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堂本光一作・構成・演出・主演。『Endless SHOCK』製作発表レポート!「最後、花火を打ち上げるイメージでやらせていただこうと思います」

REPORT

2000年 11 月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける『Endless SHOCK』。

2024年は4・5月の帝国劇場公演を皮切りに、7月・8月は梅田芸術劇場、9月博多座、そして11月は再度帝国劇場と、過去に例のない期間の全国ツアーが予定されている。

今回は、作・構成・演出・主演の堂本光一、ライバル役のSexy Zone の佐藤勝利、中山優馬、KAT-TUN の上田竜也、リカ役の中村麗乃(乃木坂 46)、綺咲愛里、オーナー役の前田美波里、島田歌穂が登壇した製作発表の様子をお届けする。

まずは、作・構成・演出・主演の堂本光一をはじめとした登壇者それぞれから挨拶が述べられた。

作・構成・演出・主演を務める堂本光一は「今年は、4・5月、 7・8月、9月、11月と自分でも覚えられないくらい多くやらせていただくんですが、2000年から始まり、2005年からは自分で構成・演出もやらせていただくようになり、 こうして2024年もまたやらせていただくことになりました。今年、帝国劇場も休館になるということで、地方公演もありますが、この作品は帝国劇場とともに歩んできたところがあるので、自分としても、今年で幕を閉めようかなと思っております。

理由は、年齢でございます。冗談です(笑)。そういった意味でも、今年はこうやって、すごく豪華なキャストの皆さんにも集まっていただいて、過去にも出てもらった優馬も久しぶりにやってもらいますし、たくさんのキャストに集まってもらって、ちょっと盛大に、最後花火を打ち上げるイメージでやらせていただこうかなと思っております」

綺咲愛里は「私自身、2年ぶりにこの場に参加させていただけるということで、とても身の引き締まる思いでいっぱいです。昨年、客席からこの『Endless SHOCK』、そして『-Eternal-』を見させていただき、改めて歴史あるこの作品に携わらせていただけたことが自分の人生の中で本当に光栄なことだなと思いました。そして今年また参加させていただけることを心から嬉しく思っております」

中村麗乃は「昨年に引き続きまたリカ役をやらせていただけるということで、すごく嬉しく思っています。はじめましての方もたくさんいらっしゃるんですが、今年もご一緒させていただける方もいらっしゃって、また今年もたくさん皆様から学ばせていただけたらと思っております。この大切な節目でまたリカ役ができて本当に嬉しいです」

前田美波里は「私はこの作品に2013年から参加させていただきまして、もちろん出ていない年もありますが、もう11年が経ちました。この作品にこれほど長く携わらせていただいたことを心から感謝いたします。そしてまた今年は2000回という、単独公演では光一さんが本当にすごい回数になるんですね。そこに私自身が出演させていただけることを役者として大変光栄に思っております。この作品はたくさんの方に愛される素晴らしい作品で、終わってしまうのは非常に辛いですが、今年も新しい方たちとの組み合わせで、新鮮な形で演じられると思うので、楽しく最後まで精一杯やらせていただきます」

島田歌穂は「私は2022年からこの作品に参加させていただきまして、『Endless SHOCK』のこの長い歴史の中では新参者なんですが、光一さんをはじめとした温かいチームの皆様にたくさん力をいただきながら、2022年の博多座公演、そして去年の帝劇公演、務めさせていただきました。今回、この『Endless SHOCK』にとってとても大切な公演の日々となることと思います。またそこに参加させていただけることが感謝でいっぱいです。今回はまたさらに、1回1回、大切に噛みしめるような思いで精一杯演じさせていただきたいと思います」

佐藤勝利は「僕のエンタメの根源が『Endless SHOCK』です。その思いの強さも乗せて、光一くんからもありました通り、最後の『Endless SHOCK』、一緒に併走できることを心から大変光栄に思います。一生懸命、務め上げて最高のゴールを一緒に迎えられるよう努力していきたいと思います」

中山優馬は「また、この『Endless SHOCK』に参加させていただけることを大変光栄に思っております。 先ほど勝利も言っていたように、僕も芸能を目指して歩み始めた時から、この作品はもうすでにこの世の中にあってずっと見させていただいて、それに参加できる日が来て、そして今年最後になるということに、大変衝撃を受けております。その分、身が引き締まる思いです。本当に大変な作品ですので、覚悟を持って臨みたいと思います。 そして、僕は大阪出身なので、慣れ親しんだ大阪の地で、この『Endless SHOCK』に参加させてもらえることを本当にありがたく嬉しく思っております。全力で光一くんの元で励みたいと思いますのでよろしくお願いします」

上田竜也は「今年で『Endless SHOCK』が終幕するということで、20年前くらいに光一くんに、お前は『SHOCK』に出るなと言われた時から、まさか最後となる11月の公演をやらせていただくことになるとは夢にも思わず。でも、映像を見たりするとやっぱり『SHOCK』って1回がっつり関わらせてもらうと、音楽を聞いただけでワクワクしてテンションが上がりました。締めということで、これまで以上にライバル役を追求して、自分なりにしっかりと役を作り上げて、観に来てくださるお客様に素晴らしい公演になったと思ってもらえるようにしっかり務めていきたいと思います」

今年で、『Endless SHOCK』の幕を閉めるということで、それを決断した理由や時期について堂本は「自分の中では、ロードマップと言うか、数年前からそういう考えはありました。他にやれる劇場がないというのも一つの理由としてはあります。この作品は、自分が26歳くらいのときに作った作品で、年齢設定もそれぐらいなんですよね。今、自分が45歳になって、いい時かなと。帝国劇場と共に歩んできた作品でもあるので、一度休館になるのであれば、そこで自分が出る『SHOCK』というのは、一度幕を閉めてもいいかなと。2~3年前から自分の心の中で決めていた部分はあります」

この決断を聞いての率直な思いについて前田は「とても残念ですね。2013年に初めてステージに立った時に、この客席の興奮状態は、もしかしたら光一さんのファンが占めているからこんなに盛り上がるのか?と思いましたが、 1年、2年と私も年齢を重ねて、いや、この作品はたくさんの方に愛されている、こんな作品を光一さんが手放していいものなのかって。

それで、『光一さん、若い人でこの作品やることないの?』って言ったんです。そしたら『今は考えていません』って。『帝劇で作った作品は帝劇で閉めるんです』とおっしゃるので、素晴らしいなと。私がこの作品をやっていたら絶対に離さないなと思いましたが。作品のファンとしてとても残念ですが。光一さんはもう演出家になられているので、 これを超える素晴らしい作品を作って、また演じられることを祈っております。 その時はぜひ、私もおばあさん役で出してください」

佐藤は「光一くんから、なんとなくお話ししてはいただいていたんですが、本当に衝撃を受けましたね。ずっとあるものだと思っていましたし。ずっと階段落ちしてくださるかなって。本当に僕がエンタメを学んだものですし、すごく根底にありますし、それを僕ら世代は生で見られたこと、そして僕としては一緒に作品に携わらせていただいてることは本当に光栄ですので、 その思いを込めて最後、走り切りたいなと思います」

中山は「本当に衝撃で寂しく思います。でも、 参加させていただいたから分かることなのですが、本当に過酷なんですよね。光一くんのその姿を何十回と隣で見せてもらって、こんなにも過酷なものをなぜこんな回数できるんだろうって、本当に何度も思いました。『SHOCK』が終わってしまうということで、覚悟できていた訳ではないんですが、毎年『SHOCK』というのはずっとあって、見させていただいてたものなので、寂しくもありますが、 記念すべき回を迎えることは、本当に素晴らしいことだなと思います。自分も全力で頑張ります」

上田は「直接本人からその話をお聞きした時に、『なんでよ』とは言いました。シンプルにファンの方々の気持ちとして、俺はこの作品が好きなので。でも、いろんな話を聞く上で、そういうことなんだなと。本人が決めたことならば、そこに向かってしっかりこの2024年の最後の年を盛大に、もっと自分たちがクオリティを高めて、光一くんが完全燃焼して終われるように、しっかり取り組んでいきたいという気持ちに変わりました」とそれぞれの思いを述べた。

今後、別の誰かに『Endless SHOCK』の主演を譲る可能性はあるかという質問に堂本は「自分の思いとしては、誰かにやってもらいたいなと思います。例えばの話にはなりますが、この『SHOCK』という作品は帝劇のサイズに合わせて作ってきたものなのでやれる劇場が梅田芸術劇場、博多座の2つくらいしかないんですよね。例えばですが、感謝祭みたいな形のイベントならもしかしたらできるかもしれません。今適当なことを言ってるので、まだ全然分かりませんが(笑)。でもやっぱり自分の思いとしては、誰かに自分の役をやってもらいたいなという思いは強くあります」と作品への思いが語られた。

公演概要

『Endless SHOCK』

2024年4月11日(木)~5月31日(金)
帝国劇場
※『Endless SHOCK』、『Endless SHOCK -Eternal-』同時上演

出演:堂本光一、佐藤勝利、越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃、前田美波里、島田歌穂

2024年7・8月
梅田芸術劇場メインホール

出演:堂本光一、中山優馬、林翔太、室龍太、高田翔、原嘉孝、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里、島田歌穂

2024年9月
博多座

出演:堂本光一、佐藤勝利、福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里、前田美波里

2024年11月
帝国劇場

出演:堂本光一、上田竜也、福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、尾崎龍星、石川直、綺咲愛里・中村麗乃、前田美波里

公式サイト:https://www.tohostage.com/shock/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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