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黒柳徹子主演、七五三掛龍也共演。『ハロルドとモード』開幕!「ユーモアと詩情を交えて繊細に描き出す珠玉のヒューマンドラマ」

REPORT

2025年9⽉30⽇より東京・EX THEATER ROPPONGIにて、『ハロルドとモード』が開幕する。

1971年の同名映画を原作に、黒柳徹子のライフワークとして繰り返し上演されてきた朗読劇『ハロルドとモード』。2025年版では、Travis Japanの七五三掛龍也がハロルドを演じ、6度目のモード役となる黒柳徹子と共演している。

黒柳徹子が演じるモードは、年齢を超えた愛らしい魅力にあふれており、まさに人生を謳歌する存在そのものだった。

そして、ハロルドを演じる七五三掛龍也の、朗読劇という形式ながら、表現力豊かでコロコロ変わる表情には強く惹きつけられた。死に魅了される青年の繊細さや不器用さを、声と表情の変化で鮮やかに描き出している。

和久井映見による母親役は、キリッとした雰囲気をまといながらも息子への深い愛情がにじみ出ており、物語にリアリティと温かみを与えていた。さらに森迫永依、前野朋哉、松尾貴史の三人は複数の役柄を巧みに演じ分け、それぞれの人物像に色を添えることで、舞台の奥行きを広げていた。

演出はG2が担当。ピアノの生演奏とともに進む舞台は、朗読劇の枠を超えて豊かな情景を描き出し、観客を引き込む。狂言自殺を繰り返す青年と、自由奔放に生きる女性との出会いは、人生をどう捉え、どう楽しむかという普遍的なテーマを浮かび上がらせた。

本作は愛とユーモアに満ち、ラブストーリーでありながら、人生そのものへの賛歌ともいえる。役者一人ひとりの存在感と舞台全体の温かさに包まれ、深く心を揺さぶられる公演だった。

本作は、10月10日(金)まで東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演、その後、10月16日(木)より大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

文・撮影:THEATER GIRL編集部

ストーリー

自らの死を演出することでしか存在を証明できなかった19歳の青年・ハロルド(七五三掛龍也)。ある日、“赤の他人の葬式への参列”という趣味を通じて、破天荒でキュートな79歳の女性・モード(黒柳徹子)と出会う。初めて“心から一緒にいたい”と思える人と出会ったハロルドは、少しずつ“生”の意味を見つけていく。そんな中、彼はモードの80歳の誕生日パーティーを計画するが…。

公演概要

ハロルドとモード『HAROLD AND MAUDE』

作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
音楽・演奏:荻野清子
演出補:平田純哉

出演:黒柳徹子 七五三掛龍也(Travis Japan) 森迫永依 前野朋哉 松尾貴史 和久井映見

企画・製作:テレビ朝日 サンライズプロモーション東京

<東京公演>
公演期間:2025年9月30日(火)〜10月10日(金)
会場:EX THEATER ROPPONGI

主催:テレビ朝日 サンライズプロモーション東京

チケット料金:S席¥10,800 A席¥9,000(全席指定・税込)

<大阪公演>
公演期間:2025年10月16日(木)〜19日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール

主催:サンライズプロモーション大阪

チケット料金:¥10,800(全席指定・税込)
チケット発売日:詳細は公式サイトでご案内いたします。

公式サイト:https://haroldandmaude.jp/
公式X:https://x.com/HAROLD_MAUDE_jp

宣伝:キョードーメディアス

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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