窪田正孝主演。『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』出演キャストが解禁!
2023年5月6日(土)より上演される、THEATER MILANO-Zaこけら落とし公演 COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』。この度、キャストと公演詳細が解禁となった。
新宿の新たなランドマークとなる「東急歌舞伎町タワー」6階に完成する新劇場「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演として上演される『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』。これまでに多くの人々を魅了し続けてきた『エヴァンゲリオン』が今回、舞台となり新たなエンタテインメントとして繰り広げられる。
本作で描かれるのは、壊滅的な状況になった地球と生き残った人々。人類再生の“切り札”を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」と搭乗する14歳の少年少女たち。しかし、計画に繋がりを持つ青年・渡守ソウシ(窪田正孝)は、新たな悲劇の扉が開くのを目撃。真相を探るため、ソウシは特務機関の女性・瑞穂ユウ(石橋静河)に接触する――。舞台ならではの演出によるオリジナルの物語が展開する。
主演を務めるのは、ドラマ・映画と映像を中心に活躍する窪田正孝。2019年に上演された『唐版 風の又三郎』以来4年ぶりの舞台出演となる。これまでBunkamuraで参加した2作品はどちらも唐十郎の作品。その独特で詩的な台詞の数々を見事に客席に届けた窪田が、シェルカウイとノゾエの創り出す新たな『エヴァンゲリオン』をどのように表現するのか、期待が高まる。
共演には注目の若手実力派俳優として多彩に活躍する石橋静河、数々の作品で強烈な個性を放ち話題を集める村上虹郎、人間味あふれる演技と確かな存在感が光るベテラン田中哲司ら、豪華なキャストが集結した。
コメント
上演台本:ノゾエ征爾
耳を疑った。エヴァを演劇で。なぜわざわざそんなことを。意味がわからなかった。大学生になって間もない頃だったと思う。友人が今ハマっているというテレビアニメを見せてくれた。鋭利なロボットがビル群を跳躍し、咆哮し、そのパイロットの少年は泣き叫んでいた。
なんだこれは。理解しきれないものを浴びせられて脳がブルブル震えていた。
25年ほど経ってその渦中に身を置くとは露知らず。今はリアルに身体が震えている。怖い。ひたすら怖いのです。
しかし、いつしかその震えが、武者震いのようにも感じられ始めている。ラルビ氏の構想や演出プランが深まるにつれ、不確かな不安をナンセンスに感じた。このラルビエヴァ、乗るしかない。三歩進んでは三歩下がるような執筆がもう2年近く続いている。
きっとこれは終わらない。上演されても終わらないものがここにある。
震えがおさまることは、とうに諦めている。皆さんには、きっといい震えを。
窪田正孝/渡守ソウシ役
舞台版は物語も登場人物も変えて新たなシナリオで描くことになりました。神、人類、戦争、侵略、破壊、そして再生。
エヴァが描くメッセージを、蠢く今この時代に演劇を通して観客に直接届けられたらと思っています。
本来、手を出してはいけないエヴァンゲリオンという山のように高い壁に挑む事を真摯に受け止めてビヨンドを完成させたいです。
石橋静河/瑞穂ユウ役
お芝居を始める前から憧れていて、いつか一緒に仕事をしたいと思っていたシェルカウイさん。自分が想像していたより早く夢が叶って、ワクワクが止まりません。「エヴァンゲリオン」の世界を新たな形にするということはあまりにもプレッシャーが大きすぎると感じていますが、シェルカウイさんや窪田さんら素晴らしい才能の方々と一緒に、この偉大な作品の核にあるものを捉え、表現することは、激動の時代である今、大きな意味をもつと強く感じています。お楽しみに!
村上虹郎/蓮見タン役
これはまたもの凄い大渦に巻き込んで頂きました。大変な事になりました。とにかくこれは未知なるエヴァンゲリオンです、しっかりと喰らいついていきたいと思います。乞うご期待。
田中哲司/菅生マサツグ役
エヴァンゲリオンを初めて観た時は衝撃的でした。マジンガーZで育った僕のヒーロー像とはかけ離れた、善と悪が混在した存在だったからです。そして今回、歌舞伎町に新しく出来る劇場のこけら落としで、舞台版エヴァンゲリオンを上演する。それに参加出来るのをとても嬉しく思います。もう描き切った感のあるエヴァンゲリオンを、新たにどういう形で舞台に上げるのか。エヴァンゲリオン世代でない僕でさえワクワクします。どうぞご期待ください!
あらすじ
無秩序な開発、争いにより、海や大地は汚染され、壊滅的な惨状を呈した地球。
限られた地域に「ドルフ」と呼ばれる集落を作り、暮らす人々がいた。
そんなドルフの一つをリーダーとして牽引する渡守(ともり)ソウシが、その日、目撃したもの……。
新たな高エネルギー資源が特務機関「メンシュ」によって発見され、
最高司令官・菅生(すごう)マサツグの指揮のもと、「エヴァンゲリオン」が海底を穿ち、地中深く潜っていく。
しかし、ここで思いも寄らない事態が発生する。
掘り進めた地底から、巨大な未確認生物「イキモノ」が出現したのだ。
エヴァで必死の迎撃を行い、なんとかイキモノを地中に閉じ込め、強固な蓋をする。
それから半年。
渡守ソウシは、ドルフのシェルターの向こうの光景に目を疑う。
再びイキモノが出現した。
イキモノと激闘を繰り広げるエヴァを茫然と見つめるソウシ。
急変する事態を前に、動揺する蓮見(はすみ)タンを始めとするパイロットたち。
疑念を強めるソウシは、メンシュのドルフ上級担当官・瑞穂(みずほ)ユウに近づく。
一体何が起きているのか? 誰が何をしようとしているのか?
イキモノとは? エヴァンゲリオンとは?
明るみになる真実と、晴れない疑念との間で、人々は……。
公演概要
THEATER MILANO-Zaこけら落とし公演 COCOON PRODUCTION 2023
『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』
構成・演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ
上演台本:ノゾエ征爾
出演:
窪田正孝 石橋静河 村上虹郎 永田崇人 坂ノ上茜 村田寛奈 宮下今日子 田中哲司/
大植真太郎 大宮大奨 渋谷亘宏 AYUMI 森井淳 笹本龍史 渡邉尚 高澤礁太 権田菜々子/
歌唱:山脇千栄(東京・長野公演) 阿部好江(大阪公演)[太鼓芸能集団 鼓童]
企画・製作 Bunkamura
【東京公演】
5月6日(土)~5月28日(日)
THEATER MILANO-Za (東急歌舞伎町タワー6階)
【長野公演】
6月3日(土)・4日(日)
まつもと市民芸術館
【大阪公演】
6月10日(土)~19日(月)
森ノ宮ピロティホール