部長・跡部景吾役をミュージカル『新テニスの王子様』での好演が記憶に新しい高橋怜也さん、忍足侑士役を今回シリーズ初参加となる草地稜之さんが務めます。
THEATER GIRLは、跡部景吾役の高橋怜也さんと忍足侑士役の草地稜之さんにインタビュー。前編では、本作へ挑むお気持ちや役への取り組み方、今回が初共演となるお互いの印象など、たっぷりと語っていただきました。
最強の氷帝を作る気持ちで臨みたい
――高橋さんは、ミュージカル『新テニスの王子様』に続いての出演、草地さんは今回からの参加となりますが、改めて本作へ挑むお気持ちをうかがえますでしょうか。
高橋 :僕は、新テニミュから引き続き、跡部景吾として出演させていただきます。ただ、新テニミュはテニミュよりも未来の話なので、ゼロよりは少し経験値があるというだけなんですが。跡部景吾としては、新テニミュよりも前の、原作に初めて出てきた跡部として舞台に立たないといけないので、難しいですね。 ただ、ずっと会いたかった氷帝のメンバーに会えることがすごく楽しみなので、最強の氷帝を作る気持ちで臨みたいと思います。
草地:今回初めての出演なので嬉しい反面、正直、緊張やプレッシャーもすごく感じています。原作を読ませていただいて、忍足侑士の冷静沈着でありながらも内に秘めた熱い思いをうまく表現できたらと思っています。これから氷帝の皆さんとどんどん仲良くなっていけたらと思うので、楽しく和気藹々と稽古ができたらいいなと思います。
――高橋さんは新テニミュでは跡部景吾を演じられていましたが、テニミュへのご出演は今回が初とのことで、本作ではどのように跡部景吾を演じていこうと考えていらっしゃいますか?
高橋:新テニミュの時はどちらかというと、高校生との対比で、すごく泥臭くて人間味のある跡部だったんですけど、やっぱりテニミュでは、勝ち気な面が強いというか、氷帝テニス部200人の上に立つカリスマ性がより顕著に出ていると思うので、そういったところを意識して演じていけたらと思います。
――では、また新テニミュとは違った跡部景吾が観られそうですね。
高橋:そうですね。
草地:観られるんですか?
高橋:おいおい、プレッシャーかけんな(笑)。
――そこはお楽しみにということですね。草地さんは、忍足侑士役についてどのように演じていこうと考えていらっしゃいますか?
草地:忍足侑士って関西弁を使うじゃないですか。僕は東京生まれ、東京育ちなので、けっこう苦戦していて。イントネーションが全く違うのでちょっと手こずっています。ずっとアニメを見ながら反復してるんですけど、忍足侑士の関西弁ってねっとりしているというか、特徴的なんです。そこも上手く活かしつつ、あまり張っていないあの声を、皆さんが上手く聞き取れるように頑張りたいなと思います(笑)。
――ちなみに、どなたかに関西弁を教わったりもされたのでしょうか?
草地:所属しているパフォーマンスユニットのメンバーに関西出身が3人いるので、アドバイスをもらいました。ただやっぱり、忍足の喋り方とはちょっと違うので、今模索中です。
――お二人は、以前から面識はあるのでしょうか?
草地:今日、初めて会いました(取材時)
高橋:オーディションで席が隣だったんですけど、ちゃんと顔を合わせたのは今日が初めてですね。
――そうなんですね、では、改めてお会いされた印象をそれぞれうかがえますでしょうか。
高橋:変わってます(笑)。なんか不思議なオーラを持っているというか。それこそちょっと心が読めない感じが忍足っぽい。
草地:心閉ざしてます。
高橋:閉ざしてんのかい!(笑)
草地:まだ(出会って)2時間なんで。
高橋:おいおい! 閉ざすな。
――では、これからもっとお互いのことを深く知っていきたいという感じでしょうか?
高橋:そうですね、
草地:知っていただきたいですね。
――草地さんから見て、高橋さんの印象はいかがですか?
草地:オーディションの時に隣の席だったんですけど、結構怖い印象だったんですよ(笑)。
高橋:そうだっけ!?
草地:多分、跡部の役に入ってたからだと思うんですけど、最初はちょっとクールで近寄りがたいイメージがありました。でも、今日お会いして話していくうちに、自分と似ているところもあるし、ほんわかしていて可愛らしい部分もあるなと感じました。
――どんなところが似ていると感じられたんですか?
草地:撮影のときの仕草ですね。
高橋:同じタイミングで、全く同じポーズをするっていう謎のシンクロが、今日4、5回あったんですよ。
草地:びっくりしましたよね。
――すごいシンクロ率ですね。
草地:このポーズをするとプリンス感が出るんですよ。だから僕以外にやる人いるんだってびっくりしました。
高橋:自分だけがプリンスだと思うなよ!
草地:たしかに、みんなプリンスですもんね(笑)。
――4、5回同じポーズはすごいですね。では、草地さんもこれからもっと高橋さんのことを知っていきたいという感じでしょうか?
草地:もちろんです! 部長ですからね。めっちゃついていきたいです!
高橋:本当か?(笑)言わされてない?
草地:全然!
高橋:なんか目が光ってないけど。
草地:心閉ざしてるから、光が入らない(笑)。
高橋:忍足のあの1コマぐらい目が黒かったよ(笑)。
草地:でも本当に最初のイメージと全く違って、すごく包み込んでくれるようなおおらかさもあるなと思いました。
――すでに新テニミュに出演経験のある高橋さんから、今回シリーズ初参加となる草地さんへ、何かアドバイスしておきたいことはありますか?
高橋:アドバイスか。え~、なんだろう……。でも、とにかく全力でやれば絶対大丈夫だと思います。原作と自分のやるキャラクターを愛して向き合っていけば大丈夫だと思うので。あれ? 僕、本当に今までやってきてる?(笑)
草地:薄いなぁ(笑)。
――高橋さんからのアドバイスは胸に響きましたか?
草地:……ああ、はい。
高橋:おい! 響いてないな(笑)。
草地:でも、原作の『テニスの王子様』はもちろん、忍足侑士というキャラクターを愛して、全力で取り組みたいと思います。
――逆に草地さんから、高橋さんに事前に聞いておきたいことはありますか?
草地:ええ! 何だろう……(しばらく考え込む)
高橋:うん……なさそうだね(笑)。でも、心配なさそうなので大丈夫!
――では、今のところは特に大丈夫そうな感じでしょうか?
草地:うん……そうですね。頑張ります(笑)。
氷帝全員が強く見えるようにしたい
――本作でお二人が所属する氷帝のチームワークであったり、注目してほしいポイントはどんなところでしょうか?
高橋:初めて原作を読んだ時の氷帝の強そうな感じというか、全員が強く見えるようにしたいなと思います。氷帝は全員実力があるからこそ、チームメイトへの信頼があるというか。跡部は、特に他の部員に何かを言う訳ではないと思うんですけど、それって200人部員がいる中で上がってきたからこその信頼があるからだと思うんです。僕はあまり人に言うことが得意じゃないので、僕が何も言わなくても、それぞれがめちゃくちゃレベルアップした氷帝になると思います。
草地:試合で負けた時も、試合後に自分の足りなかったところを見つめ直して、次の試合に活かせるようなストイックさが、氷帝全員にあると思うんです。なので、初登場のシーンで、そのオーラ的なものをお客様に感じてもらえるようにしたいです。 でもやっぱり稽古中は和気藹々と楽しくやっていけたらいいですね。
取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:渡辺美知子
公演概要
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs氷帝
原 作: 許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・作詞・演出:三浦 香
音 楽: 坂部 剛/Yu (vague)
振 付: 遠山晶司(梅棒)/YOU
主 催:
東京・大阪公演:テニミュ製作委員会
福岡公演:キャナルシティ劇場/サンライズプロモーション東京
岐阜公演:中京テレビ放送
共 催:岐阜公演:公益財団法人 土岐市文化振興事業団
協 賛:ファミリーマート
出 演
<青学(せいがく)>
越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、
不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、
河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、
堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:戸塚世那、水野カツオ役:市川愛大、池田雅也役:大野紘幸
<氷帝>
跡部景吾役:高橋怜也、忍足侑士役:草地稜之、宍戸 亮役:広井雄士、
向日岳人役:小辻 庵、芥川慈郎役:横山賀三、滝 萩之介役:中田凌多、
樺地崇弘役:栗原 樹、鳳 長太郎役:明石 陸、日吉 若役:酒寄楓太
<聖ルドルフ>
観月はじめ役:三井淳平、不二裕太役:石原月斗
<山吹>
南 健太郎役:桑原 勝、千石清純役:TAISEI
井上 守役:北代高士
<テニミュボーイズ>
赤峰 優、西岡諒佑、益川和久
公演日程
東京公演: 2023年1月7日(土)~1月15日(日) TACHIKAWA STAGE GARDEN
大阪公演: 2023年1月20日(金)~1月29日(日) メルパルクホール大阪
福岡公演: 2023年2月3日(金)~2月5日(日) キャナルシティ劇場
岐阜公演: 2023年2月17日(金)~2月19日(日) 土岐市文化プラザ サンホール
東京凱旋公演: 2023年2月25日(土)~3月5日(日) TOKYO DOME CITY HALL
チケット料金: 6,800円(全席指定/税込み)
お問合せ: ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php
公式HP: https://www.tennimu.com/
テニミュ・モバイル: https://sp.tennimu.jp/
配信情報
■ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs氷帝
U-NEXT独占ライブ配信・アーカイブ配信
U-NEXT特設ページ:https://t.unext.jp/r/4thseason_2023hyotei
■ライブ配信 [見逃し配信付き]
配信公演
2023年1月7日(土)17:30 東京公演【初日:スイッチング映像】
2023年2月25日(土)12:30 東京凱旋公演【青学(せいがく)スイッチング映像】
2023年2月25日(土)17:30 東京凱旋公演【氷帝スイッチング映像】
2023年3月5日(日)17:30 東京凱旋公演【大千秋楽:スイッチング映像】
■販売価格
各3,700円(税込)
■販売期間(ライブ配信終了後は、見逃し配信のみご購入可能です)
【初日:スイッチング映像】
2022年12月31日(土)12:00~2023年1月14日(土)12:00
【青学(せいがく)スイッチング映像】/【氷帝スイッチング映像】
2023年2月18日(日)12:00~3月4日(土)12:00
【大千秋楽:スイッチング映像】
2023年2月26日(日)12:00~3月12日(日)12:00
■見逃し配信 視聴期間(ライブ配信終了後、準備が整い次第開始いたします)
【初日:スイッチング映像】
~2023年1月14日(土)23:59
【青学(せいがく)スイッチング映像】/【氷帝スイッチング映像】
~2023年3月4日(土)23:59
【大千秋楽:スイッチング映像】
~2023年3月12日(日)23:59
■アーカイブ配信
配信公演
2023年1月7日(土)17:30 東京公演【初日:スイッチング映像】
2023年1月7日(土)17:30 東京公演【初日:全景映像】
2023年2月25日(土)12:30 東京凱旋公演【青学(せいがく)スイッチング映像】
2023年2月25日(土)17:30 東京凱旋公演【氷帝スイッチング映像】
2023年3月5日(日)17:30 東京凱旋公演【大千秋楽:スイッチング映像】
■販売価格
全景映像:2,800円(税込)
スイッチング映像:各3,700円(税込)
■販売・配信期間(ご購入から7日間ご視聴可能です)
【初日:スイッチング映像】/【初日:全景映像】
2023年1月19日(木)12:00~3月23日(木)23:59
【青学(せいがく)スイッチング映像】/【氷帝スイッチング映像】
2023年3月9日(木)12:00~3月23日(木)23:59
【大千秋楽:スイッチング映像】
2023年3月17日(金)12:00~3月23日(木)23:59
※ライブ配信終了後は見逃し配信のみの視聴になります。配信スケジュールをご確認いただきご購入の際はご注意ください。
※見逃し配信とは、ライブ配信の映像を後日期間限定で何度でも視聴出来るサービスです。
※詳しい視聴デバイスに関してはサービスサイトをご覧ください。
©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会