松岡充主演。TRUMPシリーズ最新作ミュージカル『キルバーン』ビジュアルと公演詳細が解禁！

2025.06.18

THEATER

TRUMPシリーズ最新作、ミュージカル『キルバーン』キービジュアル及びメインキャストの扮装ビジュアルほか公演詳細情報が解禁された。

永遠の時を生き続ける真なる吸血種《TRUMP》が棲まう不気味な館で夜毎催される狂気の宴。

集いし繭期ジャンキーどもが《不死卿》と呼ばれる吸血種を、殺し、燃し、ありとあらゆる殺戮を繰り広げるが、死なない！殺せない‼どうすりゃいい⁉果たして、不死身の《不死卿》を殺すことなどできるのだろうか？

正気を保ったままではこの宴を目撃することなどできはしない。ハメを外せ！理性を壊せ‼常識の世界など蹴り飛せ‼脳天突き破るヒャッハーミュージカルが爆誕する‼

劇作家・末満健一がライフワークに掲げ、2009年より展開するオリジナル作品＜TRUMPシリーズ＞の最新作、ミュージカル『キルバーン』が2025年9月13日（土）〜28日（日）東京・サンシャイン劇場、2025年10月2日（木）〜6日（日）大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。

本作は2020年に上演を発表した後、コロナ禍での見通しが立たないためにやむを得ず上演中止となり今回新たな出演陣での公演が実現することとなったシリーズファン待望の作品。

今作では、ストーリー仕立てのライブのような形式を取り、演劇・ミュージカルの既成概念を壊す観客没入型の作品の創作を目指す。

主演を務めるのは、今年デビュー30周年を迎えるロックバンド「SOPHIA」のボーカリストとして不動の人気を誇り、音楽朗読劇『黑世界』にて、その圧倒的な歌唱力と唯一無二の世界観で観客を魅了してきた松岡充。デヴィッド・ボウイが手がけた最後の贈り物とも称されるミュージカル『LAZARUS』では、主演・ニュートン役を熱演し、大きな反響を呼んだ。音楽と演劇の垣根を越えた松岡の表現力が、今作でも新たな感動を届ける。

加えて、圧倒的な歌唱力と存在感で音楽シーンを牽引し続ける、ボーカルデュオ「CHEMISTRY」の堂珍嘉邦が本作に出演。2001年のデビュー以来、数々のヒット曲を生み出し、ソロとしても精力的に活動を展開。近年は俳優としても舞台・映像を問わず活躍の場を広げ、繊細な表現力と唯一無二の声で観る者の心を惹きつけている。そんな彼が本作で魅せる新たな表情に、ぜひ注目していただきたい。

さらに、舞台「鬼滅の刃」シリーズで初代・竈門炭治郎役を務め、以降もミュージカル主演に抜擢されるなど注目を集める若手実力派・小林亮太が、シリーズ初参戦を果たす。

また、同シリーズの『LILIUM -リリウム新約少女純潔歌劇-』（23年上演）にて、2000通を超える応募の中から主演に選ばれた内田未来や、シリーズ過去作に多数出演し、安定した演技力と厚い信頼を誇る宮川浩も出演。さらに、フランク莉奈、山崎樹範、倉持聖菜、池田晴香といった多彩なジャンルからのフレッシュな初参加キャストが揃い、作品に新たな息吹をもたらす。

ビジュアル

あらすじ

不老不死の吸血種《TRUMP》である不死卿ドナテルロ（演・松岡充）が棲む館。そこでは夜毎、《繭期の吸血種》たちが不死卿の命を奪おうと彷徨い、ありとあらゆる殺戮を繰り広げている。
館に執事として仕えるのは、不死卿に絶対的な忠誠を尽くす美少年グスタフ（演・小林亮太）。召使いでありながら、不死卿への復讐に燃えるシラン（演・倉持聖菜）と、彼女と双子の姉妹であるリンドウ（演・池田晴香）。
ある日、血盟議会の議員でありながら裏社会でも暗躍するポピー（演・宮川浩）、その部下オリーブ（演・フランク莉奈）とマルメロ（演・山崎樹範）、そして用心棒であるダリ（演・堂珍嘉邦）らが館を訪れる。ポピーは繭期を誘発させる《COCOON》の密売人であり、ドナテルロは裏社会でも有数の密造人であった。だが、今回ポピーが館を訪れたのは《COCOON》の取り引きだけではなかった。ポピーが《とある要求》と引き換えに差し出したのは、不死卿と共に《永遠を生きる花嫁》として選ばれた少女ソフィ（演・内田未来）であった。果たしてソフィは、本当に不死卿と同じく不老不死なのだろうか？グスタフの忠誠心の裏側にある真実とは？そしてポピーの用心棒であるダリの本当の目的とは？
館に満ちる幻覚と快楽、そして止まることのない《死のなき死》の連鎖。今宵も狂乱の宴が始まろうとしている。

【作・作詞・演出】末満健一コメント

世の中、窮屈で窮屈でしょうがありません。なにがどうとはここでは⾔いませんが、窮屈で息が詰まりそうです。
なにを⾔わんとせんのか、きっとわかりますよね皆さんも。無頼や粋なんてものは昔の話。
エンタメの世界でくらい、⾺⿅やってもいいじゃないですか。と、⾔いたいところではありますが、それさえも許されない空気がそこかしこに蔓延しています。それがアップデートとやらを遂げた現代のエンタメ界です。
そこをひとつ、お許し願いたいのです。
今回はその窮屈さから脱却させてくれと。⾺⿅やらせてくれと。阿保やらせてくれと。ハメ外させてくれと。
ヒャッハー！とはしゃがせてくれと。舞台上だけの話ではなく、それはもちろん観客席にいる皆さんと⼀緒にです。
繭期が⾒せる幻想の中で、⾝も蓋もなくブチあがりましょうではありませんか。