坪倉康晴×武子直輝インタビュー Groovy Stage「ブレイクマイケース」「リアリティがあるからこそ、より一層面白さを感じる」(後編)
2026年3月13日(金)より天王洲 銀河劇場にて、Groovy Stage「ブレイクマイケース」が上演されます。
『ブレイクマイケース』は、表の顔はカフェバー、裏の顔は何にでも成り代わる「マルチ代行」を営む店〈Aporia(アポリア)〉を舞台に展開する物語を描いたスマートフォン向けゲームアプリ。リリースから1.5周年を迎え、個性豊かなキャラクターが登場するストーリーや、 多種多様なサウンドが彩る“グルーヴマッチパズル”が多くの支持を集めています。
脚本はMANKAI STAGE『A3!』シリーズや 『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』 Rule the Stageシリーズなど、数々の話題作の脚本を手掛ける亀田真二郎さん、演出は舞台 「アサルトリリィ」シリーズ、朗読劇『少年のアビス』など多くの作品を手掛ける注目の演出家、田邊俊喜さんが担当します。
THEATER GIRLは、交際部・綾戸 恋役 坪倉康晴さんと強行部・節見 静役 武子直輝さんにインタビュー。後編では、『ブレイクマイケース』の世界観の魅力や舞台としての見どころ、作品にちなみ“裏と表”をテーマにした仕事への切り替えスイッチ、そして公演に向けた意気込みについてお聞きしました。
リアリティがあるからこそ、より一層面白さを感じた
――原作ゲームは「カフェバー」、そして「マルチ代行」という二つの顔を持つ〈Aporia(アポリア)〉を舞台とした世界観が特徴的ですが、どのような印象を持たれましたか?
坪倉:なかなかない設定だと思いました。『ブレイクマイケース』に登場するキャラクターたちは、どこか現実の身近なところにもいそうな人物たちで、親近感が湧くんですよね。『ブレイクマイケース』の物語には、現実でも起こり得るような感情や選択がたくさん描かれていて、リアリティがあるからこそより一層面白さを感じました。

総勢でステージに立った瞬間は、圧倒される場面になるはず
――舞台としての見せ方で、現時点で楽しみにしている部分はありますか?
武子:『ブレイクマイケース』の物語と、舞台ならではの魅力が、程よく作品に溶け込んでいたらうれしいです。キャストの人数も多いので、並んだときの迫力は相当なものになると思います。総勢でステージに立った瞬間は、お客さまにとっても圧倒される場面になるはずです。
――坪倉さんはいかがでしょうか。
坪倉:きっと繊細な舞台になるのではないかと感じています。ダンスや歌で華やかさを出すというよりは、芝居の中でその華やかさや熱量が立ち上がってくる作品になるのではないでしょうか。
もちろん、どの作品も芝居は大切ですが、今回はより一層洗練された表現が求められる気がしています。『ブレイクマイケース』は、各部署それぞれの色がとても魅力的で、複雑な事情や背景が丁寧に描かれながら、そうした一つひとつの要素が絡み合って物語が進んでいくところが好きです。その世界観を大切にしながら、細かな部分も逃さずに向き合っていきたいと思っています。

お二人の仕事への切り替え“スイッチ”とは……!?
――本作にちなみ、「裏」と「表」、二面性というテーマにかけて、普段と仕事モードで切り替わる“スイッチ”のようなものはありますか。
坪倉:みんなそうだと思うのですが、やっぱり“現場に入った瞬間”がひとつのスイッチですね。
普段の僕はあまり自分から口数が多くないですし、積極的に話しかけるタイプではありません。どちらかというと、来てくれるのを待ってしまうほうです。
でも、この仕事を始めてからは、現場でそれをしていては損だと気づいて。むしろ自分からどんどん近づいていったほうが得だと思ったんです。だから、現場では自然とスイッチが入ります。家を出た瞬間というよりは、現場に入ったときですね。

――武子さんはいかがでしょうか。
武子:僕は稽古中と休憩時間の落差がかなり激しいと思います。これから坪倉くんも感じるかもしれません。
稽古中、仕事モードに入ると熱くなってしまって、「ちゃんとやろう」「効率よく進めて、より良いものを作ろう」という気持ちが前面に出てしまうんです。そのせいで、「怖い」と思われる瞬間があるかもしれませんが、まったくそんなつもりはありません。作品を良くしたい一心です。
でも休憩に入った途端、急にスライムみたいに溶けます(笑)。極端だと思います。もちろん、現場の空気を盛り上げることも好きですし、誰かの誕生日があれば、一番大きな声でハッピーバースデーを歌います(笑)。
なので、仕事モードと休憩モードの差が僕のスイッチポイントです。始まればきちんと切り替わりますし、休めるときは思いきり緩みます。その振り幅も含めて、楽しんでいただけたらうれしいです。

――最後に、本作を楽しみにされている皆さまへメッセージをお願いします。
武子:改めまして、Groovy Stage「ブレイクマイケース」を楽しみにしてくださっている皆さま、ありがとうございます。
原作が大好きな方もいらっしゃれば、今回の舞台化をきっかけに作品を知った方もいると思います。さまざまな立場の皆さまが楽しんでいただける作品にしたいと考えています。
そして何より、「舞台化して良かった」と思っていただけるような作品づくり、キャラクターづくりを全力で届けていきますので、安心して楽しみにしていてください。劇場でお待ちしていますので、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです。
坪倉:皆さまもきっと大きな期待を寄せてくださっていると思いますし、僕自身もこの作品に携われることを本当にありがたく感じています。
ストーリー一つひとつがとても面白く、人物描写も魅力的です。繊細なお芝居が求められる作品になると思いますので、その世界観を大切にしながら向き合っていきます。お客様の期待を裏切らないよう、全力で役と向き合います。
それぞれの部署に魅力がありますし、きっと“推し”の部署やキャラクターも見つかるのではないでしょうか。ただ、作品全体としても盛り上がるよう、自分の役割をしっかり果たしたいと考えています。劇場でお会いできることを心より楽しみにしています。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:Jumpei Yamada
公演概要
Groovy Stage「ブレイクマイケース」
2026 年3月13日(金)~3月22日(日)天王洲 銀河劇場
原作:『ブレイクマイケース』/coly
脚本:亀田真二郎
演出:田邊俊喜
音楽協力:フジパシフィックミュージック
振付・ステージング:楢木和也(梅棒)
アクション:加藤 学
キャスト:
【本部】皇坂 逢:猪野広樹 城瀬由鶴:星野勇太 須王芦佳:矢田悠祐
【交際部】綾戸 恋:坪倉康晴 宇京真央:雨宮大晟 樋宮明星:塩田一期 環野 揺:湊 丈瑠
【管理部】槻本大河:川﨑優作 壱川春日:谷水 力 隠岐谷 誓:神里優希
【交渉部】在間樹帆:佐藤永典 祠堂恭耶:辻 凌志朗 立科吏来:南 圭介
【強行部】節見 静:武子直輝 御門 尊:立花 涼 新開 戦:稲垣成弥 相沢篠信:長﨑大晟
【特務部】恩田灯世:織部典成 新名 有:YUKI 神家:輝馬 麻波 麗:天野旭陽
弥代衣都:岩田陽葵
チケット情報:
<価格(全席指定/税込)>
平日昼:11,800円 平日夜:10,800円
土日祝昼:13,800円 土日祝夜:12,800円
主催:舞台ブレマイ製作委員会
公演に関するお問い合わせ:ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/contact/
公式サイト:https://breakmycase-stage.com/
公式X:https://x.com/breakmycase_st
公式YouTube:https://www.youtube.com/@breakmycase_st
