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加藤シゲアキ(NEWS)主演。「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」開幕!「数奇な運命にバチっとハマった舞台。最後まで頑張りたい」

REPORT

2023年4月1日(土)より、新国立劇場 中劇場にて、パルコ・プロデュース 2023 「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」が開幕した。

本作はフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリクが描いたドタバタ幕内コメディ。 2016年にパリで上演するやいなや、上演回数700回を超えるロングラン・大ヒット作となった。2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞で7部門にノミネートされ、 作品賞、 脚本家賞、 演出家賞など5冠を達成した本作が、日本で初上演となる。

大スランプに陥った“書けない“劇作家エドモン・ロスタン役に加藤シゲアキ、共演には大谷亮介、 平祐奈、 細田善彦、 安蘭けい、金田明夫ら豪華キャストが結集した。演出は、令和3年度第72回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、 令和4年秋に紫綬褒章を受章するなど劇作家・演出家としての功績を高く認められるマキノノゾミが務める。

今回は加藤シゲアキ、平祐奈、 金田明夫、演出家のマキノノゾミが登壇した囲み取材の様子と舞台写真をお届けする。

初日を迎えた気持ちを聞かれ、加藤は「ドタバタコメディなんですけど、現場も実際にドタバタで(笑)。本当に初日を迎えられるのかという状態でしたが、誰一人欠けることなく初日を迎えられました」と語った。稽古の様子については、「(ポスターに)抱腹絶倒と書いてあるので、そうしないといけないなと。合言葉のように叫びながらやってました(笑)」と話した。

平は「エドモントレーニングというくらい、加藤さんのジャケットが汗で染まるくらいで(笑)稽古の初日からバタバタでしたが、皆さんとずっと一緒にいたので、とてもよくしていただいて。仲良くなれて楽しかったです」とカンパニーの雰囲気の良さを語った。

テンポ良く場面が切り替わる演出について、金田は「何十年もやらせていただいてますけど、こんなに場面転換するのは最初で最後ぐらいでしょうね。台本をいただいたとき、映画と勘違いするくらいでした」と、演出家のマキノは「喜劇って、登場人物達は追い込まれていて。それを周りから見ていると面白いんですよね。文字通り追い込まれているので、相当面白いですよ」とそれぞれ語った。

作家の一面を持つ加藤は、役柄との共通点について「帰っても締め切りに追われていて、ずっと追われています」と話し、現在も抱えているという締め切りについては「言わないでください、今ここで追い込まないでください。日々今を生きることでいっぱいいっぱいです(笑)」とこぼした。

劇中での加藤と金田のテンポが良い掛け合いについて、金田は「役者が心地いいところって、見てる方にはまったり感じてしまうこともあります。最初は無理しているうちに、段々と気持ちよく言えるようになりました。すごく良い経験です」と明かした。

役作りでつけている付け髭について聞かれた加藤は「意外と似合っているんじゃないですか」と話し、実際に髭を生やす予定については「ただ僕、ジャニーズなんです(笑)。増田、小山の間にこれでいられないですよ。これでチャンカパーナは歌えないです(笑)」と返した。

最後に加藤が「公演初日である4月1日は、(役柄である)エドモンの誕生日なんです。生まれた日に演じるというのは、運命を感じますよね。数奇な運命にバチっとはまった舞台と思いたいです。エドモンと同じく、こんな大混乱になってしまって。という気持ちもありますが、エドモンも見てくれていると思いますし、大丈夫でしょう。最後まで頑張っていきたいと思います」と締めくくり、囲み取材は終了した。

取材・文:岡田美奈子
撮影:岡 千里

あらすじ

1897 年12 月、パリ。
2年も書けずに大スランプに陥っている詩人で劇作家のエドモン・ロスタン(加藤シゲアキ)。ある日突然、大女優サラ・ベルナール(津田真澄)からの大きな仕事が舞い込み、偉大な喜劇王コクラン(大谷亮介)に英雄的なコメディ詩劇の新作を書くことを約束してしまう。なんと初日は3週間後!
ムッシュ・オノレ(金田明夫)のカフェで、構想を練るが、まったく書けない……。衣裳係のジャンヌ(平祐奈)に恋する友人の俳優レオ(細田善彦)の恋愛相談に乗り、訳あり主演女優(安蘭けい)とプロデューサー兄弟(三上市朗・土屋佑壱)の気まぐれに振り回され、妻ローズ(佐藤みゆき)に怒られ、ありとあらゆるトラブルに見舞われながら、舞台監督のリュシアン(福田転球)やコクランの息子ジャン(章平)たちと稽古をはじめるが……。
エドモン・ロスタンの人生をかけた一世一代の創作、そのタイトルは……
そう……『シラノ・ド・ベルジュラック』!!!

公演概要

パルコ・プロデュース2023 「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」

【東京公演】 
2023年4月1日(土)~16日(日)
新国立劇場 中劇場

【大阪公演】
2023年4月22日(土)~24日(月)
東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール

作: アレクシス・ミシャリク
上演台本・演出: マキノノゾミ

出演: 
加藤シゲアキ 
大谷亮介 平祐奈 細田善彦   
福田転球 三上市朗 土屋佑壱 津田真澄 佐藤みゆき 章平 
安蘭けい 金田明夫

企画・製作:株式会社パルコ

公式サイト: https://stage.parco.jp/program/edmond

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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