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草彅剛主演、杉野遥亮、瀧内公美ら共演。舞台『シッダールタ』開幕!「未知なる世界の扉が今まさに僕の心で開こうとしています」

REPORT

2025年11月15日(土)より東京・世田谷パブリックシアターにて舞台『シッダールタ』が開幕する。

本作は、世田谷パブリックシアター、TBS、イープラスの共同主催により、世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃の演出で、ノーベル文学賞受賞作家であるドイツの作家ヘルマン・ヘッセの最高傑作「シッダールタ」を舞台化するもの。本作では劇作家・長田育恵が、「シッダールタ」の壮大な世界観をベースに現代を映す舞台へと昇華。さらに音楽に作曲家・三宅純を迎え、極めて不安定な世界情勢の中、情報の氾濫、価値観の変容、哲学の喪失によって混沌とした世界の中で、宗教とは何か、他者とは何か、そして、個のアイデンティティとは何かを、この作品を通して映し出し、平和主義を唱えたヘッセが「シッダールタ」で何を伝えようとしたかを考えていく。

主演は白井と3度目のタッグを組む草彅剛。実在する宗教家で仏陀(釈迦と言われる仏教の始祖ブッダ)と同じ名を持つ青年シッダールタと、現代を生きるひとりの男を演じる。

シッダールタの生涯の友となるゴーヴィンダに杉野遥亮。シッダールタと深い関係で結ばれるカマラーに瀧内公美。確かな実力で引っ張りだこの2人が、シッダールタの旅に寄り添う。

男の友人デーミアンに鈴木仁。シッダールタの息子に中沢元紀。シッダールタの父に松澤一之。シッダールタに商売を教える商人のカーマスワーミに有川マコト。古代インドの大河の渡し守ヴァスデーヴァにノゾエ征爾。

そして池岡亮介、山本直寛、斉藤悠、ワタナベケイスケ、中山義紘ら実力派俳優たちに加え、柴一平、東海林靖志、鈴木明倫、渡辺はるか、仁田晶凱、林田海里、タマラ、河村アズリと、類まれな身体能力と豊かな表現力を兼ね備えたダンサーたちも参集した。

今回は、白井晃(演出)、長田育恵(作)、草彅剛、杉野遥亮、瀧内公美のコメントと舞台写真をお届けする。

コメント

白井晃(演出)

100年前のヘルマン・ヘッセの小説「シッダールタ」を現代社会を投影した作品にしたいと言う思いでここまで創作してきました。主人公・シッダールタは、今を生きる私たちの姿そのものだと思います。草彅さんの驚異的な集中力から生まれる表現は、私たちの心を捉えて離さない力強さに満ちています。この作品に関わったすべての俳優、ダンサーの献身的な努力により、想像力をかき立てる舞台芸術ならではの作品になったと確信しています。この混沌とした世界の中で私たちはどう生きていけば良いのか。草彅さん演じるシッダールタの静かなる叫びに耳をすませていただけると幸いです。

長田育恵(作)

ヘルマン・ヘッセの原作と向き合い、白井晃さんから炎を受け取り、作劇に挑みました。舞台『シッダールタ』、いよいよ開幕いたします。100年前に書かれたこの物語は、人間の普運的な悩みに満ち、現代の苦悩をも内包しています。だからこそ今、シッダールタが語るひとつひとつの言葉が、私たちの心を照らすのです。
演劇が果たすべき究極の役目は、人が生きていく上で核心となるような、シンプルで、強く、美しいものを手渡すこと。
本作は、最高の座組で、その至高に挑みます。
草彅さん演じるシッダールタの旅一一その果てを、共に見つめていただきたいです。

草彅剛

未知なる世界の扉が今まさに僕の心で開こうとしています。
皆様が劇場に来てくれた瞬間にコンプリートされると思います。
この何にも変えられない感覚だけど、もともと私たちが持っていて知っている感覚。
是非皆さんと一緒に深く感じ合いましょう。
あとは楽しむだけです!

杉野遥亮

遂に初日を迎えるのだな。と、感概深い気持ちです。
ほんとうに素敵な芸術になっていると思うので、期待してほしいですし、僕自身も期待しています。
舞台シッダールタ!よろしくお願いします!

瀧内公美

無事、初日を迎えられることを嬉しく思っております。
“自我の旅”という社大なテーマを掲げたこの作品が手元に屈いたとき、未知の旅路を歩み始めようとしていた私にとって、希望の光のように感じたことを覚えています。
白井さんにとって、創作の原点となるこの作品に携わり、共に重ねてきた創作の時間は、何にも代えがたい経験でした。
素晴らしいスタッフ・キャストの皆さま、そして愛に満ちた日々を与えてくださった白井さんとともに、今日から新たな一歩を踏み出します。
皆さまの心に残るひとときをお届けできるよう、心を込めて演じてまいります。

舞台写真

撮影:THEATER GIRL編集部

公演概要

舞台『シッダールタ』

【東京公演】2025年11月15日(土)~12月27日(土) @世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】2026年1月10日(土)~1月18日(日) @兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【原作】ヘルマン・ヘッセ「シッダールタ」「デーミアン」(光文社 酒寄進一訳)
【作】長田育恵
【演出】白井 晃
【音楽】三宅 純

【出演】
草彅 剛、杉野遥亮、瀧内公美
鈴木 仁、中沢元紀、池岡亮介、山本直寛、斉藤 悠、ワタナベケイスケ、中山義紘
柴 一平、東海林靖志、鈴木明倫、渡辺はるか、仁田晶凱、林田海里、タマラ、河村アズリ
松澤一之、有川マコト、ノゾエ征爾 

【美術】山本貴愛 【照明】齋藤茂男 【音響】井上正弘 【映像】栗山聡之 【ヘアメイク】川端富生 【衣裳】前田文子
【ステージング】平原慎太郎 【演出助手】加藤由紀子 【舞台監督】田中直明
【プロデューサー】大下玲美(世田谷パブリックシアター) 【世田谷パブリックシアター芸術監督】白井 晃

【宣伝美術】永瀬祐一 【宣伝写真】設楽光徳 【宣伝衣裳】堀井香苗 【宣伝ヘアメイク】川端富生、荒川英亮(草彅剛)

【企画制作】世田谷パブリックシアター

【公式HP】https://setagaya-pt.jp/stage/25224/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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