新ミュージカル「スタミュ」-2nd シーズン-開幕!「新しいものを始める人、終える人たちの背中をちょっと押せるような作品を届けたい」

2025年3月1日(土)より、東京 シアターHにて、新ミュージカル「スタミュ」-2nd シーズン-が開幕した。
「スタミュ」は、音楽芸能分野の名門・綾薙学園を舞台にした、オリジナルミュージカルアニメ。“憧れの高校生” を追って音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太を主人公に、ミュージカル学科で夢を追いかける男子学生たちを描いた青春ドタバタ・ミュージカルストーリー。
本公演第二弾となる本作では、無事入科オーディションに合格し晴れてミュージカル学科生となった星谷悠太(演:三井淳平)らteam鳳とteam柊の面々が、敬愛する各々の指導者への感謝を伝える伝統の儀式、 『卒業セレモニー』でのパフォーマンスを披露すべく奔走する姿を描く。
今回は、三井淳平、田口司、司波光星、宮内伊織、松井健太、吉原雅斗が登壇した囲み取材のコメントと舞台写真をお届けする。
囲み取材コメント

Q1,今作の見どころ
三井:(新シリーズの本公演としては)2 作目となっており、この話自体、ミュージカルスターを目指す学生たちの熱いお話なので、やっぱり僕ら役者としても自分の信念であったり、矜持、プライドみたいなものがお芝居に反映される部分がすごくあって、それがこの「スタミュミュ」。「スタミュ」を舞台にした理由なんじゃないかなって思うところでもありますので、ぜひそういうところに注目していただけると嬉しいです。
田口:先輩方の2ndシーズン(※2018年上演のミュージカル「スタミュ」-2ndシーズン-)の時に歌われていなかった曲が今回入ってきまして。既存曲をまた新しい今回の作品の中で歌う場所がございますので、そこも新たについたシーンということで、注目して見ていただけたらなと思っております。
司波:やっぱり何と言っても、華桜会の先輩方が卒業してしまうというあらすじではあるのですが、僕たち 1 年生も前作と比べて成長したり、チーム感というものがどんどん深まった関係性などが前作と違う部分で見られると思うので、そういった部分を楽しんでいただけたらなと思っております。もちろん華桜会の皆様の実力というか、「これぞ華桜会!」っていうパフォーマンスが見られると思うので、ぜひそこにも注目していただけたらなと思います。
宮内:初演で僕たち、それぞれバラバラだったキャラクターが鳳樹先輩によってteam鳳として、綾薙祭公演をやり、そして今回、元・team鳳としてお話が始まってしまうのですが、初演で生まれた絆を手繰り寄せて、信じて、自分たちのパフォーマンスだったり、また先輩たちをどうやって送り出すか?というところに繋がっていくところが見どころかなと思っております。
松井:僕たちの曲で『星瞬COUNTDOWN』という曲がある通り、“青春”をテーマにやっております。前作もそうだったんですけど、今作も泥臭く、本当に全力で青春を楽しむ僕たちの姿を楽しんでいただけたらなと思います。
吉原:月皇役の司波君も言ってくださったんですけど、今回僕ら3 年生の卒業のお話ということで、僕らとしてもしっかりと“卒業”というのを噛み締めながら、しっかり皆さんに“新しい道”っていうのも示していけたらなと思っております。
Q2,自分以外のキャストの見どころや好きなシーン
三井:天花寺翔役・(宮内)伊織の猫のシーンですね。これは間違いない。すっごい猫が出てきますので。
宮内:めちゃくちゃハードル上げるじゃん!
三井:天花寺君は飼っている猫が大好きなキャラクターですので、ちょっと猫っぽいことするところがあるんですけど、昨日の稽古で「劇中で流す猫の鳴き声素材と似すぎているからやめて欲しい」って要望をもらってまして(笑)そのくらい達者ですので、天花寺翔が素敵なのでぜひ皆さんに見ていただけたら嬉しいです。
田口:僕が 1番見てほしい部分は、2幕冒頭に鳳先輩のソロ曲です。鳳先輩のダンスが本当にかっこよくて。歌も上手ですし、見せ方も上手ですし、本当に鳳先輩についてきてよかったなって思える楽曲となっております。鳳先輩、本当にかっこいいので、よかったらそこに注目してもらえたらなと思っております。
司波:やっぱりライバルチームのteam柊の楽曲もすごく見どころがあってですね。僕たちのライバルでもあり仲間でもあるチームなんですけど、彼らのパフォーマンスを見ると僕たちの心もぎゅっと掴まれ、「もっと頑張らなきゃ。」という思いをヒシヒシと感じておりますので、もちろん華桜会の皆様のパフォーマンスも素晴らしいんですけれども、僕らも頑張りますし、team柊のパフォーマンスもぜひ注目していただけたらなと思います。
宮内:今ここにいる元・team鳳のみんなや鳳先輩なんですけど、稽古をしている時から会話しているシーンとかでどんな言葉でもかけてくれるだけで気持ちが奮い立ったり、感動させられたりして、身震いするようなシーンが結構多くあったので、ここのみんなはめちゃくちゃ僕のことを感動させてくれるので、それが自分の芝居に繋がっているところも多々ありますし、そういう影響し合っている僕たちのチーム感を見ていただけたらなと思います。
松井:華桜会の暁先輩と楪先輩と漣先輩の 3 人の曲があるんです。華桜会というと柊先輩と鳳先輩の 2人がピックアップされることが多い中で今回は3人もしっかりとピックアップされて、その3人の曲がとても素敵なのでぜひ聞いていただけたらなと思います。
三井:それで言うと、柊先輩の好きなところが1つあって。柊先輩ってteam柊っていうスターオブスターのteamの指導者なんですけれども、やっぱりここの師弟関係もすごく素敵ですし、柊先輩には柊先輩の苦悩があって、でもこのteam柊からもらう感情みたいなものが出るシーンが2幕のあるんですよね。2幕の終盤に良い曲があるんですけど、そこの龍星君(※柊翼役:丸山龍星)のお芝居がすごく好きで、team柊と柊の関係性を象徴したシーンになっているんじゃないかなって思うので、そこも楽しみにしてほしいところですね。
吉原:今私は華桜会ではないんですけど、私のために奮起してくださるみたいなところは僕としても見どころだなって思いますし、それをしてくれる華桜会のみんなってところもそうですし。あと元・team鳳のメンバーと僕は指導者と教え子たちっていう関係値だったのが、1つのteamになるような瞬間がお芝居の中であるじゃないですか。そこは僕的にはこっぱずかしいながらも、嬉しいなってすごく思えるシーンなので、ぜひ見つけていただきたいなと思っております。
Q3,稽古や役作りで苦労した点
宮内:猫です。
三井:猫かい(笑)あそこ、いろいろチャレンジしていたもんね。
宮内:僕たちの生徒としての生活感が見えるシーンが結構ふんだんにあるんですけども。そんなドタバタ感の中で天花寺君の飼っている猫であったり、その周りのドタバタもあったり、そこの稽古は僕は最初苦労しながら作ったんですけど、今となっては結構面白いシーンになっているんじゃないかと思うので、そこは苦労ポイントであり見どころポイントかもしれないです。
三井:タヴィアン(※猫の名前)は大変だよね。お芝居の中で愛する猫を扱うってさ。
宮内:やっぱり苦労するポイントではありました。
田口:新シリーズ初演の時とはまた違ったベクトルの作品かなっていう部分が少しずつあって。初演の時は個人にいろんな苦悩があったりしたのですが、2ndシーズンになったらチーム感をより大切にしなきゃいけない部分が多々あるので、きっと初演の時と2ndシーズンの時と役作りの仕方も違うし、考え方も違うから、今回は今回でより仲良くなったし、「ここについてどう思う?」みたいな話す時間が増えたから、そういうところが難しくもあり、楽しかったかなっていう感じはします。
松井:2ndシーズンはそれを歌で表現することが多かったんですよ。初演はお芝居をみんなで作り上げるとかできたんですけど、今回はそれを歌で繋いでいかなきゃいけないっていうのが最初から課題であり、僕たちがやらなければいけないことだったので、やっと形が見えてきたなっていうのは思っているので、ゲネプロを通してより一層固めていけたらなと思っています。
司波:歌・演技・ダンスとこの3つが主に軸になってくると思うんですけど、僕ら(元・team鳳)は 5 位で試験を突破したグループなので、初演と比べて成長した部分を明らかに提示できなければいけないのかなという責任もありますので、日々稽古では鞭打ち頑張りまして、すごく頑張っておりまして…全キャストが一丸となってサポートしていただいたり、みんなで助け合って作り上げている作品にはなるので、やっぱりそこがポイントになるのかなと。みんなで作り上げたっていうのも結構重要な部分になっていると思うので、そこにたくさん注目していただけたらなと思いますね。
吉原:”鳳樹”という役が鬼才であり天才じゃない?そこにアジャストしていくっていうのはすごく大変ですね。ダンス1つ取っても、歌1つとっても。さっき(田口)司君も言ってくれた2幕の歌は葛藤と解放だったりするんですが(曲の長さが)4分半強あるんですよ。もう令和じゃないんですよ、この長さの曲って。短い曲が流行っていて、僕自身も歌って踊るアーティスト活動とかもしますけど、ソロでそれだけの長さの曲をやったことがなかったので。1人で歌う、1人の歌声で皆さんにお届けするということの難しさっていうのを強く感じてしまう部分があったので、そこを絶対になんとか良いものにしたいっていうところが、1番重荷というか 1番プレッシャーだったかな。
司波:でもそんな苦労しているよりも見えないぐらい、さらっと素晴らしいものを提示してくるので、それに僕はちょっと心打たれてしまう部分があります。
三井:そうだなぁ…僕が今回感じた点としては、「スタミュミュ」は楽曲がすごく多くて、覚えることの物量が多いんですね。プラス、アンサンブルさんが6人っていう少数精鋭チームでやっていて。そこのteamも覚える物量とかすっごく多いんですよ。僕たちと同じ、それ以上に多いから、みんなでいろんなたくさんの物事、(舞台セットの)転換の仕方とか歌やダンス、いろいろ覚えながら、全員ですごく情熱を燃やして望んだ稽古だったんじゃないかな、っていうのは思いますね。
Q4,本作への意気込み
吉原:改めてにはなるんですけれども、我々にとっては卒業の話なので、しっかりと噛み締めて、見てくださるお客様にも「終わりの始まり」じゃないですけど、そういった青春の時期だからこそできる表現っていうのを感じ取っていただければなと思います。頑張ります。
松井:僕たちはまずteamになるところから始まって、teamになって、そして卒業セレモニー、鳳先輩を送るところまでの物語ですので、1 個 1 個大事にしてお客様にもしっかりこの思いとか、歌だったり、お芝居だったり、しっかり伝えて、楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。
宮内:僕たちは一か月間、毎日吉谷さん(※本作の演出家・吉谷晃太朗)を筆頭に、たくさんの心を動かしながら稽古をやってこられたのでその結果、お客様の心がなにか動いたり、心のどこかに少しでも僕らの作品がいてくれたらいいなと思いますので、そこに向かってチーム一丸となって頑張っていけたらなと思います。
司波:この作品を通して「何回でも、明日もまた見に行きたい。」って思ってもらえるような、そんな素敵なお芝居や歌、ダンスを皆様にお届けできたらなと思っております。そして今回は配信がありますので、ぜひ配信でも見ていただけるように、僕たち精一杯一丸となって頑張って参りますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
田口:今回の公演は卒業セレモニーっていうのが本当に大きくて、僕たちとしても先輩方が卒業されたりとか、いろんな思いが詰まった作品、初演の時とまた違った思いがすごく詰まった作品だなと感じていて。先輩方をしっかりと送り届けられるように、そして見に来てくださるお客様のためにも、最高のステージをお届けできたらなと思っております。
三井:「スタミュミュ」は“青春ドタバタ・ミュージカルコメディ”ですから、やっぱり僕たち元・team鳳が、そして星谷が汗をかいて、涙を流して、泥臭く頑張る張る姿が人の心を勇気づけるかなっていうところなので、そこは必死に、責任を持ってやらせていただきたいなと思っています。3月になりまして、あったかくなってきたなっていうところで、きっと卒業シーズンを間近に控えたお客様もきっといると思うので、そういった新しいものを始める人、終える人たちの背中をちょっと押せるような作品を届けたいと思っています。頑張りますので、ぜひ皆さん見に来てください。よろしくお願いします!
舞台写真















舞台写真撮影:THEATER GIRL編集部
公演概要
新ミュージカル「スタミュ」-2ndシーズン-
【 日程 】
<東京公演>2025年3月1日(土)~3月9日(日) シアターH
<大阪公演>2025年3月15日(土)~3月16日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【チケット】 全席指定 10,800円(税込)
【出演者】
星谷悠太:三井淳平
那雪透:田口司
月皇海斗:司波光星
天花寺翔:宮内伊織
空閑愁:松井健太
辰己琉唯:牧田一成
申渡栄吾:小椋涼介
戌峰誠士郎:中本大賀
虎石和泉:藤岡勇成
卯川晶:新谷聖司
柊翼:丸山龍星
鳳樹:吉原雅斗
暁鏡司:北澤優駿
楪=クリスチアン=リオン:大隅勇太
漣朔也:徳田皓己
アンサンブル:山口渓 / 竹井弘樹 / 松崎友洸 / 丸山武蔵 / 遠山義弥 / 粂川暁典
原作:ひなた凛
脚本:ハラダサヤカ
演出:吉谷晃太朗
振付:ただこ
主催:新ミュージカル「スタミュ」製作委員会
【公式サイト】https://star-mumu.com/
【公式X(Twitter)】 https://twitter.com/star_mumu (#スタミュミュ)
©新ミュージカル「スタミュ」製作委員会