堂本光一作・構成・演出・主演。『Endless SHOCK』開幕！「いつも通りこの『SHOCK』の世界で生きられることを大事にしたい」

2024.04.10

REPORT

2024年4月11日より帝国劇場にて、堂本光一作・構成・演出・主演の『Endless SHOCK』が開幕する。

2000年 11 月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける『Endless SHOCK』。

2024年は4・5月の帝国劇場公演を皮切りに、7月・8月は梅田芸術劇場、9月博多座、そして11月は再度帝国劇場と、過去に例のない期間の全国ツアーが予定されている。

今回は、堂本光一、佐藤勝利、中村麗乃、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里、島田歌穂が登壇した開幕記念会見の様子とゲネプロの舞台写真をお届けする。

まずは開幕に向けてキャストから挨拶が述べられ、作・構成・演出・主演を務める堂本光一から「『SHOCK』としてはラストイヤーになりますが、いつも通り稽古をやっていつも通り幕が開くのではと思っています」と意気込みが語られた。

今回、キャストの人数が多いことについて触れられると堂本は「面白いことに今回ライバル役は3人います。3人同時に同じシーンに出てくる、とてつもないシーンの稽古もありましたが、楽しみながらやらせていただきました。勝利もそうですが、ギリギリまで舞台をやっていたメンバーもいた中、みんな頑張ってくれて素敵な稽古になったのではと。いい形で初日が迎えられるのではと思っております」と心境を述べた。

リカ役の中村麗乃は「私は今回で2年目になるのですが、まさかの最後というタイミングでまたご一緒させていただけるとは思ってもいなかったので、すごく光栄に思っております。素敵な最後の公演になるように全力で頑張っていきたいと思うのでよろしくお願いします」

オーナー役の前田美波里は「私は2013年からオーナー役をやらせていただいているのですが、今年は初心の気持ちを忘れずに1回1回を丁寧に演じたいと思います。寂しいです」

同じくオーナー役の島田歌穂は「私は2022年の博多座公演からこの作品に参加させていただきました。本当に長い歴史の中で、こうして少しでも携わらせていただけたことに感謝でいっぱいです。本当に私も寂しい思いでいっぱいなのですが、1回1回命に焼き付けていく思いで頑張ります」

ふぉ～ゆ～の越岡裕貴は「4、5月は僕たち2人が出るのですが、11月には7年ぶりにふぉ～ゆ～全員が揃うのでちょっとエモい気持ちになっています。いいバトンを大阪公演に繋げられるよう、1公演1公演務めていきたいと思います」

ふぉ～ゆ～の松崎祐介は「僕はふぉ～ゆ～になる前、M.A.D.というグループで『SHOCK』に出演させていただき、こうして25年目になります。当たり前のように帝国劇場に立たせてもらっていますが、これは当たり前のことではないと、もう一度しっかり自分自身に問い詰めながら、頑張っていきたいと思います」

ライバル役の佐藤勝利は「僕は15歳のときに初めて観た舞台が『Endless SHOCK』でした。その時は右も左もわからなくて何かできたわけではないのですが、そこから光一くんに憧れて、この『Endless SHOCK』ラストイヤーで、光一くんと役として肩を並べるライバル役をやらせていただけるのが光栄です。一生懸命頑張りたいと思います」とそれぞれ意気込みを述べた。

今年がラストイヤーということについて堂本は「とても不思議な感覚です。ラストイヤーなんですが、そんな感覚もしていなくて。ありがたいことに博多も大阪もありますし、そしてまた11月には帝劇にまた戻ってきます。2000年に打ち上げ花火が上がるように『MILLENNIUM SHOCK』が始まったように、最後はまた打ち上げ花火のようにたくさんやらせていただけるので。何よりもそういう場を用意してくださった皆さんにまず感謝ですし、まだ実感がないというのが正直なところです」と今の心境を語った。

新年度も始まり、今後の身の振り方で決まったことはあるかという問いに堂本は「今ここで話せることはまだないのですが、自分としてはファンの皆さまに安心して心からエンタメを楽しんでもらえるように、応援していただける環境を今まさに整えているところです」と現在の心境を語った。

グループ名が変わったことにより、心境に変化はあったかという問いに佐藤は「グループ名もメンバーもそうですし、変わったことはたくさんあるのですが、一方で変えてはいけないことも大事にしたいと思っていて。光一くんの背中を追い続けて感じることもそうですし、やっぱり応援してくださるファンの皆様に楽しんでいただく気持ちも変えてはいけないことだと思うので、そこはすごく大事にしたいと思っています」と自身の思いを語った。

佐藤が所属する『timelesz』のオーディションに触れた件について堂本は「僕も応募資格があるのかなと思ったら、よく見たらなかったです（笑）。『SHOCK』のコウイチだったら27、8歳くらいの設定なので。（菊池）風磨が『カタカナのコウイチだったらまあ』と反応してくれました（笑）」とお茶目なエピソードが語られた。

最後に堂本より「自分としてはラストイヤーということにまだ実感が持てていないのですが、お客様もそうですが、自分自身もこの景色や一つ一つのシーンを噛みしめて目に焼きつけていきたいです。みんなとの時間も大事にしながら、いつも通りこの『SHOCK』の世界で生きられることを大事にしたいと思っています。この作品を皆さまと共有できるのを楽しみにしております」とメッセージが語られ、取材会は終了した。