小瀧望（ジャニーズWEST）主演。『ザ・ビューティフル・ゲーム』開幕！「若いエネルギーと登場人物たちの生命力を感じてもらえる作品」

2023.01.11

REPORT

2023 年 1 月 7 日(土)より東京・日生劇場にて、『ザ・ビューティフル・ゲーム』が開幕した。

本作は、『オペラ座の怪人』や『キャッツ』、『エビータ』など数々の名作ミュージカルの作曲を手掛けたロンドン・ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『We will Rock You』を手掛けた人気作家ベン・エルトンによって誕生した大ヒットミュージカル。

今回演出を務めるのは、演劇ユニット「ミナモザ」主宰にして気鋭の劇作家・演出家の瀬戸山美咲。第 27 回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど、社会派演劇に定評のある瀬戸山が初のミュージカル演出に挑む。

主人公、ジョン・ケリーを演じるのはジャニーズ WEST の小瀧望。第 28 回読売演劇大賞において杉村春子賞及び優秀男優賞を受賞し着実に俳優としての実績と経験を積み上げている小瀧が、ストレートプレイで培ってきた確かな演技力とアーティストとしての高い歌唱力を武器に瀬戸山と共に初ミュージカルに挑戦する。

さらに共演には、木下晴香、東啓介、豊原江理佳、加藤梨里香、新里宏太、皇希、木暮真一郎、益岡徹と、豪華かつ多彩なキャストが集結。サッカーに青春のすべてを懸け、逆らうことのできない運命に翻弄されながら戦っていく男と、そんな男を愛する女、その仲間たちの鮮烈な人生。ロイド＝ウェバーの躍動感溢れるサウンドが“青春時代の光と影”を今鮮やかに浮き彫りにする。

今回は、小瀧望、木下晴香、益岡徹、演出の瀬戸山美咲が登壇した取材会の様子をお届けする。

取材会レポート

初日を迎えるにあたっての意気込みについて小瀧は、「コロナ禍で迎える舞台が3作目なんですが、毎回初日を迎えられることを奇跡のように感じています。稽古期間も含め、大阪公演が終わるまで3ヶ月くらいありますが、ここからがスタートなので身が引き締まる思いです。今日からキャスト、スタッフ一同みんなで頑張っていきたいと思います」と感慨深く語った。

演出の瀬戸山は「とても素敵なキャストの皆さんが揃って、作品としてはシリアスな場面もたくさんあるのですが、とにかくエネルギッシュな作品になったと思います。観ている方が元気になる作品だと思いますので、皆さんに楽しんでいただけるように、最後まで頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

本作でミュージカル初挑戦となる小瀧は、「本当に皆さんに助けられています。30歳手前でミュージカルに挑戦できたらいいなと思っていたのですが、予想より早かったのですごくびっくりしました。でも、早いに越したことはないですし、とにかく挑戦できることを嬉しく思います。今回は座長という立場ですが、信頼できる仲間ばかりなので、本当に人に恵まれているなと思います」と謙虚に語った。

ミュージカルでの歌唱法について小瀧は、「9月ぐらいから歌稽古が始まって、今回は海外と中継でボイストレーナーさんと一緒にやらせていただいたので、歌に割く時間は多かったです。2022年は僕にとって歌うことが本当に多かった年で、さらに2023年の幕開けが歌からということで、本当に歌で繋がってるなと思いますし、さらにスキルアップを目指して頑張りたいと思います」と話した。

演出の瀬戸山も今回が初めてのミュージカル演出ということで「小瀧さんの初ミュージカルをちゃんとした作品にせねばという思いがある」と語り、小瀧も「お互い初めてで、瀬戸山さんの初ミュージカル演出の汚点にならないように頑張りたい」と意気込んだ。

初ミュージカルとなる小瀧の歌声について木下は、「歌声だけではなく、結古場にいて、いつもハッとしてしまう。本当にすごいなと思います」と絶賛。

小瀧は「もったいないお言葉ですね」と謙遜するも、木下の歌声について「すっごいです！　僕が1番近くで聞いているので、歌のパワーというか、この細い身体のどこからそんな声量が出てくるんだと毎回思います」とかなり感銘を受けた様子。

座長としての小瀧を間近で見て感じたことについて益岡は、「私は年齢的に突出していて……という言い方は自分でもおかしいんですけど（笑）、キラキラとまぶしい存在ですね」と優しいまなざしを見せた。

最後に小瀧から「年明けからこんなに素敵なキャスト、曲、演出家さんと幕開けができることを本当に嬉しく思います。僕自身、初ミュージカルなので、そこにも注目していただきたいですが、何より豪華なキャストが揃っていますし、若いエネルギーと登場人物たちの生命力を感じてもらえる作品だと思います。最後まで走り切れるようにキャスト、スタッフ一同頑張りますのでよろしくお願いします」と意気込みが語られ、取材会は終了した。