小波津 亜廉×安藤 夢叶×中染 雄貴インタビュー 『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Fling Posse & 麻天狼 feat. 鬼瓦ボンバーズ & D4》「特別な空間で、最高のエンターテインメントを体験していただける作品になるはず」(後編)
2026年3月27日(金)よりTHEATER MILANO-Za にて、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Fling Posse & 麻天狼 feat. 鬼瓦ボンバーズ & D4》が上演されます。
《MAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》、《Buster Bros!!! & Bad Ass Temple feat. 糸の会 & WESTEND-MAFIA》に続き、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”とシンジュク・ディビジョン“麻天狼”の新たなD.R.Bに向けたストーリーを描きます。
また、舞台オリジナルディビジョン&キャラクターであるアサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”、“D4”が登場します。
THEATER GIRLは、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”神宮寺 寂雷役の小波津亜廉さん、伊弉冉 一二三役の安藤夢叶さん、観音坂 独歩役の中染雄貴さんにインタビュー。後編では、それぞれが演じる神宮寺 寂雷、伊弉冉 一二三、観音坂 独歩というキャラクターの魅力や、演じる中で感じている手応え、さらにご自身の個性やアピールポイントについても語っていただきました。
120%の力で発散できるよう準備している
――改めて、ご自身が演じるキャラクターについて、それぞれ「演じていて魅力的だと感じる部分」をうかがえますでしょうか。
小波津: 神宮寺 寂雷は、「他者を重んじる」という部分が大きな魅力だと思っています。僕が演じるうえでも、そこは一番意識している核の部分です。
自分以外の誰かのことを常に考え続けるというのは、実際にはなかなかできることではありません。それは“麻天狼”の3人に共通する強みであり、キャラクターとしての魅力でもあると思っています。
寂雷は、本当の意味で芯を持って他者を大切にできる人ですし、過去に何かを抱えながら生きている人物でもあります。そうした背景があるからこそ、人としての説得力が生まれているのだと感じます。
圧倒的な信頼感があって、そこに存在しているだけで場の空気が締まったり、逆に和やかになったりする。そんな強い芯を持った人物だと思うので、そこがとても魅力的ですね。だから「上司にしたいナンバーワン」なんですよね。
安藤:したいですね。

――安藤さんはいかがでしょうか。
安藤:一二三は女性恐怖症だったり、チャラい一面があったりと、いろいろな面を持っているキャラクターです。そうした多面性も魅力だと思いますが、舞台ならではのよさでいうと、無限にファンサービスができるところが大きいですね。
小波津:それは魅力だね。
安藤:一二三を演じているときは、普段の自分ではなかなかできないウインクや投げキスなども思いきりできる。そこは舞台ならではの楽しさですし、一二三という役の特権だと感じています。
小波津:パフォーマンスのときは、ファンの方の目線の取り合いになるんです(笑)。
安藤:本当にそうですよね。だからこそ、そういう瞬間を作れるのはすごくありがたいです。

――中染さんはいかがでしょうか。
中染:観音坂 独歩を演じていて感じるのは、いい意味で公演が終わったあと、すごく疲れるということです。ただ、その疲れはキャラクターにとってはプラスだと思っています。
独歩というキャラクターは、まずサラリーマンで、いわゆるブラック企業で働いている社畜のような立場です。毎日仕事に追われて、上司に小言を言われながら過ごしている。そうした背景があるからこそ、心の中にヘイトやストレスが溜まっているキャラクターだと思うので。
「また明日が来るのか」「憂鬱だな」と思いながら生きている人物なので、そういう気持ちを常に心の中に置きながら演じています。さらに独歩は、溜め込んだものを一気に吐き出す瞬間があるので、そのときは120%の力で発散できるよう準備しています。やり切ったあとにどっと疲れるのですが、それは独歩自身の感覚にも近いのではないかと思うことがあります。
また、独歩はオンとオフ、強弱の差がとても分かりやすいキャラクターだと感じています。感情が爆発して荒れている場面と、ぐっと抑えている場面の差がはっきりしている。だからこそ、その変化をお客さんにしっかり伝えたいと思いながらステージに立っています。
――なるほど。
中染:僕の中では「独歩は自分にしかできない」という気持ちで演じています。ラップもありえないくらい息を使いますし、かなり難しいと感じていますが、だからこそ、観音坂 独歩としてどうラップをするか、どう表現するかを日々考えながらキャラクターと向き合っています。
次の公演では、これまで以上のものを届けたいですし、さらにキャラクターを深く知っていきたいと思っているので、その部分には貪欲に取り組んでいきたいです。

自身の個性やアピールポイントとは……!?
――本作の登場人物のように、皆さん自身の“個性”や“アピールポイント”を聞かせてください。
小波津:僕は「興味」の“興”という言葉が一番近いかもしれません。本当に人間が大好きで、常に人の言葉や考えに興味を持っているので。
自分の個性だなと思うのは、人の言っていることを100%信じられるところです。相手をそのまま信頼できるというか、その人の言葉を真っすぐ受け取ることができるので。人が好きだからこそ、疑うよりもまず信じてしまうタイプなんですよね。
その分、騙されやすい部分もあるのかもしれませんが(笑)、自分の個性は何だろうと考えたときに、そこなのかなと思います。
中染:僕は逆に、亜廉くんは誰にも騙されない人だと思っていました。
安藤:たしかに! それ、詐欺だよって言ってそう(笑)。
小波津:全然そんなことないよ。「そうなんだね」ってすぐ信じちゃう(笑)。
中染:人と関係を築くときも、前のめりに話してくれますし、帰り道に車で送ってくださったときも、いろいろな話をしてくれて。そういう姿を見ていて、周りの人に興味を持たせる力もある方だなと感じました。

――安藤さんはいかがでしょうか。
安藤:僕の一番の個性は、話しかけやすさかなと思います。
小波津:確かに。愛嬌があるよね。
安藤:とっつきやすさはもしかしたらあるんじゃないかなと思っています。そこは自分でも意識している部分で、「一緒にいて楽しい人でいたい」という気持ちがあります。
小波津:本当に懐に入るのが上手だよね。いろいろな人に好かれるタイプだと思います。僕は第一印象で「怖い」と言われることが多いんですけど、あんでぃは怖いと思ったことがないので。
――現場でも、すぐにどなたとでも仲良くなれる感じでしょうか?
安藤:そうですね。誰とでも自然に仲良くなれるタイプだと思います。僕は「人は鏡だ」と思っていて、たとえどんなに嫌われていたとしても、こちらが全力で好意を向ければ、ちゃんと好意で返ってくると思うんです。
小波津:そうなんだよね。
安藤:逆もまた然りで、自分の言動は良くも悪くも必ず返ってくるものだと思っているので、相手が自分に興味を持っていなくても、まずはこちらから好意を示すことが大事だと思っています。続けていれば、きっと返ってくると信じているので。
中染:それはもう、塾を開いてほしいくらいですね(笑)。僕は逆にそこがあまり得意ではないので、すごく羨ましいです。意識してやっていると聞いて、なおさらすごいなと感じました。すごく自然にできているように見えるので。

――中染さんはいかがでしょうか。
小波津:こういうのは本人より他人から言われた方が分かりやすいと思うのですが、僕から見て「これはなかぽんの個性だな」と思うことが一つあります。何かにのめり込んだときの集中力がすごいんです。
安藤:たしかに!
小波津:本当にすごくて、周りが置いて行かれちゃうことがあるくらい、完全にその世界に入り込んでしまうんです。何かに没頭したときの集中力は、人一倍あると思います。
中染:そう言われて、「確かに」と思いました。僕はこだわりがすごく強いタイプなんです。例えば以前、仕事で動画編集をすることがあったのですが、自分のやりたいように作りたいので、人に任せるのが苦手で。
舞台でも同じで、キャラクターを解釈したうえで「自分はこう見せたい」という形を必ず自分の中で作るので、振り返ってみると、そういう部分にこだわっているのかもしれません。
僕はぶっつけ本番で100%のクオリティを出せるタイプではないと思っているので、事前にこだわって準備したものを本番で生かすという意識で取り組んでいます。そういう意味では、物事に対する向き合い方が自分の個性なのかもしれませんね。

――最後に、本作を楽しみにしている皆さまへメッセージをお願いします。
中染:今回はシブヤとシンジュク、そして“鬼瓦ボンバーズ”と“D4”がそろう本公演です。改めて、「ヒプステが好き」と思って劇場に来てくださる方々に対して、僕たちがしっかりと「ヒプステはこれ以上ないエンターテインメントなんだ」と、示していかなければいけないと思っています。
このカンパニーで築き上げてきたものを120%の力でお届けしたいです。公演期間中、毎日楽しみにしてくださっている皆さんに最高のパフォーマンスを届けられるよう、自分のコンディションもしっかり管理しながら臨みたいと思います。
ヒプステ、そしてヒプノシスマイクのことをさらに勉強し、追求しながら、「本当に最高だった」と振り返ったときに思い出していただける作品にしたいです。いつも応援してくださっている皆さんへの感謝の気持ちも込めて、全力でお届けしたいと思っています。
安藤:今回はシンジュクの中でもまさにホーム中のホームの歌舞伎町での上演で、いろいろな意味でシナジーを感じられる公演になると思っています。
何より、皆さんには何度でも劇場に足を運んでいただきたいですし、子猫ちゃんたちにはぜひ「歌舞伎町に行くと一二三に会える」という体験を楽しんでもらえたらうれしいですね。
煌びやかな愛をたくさん届けたいと思っているので、ぜひ楽しみにしていてください。劇場でお待ちしています。
小波津:久しぶりの“麻天狼”ということもあり、楽しみにしてくださっている方が本当に多いと感じています。あんでぃとなかぽんも話していましたが、僕たち“麻天狼”はとにかく気合いが入っています。
新宿という場所は、仕事で訪れることはあっても、どこか非日常を感じる街だと思うんです。その新宿で、さらに非日常の舞台が展開される。そんな特別な空間で、最高のエンターテインメントを皆さんに体験していただける作品になるはずです。
僕たちは、その期待に応えるだけでなく、それを超えるパフォーマンスとお芝居をお見せしたいと思っていますので、ぜひ期待値をどんどん上げて劇場に来ていただけたらうれしいです。難しいことは考えず、ただただ非日常の時間を楽しむ気持ちで劇場に足を運んでいただければと思います。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:髙橋 耀太
ヘアメイク/新田彩加、櫛引桃奈
スタイリング/MASAYA(PLY)
公演概要
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage
《Fling Posse & 麻天狼 feat. 鬼瓦ボンバーズ & D4》
期間・劇場:2026 年3月27日(金)~4月19日(日)THEATER MILANO-Za
原作:EVIL LINE RECORDS
演出:植木 豪
脚本:亀田真二郎
音楽監督:KEN THE 390
テーマソング:井手コウジ
キャスト:
シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”
飴村 乱数:三井 淳平
夢野 幻太郎:今井 俊斗
有栖川 帝統:木津谷 泰勇
シンジュク・ディビジョン“麻天狼”
神宮寺 寂雷:小波津 亜廉
伊弉冉 一二三:安藤 夢叶
観音坂 独歩:中染 雄貴
アサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”
鬼灯 甚八:加藤 良輔
駒形 正宗:和田 泰右
影向 道四郎:結城 伽寿也
“D4”
谷ケ崎 伊吹:高橋 駿一
有馬 正弦:福澤 侑
阿久根 燐童:岡野 海斗
時空院 丞武:後藤 大
ディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”
RYO SHINSUKE KENTA GeN YASU kaito SOUTA HIROMA
主催:『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage 製作委員会
公式サイト:https://hypnosismic-stage.com/
公式X:https://x.com/hm_rtstage (#ヒプステ)
