阪本奨悟インタビュー 「俺の美女化が止まらない!?」「まだ観たことのないような世界観が広がっている作品だと思います」（後編）
2023年4月5日(水)よりテレビ東京にて、ドラマ「俺の美女化が止まらない!?」が放送開始になります。
原作は、宙出版のWEBマンガレーベル「コミック WACHA」の人気コミックで、SNSでも面白いと話題沸騰中の愛染マナによる同名作。女装をテーマに新しい世界に飛び込む成長物語が満を持して実写ドラマ化されました。
主人公の斉藤晴臣を演じるのは、本作が連続ドラマ初主演となる楽駆さん。女装カフェ&バー「スピカドール」で働くメンバーには、斉藤晴臣に女装の楽しさを教える物語のキーパーソンで女装をして働く際は恋々乃(ここの)と名乗る九井恭平役に阪本奨悟さん、メイクアップアーティストで晴臣を強めの美女“ハル”へと変身させるジュカ役に木田佳介さん、インフルエンサーでハルに美しい所作を教えるうにぴょ役にとまんさん、そして晴臣が住む下宿先の管理人で「スピカドール」のオーナー百恵役に丸山智己さんとバラエティ豊かなキャストが揃いました。また、晴臣が雷に打たれたように恋に落ちる大学の同級生原口苺美役を鞘師里保さんが演じます。
THEATER GIRLは、九井恭平／恋々乃 役の阪本奨悟さんにインタビュー。後編では、本作にちなみ、阪本さんが今年新しくチャレンジしてみたいことやドラマの撮影現場で特にやりがいを感じたことなどをうかがいました。
撮影時の印象深いエピソード
――なにか、撮影時の印象深いエピソードはありますか？
とまんが僕たちよりも早く撮影が終わった日があって、先に帰るんだろうなと思っていたんですけど、夕食休憩中もとまんのトークが止まらなくて。1〜2時間帰らず、ずっと話してたのを覚えてますね。それくらいとまんも、みんなと話せる時間を大切にしてくれていたんだなと思うし、現場を明るくしてくれました。最終的には、とまんが現場にいすぎて「早く帰れ」って言われてました（笑）。
――今回の女装姿について、周囲の方や役者仲間からの反響はいかがでしたか？
意外な人物から連絡がありました。三年前ぐらいにミュージカル「王室教師ハイネ -THE MUSICAL Ⅱ-」で共演させてもらった橋本祥平くんが、恋々乃のビジュアルが発表された瞬間に「可愛いね」ってメッセージをくれて、すごく嬉しかったです。祥平も、以前女装する役をやっていたと思うので、 そんな祥平から可愛いって言ってもらえて自信を持つことができました。あとは、僕の家族もケラケラ笑いながら楽しんでくれて、父親が僕のことを「可愛い」って言ってました（笑）。
阪本さんが新しく挑戦したいこととは……！？
――本作は女装をテーマに新しい世界に飛び込む成長物語となっていますが、阪本さんが今年新しくチャレンジしたいことはありますか？
僕、高いところが苦手なんですよ。ビルの窓際とかも怖くて長時間いられないんですけど、スカイダイビングやバンジージャンプなら、逆に高すぎて怖くないんじゃないかなって。まだ心の準備はできていないんですけど、挑戦してみたい気持ちはあります。
――本作は、4月クールの作品になりますが、新生活が始まる時期ということで、 阪本さんの生活に欠かせないものを挙げるとしたらなんでしょうか？
コーヒーですね。コーヒーがないと多分倒れますっていうくらい、もうカフェイン中毒です（笑）。家で台本を読んだり音楽を作ったりと、作業をするときは決まってコーヒーがあります。モチベーションも上がりますし、お気に入りのコーヒーを置いて作業することが多いです。
本作は「やりがいの塊みたいな現場でした」
――阪本さんは、映像や舞台出演のほか、歌手活動など様々な活動をされていますが、ドラマの撮影現場で、特にやりがいを感じたのはどんなことでしょうか？
今回は、もうやりがいの塊みたいな現場でしたね。自分と全くかけ離れた世界の役だったので、最初は役作りに苦労しましたが、女装されている方々が配信している動画を見てヒントを得たりして、すごく救われた部分がありました。
スタッフさんも優しくて、「可愛いよ」とか「綺麗だよ」とたくさん言ってくださったので、役作りが報われたというか。まだまだ追求すればキリがないんですけど、本当にやりがいを感じる現場でした。
――今回は女装男子という役柄でしたが、今後演じてみたい役はありますか？
最近サスペンスやミステリー映画をけっこう観るんですけど、そういう作品で人殺しの役をやってみたいですね。
――ちょっとサイコパス的な感じでしょうか？
そうですね、猟奇的でサイコパスな感じというか、以前も拳銃で人を撃つような役はあったんですけど、ミステリー的な角度ではまだそういう役をやったことがないので、興味があります。ミステリー映画やドラマで演じてみたいです。
――では最後に、本作を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
ドラマ「俺の美女化が止まらない!?」は、きっとまだ観たことのないような世界観が広がっている作品だと思います。そして、皆さんの想像を超えるクオリティーの女装子たちが可愛く、美しく映像の中で活躍しています。スピカドールの面々はみんな本気で女装と向き合ってお芝居をしているので、それが伝わるような作品になっていると思います。すごく新鮮な面白さを感じていただけると思うので、楽しみにしていてください。
取材・文：THEATER GIRL編集部
Photo：渡辺美知子
番組概要
「俺の美女化が止まらない⁉」
【放送日時】
2023年4月5日(水)テレビ東京にて放送開始
毎週水曜深夜3時20分放送
【配信】
動画配信サービス「Paravi」で全話独占先行配信中
【Paravi】 https://www.paravi.jp
【YouTube】 https://www.youtube.com/c/tvtokyodrama
【原作】 愛染マナ「俺の美女化が止まらない⁉」(宙出版)
【主演】 楽駆
【出演】 阪本奨悟 木田佳介 とまん 鞘師里保 / 丸山智己
【プロデューサー】 小松幸敏(テレビ東京) 佐々木梢(PROTX) 平体雄二(スタジオブルー)
【監督】 熊坂出 澤田育子 佐々木梢(PROTX) 中泉裕矢
【脚本】 政池洋佑 下亜友美 澤田育子
【オープニングテーマ】 花澤香菜 「Circle」 (ポニーキャニオン)
【エンディングテーマ】 裏切りおにぎり a.k.a. Hanako 「おんなともだち」 (ひとめぼれこーず/Hitomebo Records)
【制作協力】 PROTX スタジオブルー
【製作著作】 テレビ東京
【番組 HP】 https://www.tv-tokyo.co.jp/orebijyo/
【番組 Twitter】 @tx_orebijyo
ストーリー
大学進学を機に家賃 1 万円の破格物件に下宿することになった斉藤晴臣(楽駆)。下宿先で出迎えてくれたのは、恋々乃(阪本奨悟)という女の子。しかし、晴臣は女性と話をすると顔が赤くなってしまう赤面症に悩んでいた。そのため恋々乃とも上手く話せないが、上京を機にこんなカワイイ女の子と同居できるなんて!と心が躍っていた。ある日、恋々乃がお風呂に入っているところに遭遇した晴臣は慌てて自分の部屋に戻ろうとするが、中から出てきたのは男性だった。恋々乃のバスタオルを使って身体を拭く男性…そう、なんと恋々乃は男だったのだ!! 恋々乃から事情を聞くと、この下宿先は女装カフェ&バー「スピカドール」が営業しており、この下宿に住むものは「スピカドール」で働かなければいけない契約なのだという。そんな話を聞いていなかった晴臣は、大学デビューを前に、女装デビューすることになってしまう…。
