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上田堪大インタビュー「新しい出会いと別れを大事にしていきたい」【シアダンフォト vol.5】

INTERVIEW

THEATER GIRLだけの撮り下ろし写真が手に入る「シアダンフォト」企画。第5回にお迎えしたのは、MANKAI STAGE『A3!』雪白 東役、舞台「東京リベンジャーズ」場地圭介役などさまざまな作品に出演し、活躍の場を広げている上田堪大さん。

インタビューでは、上田さんがこれから出演するbpm15周年記念公演『beats per minute CHAIN LIFT』のお話や、12月に発売されるフォトブックのことなどについてお聞きしました。

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今までいろんな役を演じてきた中で、今回初めての役柄に挑戦

――もうすぐbpm15周年記念公演『beats per minute CHAIN LIFT』が始まりますね。どんな作品なのか、お伺いしてもいいですか?

今回は、2017年に行われたbpm 10周年の記念作品『beats per minute』の続編で、bpmのセルフタイトルの作品でもあるんです。beats per minuteとは、音楽用語でテンポ、医療用語で心拍数を意味していて、今回はCHAIN LIFT(チェーンリフト)というサブタイトルが付いています。ジェットコースターが上がるときカタンカタンと引き上げる装置のことをチェーンリフトといいまして、ジェットコースターのようなドキドキがテーマでもある作品です。スパイ映画のような世界観で、コメディもアクションもあるのが特徴ですね。

――ご自身の役について、どんなところに期待してほしいですか?

僕が演じるのは、bpmメンバーと敵対するテロ組織「S.I.R.」のリーダーで、ポーカーという役です。ネタバレにならない範囲でいうと、ポーカーという名前にちなんだ役の個性もあるとか、ないとか(笑)。ほかの「S.I.R.」メンバーのコードネームも、ルーレット、スロット、BJ、バカラ……と、カジノゲームの名前になっています。

今までいろんな役を演じてきましたが、演出の浅沼晋太郎さんには「多分、堪大が今まで演じたことのないような役になるんじゃないかな?」と言っていただきました。実際に今稽古をしていて、僕自身も初めて演じる役柄だなと感じています。

12月は自分の総決算を表すような作品と毎年出会っている

――bpmさんとは、実際にご一緒してみてどうですか?

僕が初めてbpmさんの舞台を観たのが、2013年1月なんですよ。それからずっとファンで、いつかご一緒したいなと思っていました。過去に『ダイヤのA The LIVE Ⅲ』で、晋太郎さんの演出を受けたことはあるのですが、今回出演が決まってbpmのメンバーと共演するのは初めてで。稽古場に一緒にいる空間とか、シーンを観たり、観てもらったりするだけで「本当に今bpmの中にいるんだ……」と少年のような気持ちになりますね。

――では、今回の出演が決まったときは喜びもひとしおだったのでは?

とても嬉しかったですね。2019年に『bpm夏祭りSP』にゲスト出演させていただいたときも、bpmファンの皆さんの前で、「bpmの作品に出たいです!」と声を大に宣言してきて。それが今回、約10年越しに念願叶ったんです。ファンの方も僕が出たいと思っていたことは多分知っていたと思います。実際に「おめでとう」という声を届けてくれる方もいました。

――今年最後の舞台出演になるかと思いますが、意気込みをいただいてもよろしいですか?

これは勝手に僕が感じているだけのことですが、毎年12月にやる作品は自分の総決算を表しているような作品が多くて、自分自身がレベルアップしていくために必要なものとか、課せられることがたくさんあるんです。

いつもその壁にぶち当たっているような感覚で、「これを乗り越えないと年を越せないぞ!」といいますか。「これ、できるよね?」という自分に対して問う期間でもありますね。今回も初めての役柄に挑戦するにあたって、来年に向けてどんな自分になっているかな? と思いながら取り組んでいます。

フォトブックのタイトルには支えてくれている方々への感謝の気持ちを込めた

――12月には、フォトブックが発売されますがこちらは撮影してみて、いかがでしたか?

まず、「写真集とフォトブックの違いって何だろう?」と思っているんですよ(笑)。4年前には写真集を出させていただいたので、写真集とフォトブックの違いを出したいと僕は思っていて。

フォトブックを発売できるのも、やっぱり僕一人の力ではないよな、と。支えてくれている方々に対して感謝の気持ちが大きいので、それを伝えたいと思いました。

なので、今回ファンの方から質問を募集して、僕がそれに答える企画をできないかお願いしました。元々用意していただいた質問と、募集した質問と、全てに答えたのですが、その中から僕が34歳なので34つだけ選んでもらっていて。まだどういうふうになっているかは分からないですが、完成が楽しみです。

今回フォトブックのタイトルが『With U』なんですよ。Uは上田のUで、いろいろな意味を込めています。やっぱりコロナ禍で、この2年間会えない期間がたくさんあったじゃないですか。だからこそ、「離れていようが関係ないよね」と思ってもらえるような感じにしたいな、と。

――フォトブックの撮影でこだわったポイントはありますか?

東京から離れている場所で撮影したいなと思って、いろいろ候補があった中で宮古島を選びました。実は今回の撮影で初めて沖縄に行ったんですよ。僕のテーマとして「やったことがないことを経験しよう」というのがあって、それは仕事に限らず、自分の人生の中でもそうなんです。嫌なことでも一回は経験しよう、って。

だから前回のDVDでも、高所恐怖症なのにビルの38階を命綱一本で1周する企画をやったんですよ。やりたくないですよね、正直(笑)。でもそれが笑いになったり、自分が想像していたものと違うものが返ってきたりすることがあると僕は思っていて。なので、沖縄を選んだという経緯があります。

そういう意味では、何歳になっても初めてのものに巡り合う機会はありますよね? 自分がそういう行動、生活、生き方をしていれば巡り合えるので、「みんなも一緒に楽しい経験をしようよ」って。そんな気持ちも込めて、『withU』というタイトルにしました。

来年もきっと新しい出会いと別れがあるはず、それを大事にしていきたい

――2023年まであと少しですが、今年のご活躍を経て来年どんな一年にしたいですか?

来年1月で舞台に出演してから、丸10年経つんですよね。幸いにもその期間ちょうどMANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~WINTER 2023~に出演することが決まっていて、これも自分にとって大切な作品になると思っています。それが2023年の始まりなんですが、始まりがある中で、出会いと別れは必ず訪れるので、そういうことを大事にしていきたい一年かなと思います。

取材・文:矢内あや
Photo:野村雄治
ヘアメイク:YUZUKI合同会社

公演概要

bpm15周年記念公演「beats per minute CHAIN LIFT」

12月15日(木)~12月18日(日)上演予定
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ

公演ページ:https://bpm-home.jp/contents/571163

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販売期間:2022年12月13日(火)~2022年12月28日(水)

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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