内野聖陽、瀬戸康史出演、三谷幸喜演出。『笑の大学』開幕!「二人芝居は演劇の原点。堪能してください」
2023年2月8日(水)よりPARCO劇場にて、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『笑の大学』が開幕した。
三谷幸喜の傑作二人芝居『笑の大学』。ファンの間でも特に人気の高い作品であるのにも関わらず、1998年以来1度も日本で公演が行われてこなかった伝説の舞台が、四半世紀ぶりに上演される。
今回は、作・演出の三谷幸喜、向坂睦男役の内野聖陽、 椿一役の瀬戸康史のコメントと舞台写真をお届けする。
コメント
作・演出:三谷幸喜
「笑の大学」は僕にとって思い入れのある作品です。登場する劇作家は僕の理想像。
そんな「笑の大学」が 25 年ぶりに再演。感無量です。
演じる役者さんは、今、僕がもっとも信頼している二人。
内野さんは、ああ見えてとても繊細。瀬戸さんは、ああ見えてとても大胆。年齢も個性も全く違う二人が、丁々発止とやりあう 2 時間弱の演技バトル。一秒たりとも飽きるところがありません。作った本人が言っているのですから、間違いない。
二人芝居は演劇の原点。堪能してください。面白いですよ。
向坂睦男役:内野聖陽
演劇は演者とスタッフワークだけでは完成しないものです。
ドキドキワクワクですが、お客様の皆さんと一緒に心地よく「笑の大学」という劇世界を旅したいと思っています。
稽古をしていくうちに、表に見えてない部分が大切だなぁと感じるようになりました。
三谷さんは僕らの芝居を見ながら、今回の二人にしか出せない面白さを探してくださって、僕らに合わせて現場でセリフがどんどん変わっていくのが嬉しく感じました。
瀬戸くんとはセリフの掛け合いが日々面白くなり、信頼関係もバッチリできたように思っています。
皆さんと楽しい劇空間を共有できますこと、楽しみにしております!!
椿一役:瀬戸康史
「笑の大学」いよいよ始まります。
約 1 ヶ月の稽古期間は、今まで関わってきたどの作品よりもあっという間でした。2 人しかいないのに。
いや、2 人だけだからか…?
とにかく、毎日がとても濃い時間でした。初共演の内野さんとは、最初はお互い様子を伺いつつ話をしたり、ストレッチしながら台詞を合わせたり。そして稽古を通じて距離を縮めていき、今では、大変な時も楽しい時も共に味わった大切な相棒…だと勝手に思っています(笑)なんだかこれは、向坂さんと椿さんが台本直しを通じて感じていく事と近い様な気がしています。年齢や立場をなしにして人間同士が認め合っていく。こういう人間関係、憧れます。
三谷さんの演出、内野さんと僕の 2 人だけでお送りする『笑の大学』を、是非多くの方に楽しんでいただきたいです。
舞台写真
あらすじ
戦時色が濃厚になる昭和 15 年。登場人物は、警視庁検閲係・向坂睦男(内野聖陽)と劇団「笑の大学」座付作家・ 椿 一(瀬戸康史)。非常時に喜劇など断じて許さないとする向坂は、上演中止に追い込もうと執拗なまでの注文を繰り返す。しかしなんとか上演許可をもらいたい椿は、向坂が要求する無理難題を逆手に取りながら、あくまで真正面からの書き直しに挑戦する。警視庁の取調室を舞台に、相対する男二人のドラマが始まる。
公演概要
PARCO劇場開場50周年記念シリーズ
『笑の大学』
作・演出:三谷幸喜
出演:内野聖陽 瀬戸康史
公演日程:
東京公演2月8日(水)-3月5日(日)@PARCO劇場
新潟公演3月11日(土)-3月12日(日)@りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
長野公演3月18日(土)-3月19日(日)@まつもと市民芸術館 主ホール
大阪公演3月23日(木)-3月26日(日)@サンケイホールブリーゼ
福岡公演3月30日(木)-4月 2 日(日)@キャナルシティ劇場
宮城公演4月 6 日(木)-4月 9 日(日)@電力ホール
兵庫公演4月13日(木)-4月16日(日)@兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
沖縄公演4月20日(木)-4月21日(金)@那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場