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平間壮一×小関裕太インタビュー ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』「今まで経験してきたものがどう合わさるのか楽しみ」(前編)

INTERVIEW

2022年2月1日(火)より東京・日本青年館ホール、2月24日(木)より大阪・森ノ宮ピロティホールにてミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』が上演されます。

本作は、ニューオーリンズに実在した「アップステアーズ・ラウンジ」という同性愛者クラブで 1973 年に実際に起きた米国史上に残る同性愛者に対する事件の一つ“アップステアーズ・ラウンジ放火事件”を題材に、ブロードウェイ新進気鋭の若手作家、マックス・ヴァーノンが作・作詞・作曲を手がけたミュージカル。

2017年にアメリカ、オフ・ブロードウェイで初演、その後全米各地で上演。2018 年にはオーストラリア、シドニーで初海外プロダクションが開幕、2019 年にはロンドン版も上演され、そしてついに2022年日本初上演を迎えます。

主人公で現代から突然1973年にタイムスリップしてしまう、若きデザイナーのウェスを演じるのは平間壮一さん、ウェスに興味を持ち、次第に惹かれていく若い男娼パトリックを小関裕太さんが演じます。

THEATER GIRL編集部は、ウェス役の平間壮一さんとパトリック役の小関裕太さんにインタビューを敢行。インタビュー前編となる今回は、12年ぶりに共演が決まったときの気持ちや日本初演の作品に出演する心境など、たっぷりと語っていただきました。

インタビュー後編はこちら

今まで経験してきたものがどう合わさるのか楽しみ

――お二人は12年ぶりの舞台共演になるとのことですが、共演が決まったときはどんなお気持ちでしたか? 以前と感じ方が変わった部分などもあれば聞かせてください。

平間:今回が初共演なのではというくらい記憶がないですね。12年も経っていたら2人ともやり方も違うでしょうし、今まで経験してきたものがどう合わさるのかという楽しみが生まれました。

小関:小学生の時に初めて壮一さんとお会いして、僕よりも5歳年上なんですけど今と当時の感覚がだいぶ違っていて。すごくお兄ちゃんという感覚が今でも残っているので、そのお兄ちゃんの腰をグイッとするんだっていうのはちょっと不思議な感覚です(笑)。

――以前と感じ方が変わったと思う部分はありますか?

平間:それはないですね。いつまでも裕太は裕太って感じなので。

小関:僕も変わらずですね。ずっと見上げているというか、お兄ちゃんという感覚です。

――小関さんにとって平間さんは、ずっとお兄さん的存在なんですね。

小関:そうですね。昔からいろんなところで言っているのですが、小さい頃にキャップを貰ったことがすごく嬉しくて。壮一さんはやっぱりダンスが秀でていて、みんなに教えてくれたりもしていたので、本当に助けられたことばかりという印象です。

これを乗り越えたらカンパニーとしての感動が生まれるのでは

――本作は2017年にアメリカ、オフ・ブロードウェイで初演されてから、オーストラリア、ロンドンと上演され今回が日本初上演となりますが、日本初演の作品に出演されるお気持ちはいかがでしょうか?

平間:やっぱり大変だなと思いました。自分だけではなく関わってくれるスタッフさんもそうですし、初演だと分からないことだらけで、調べる量もいつもよりも多かったりするので。でもその分、それを乗り越えたらカンパニーとしての感動がさらに生まれると思うので頑張りたいです。

小関:今作はオフ・ブロードウェイで上演された作品なので、映像も残っていないですし、観に行った人じゃないと実感できない部分があると思うんです。でも、新しいものを作っている感覚が大きいので、観に来てくださる皆さんにとっても初めての経験になるのではと思います。

自分が演じるパトリックにしても、舞台写真は残っているんですけど、そういったものとは違うところで自分の内面から作っていきたいという思いが強いですね。

次のページ:ウェスとパトリックの場合は、惹かれ合っている様子が描かれている

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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