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宮沢りえ主演。パルコ・プロデュース 2026『メアリー・ステュアート』開幕!「誰も知らない私自身を体現し、前を向いて挑戦し続けたいと思います」

REPORT

2026年4月8日(水)にPARCO劇場にて、パルコ・プロデュース 2026『メアリー・ステュアート』が開幕する。

ドイツの劇作家フリードリヒ・シラーが執筆した名作『メアリー・ステュアート』。実在のスコットランド女王とイングランド女王の数奇な運命を描いたこの作品は、これまで数々の演出家がそれぞれの解釈で上演を重ねてきた。今回の脚本は、イギリスの演出家ロバート・アイクが手掛けたバージョン。大胆かつ衝撃的なアダプテーションで2016年アルメイダ劇場での初演では連日ソールドアウト、各紙ではFIVE STARの評価を受け、絶賛された。その後2018年にはウエストエンドのTHE DUKE of YORK’S THEATREでロングラン上演されるなど高い人気を誇っている。

運命に翻弄された2人の女王を巡る王室悲劇を描く本作の翻訳は小田島則子。演出はこれまでパルコ・プロデュースでの話題作を次々手掛け、『オーランド』では第50回菊田一夫演劇賞大賞を受賞し、先日本作の稽古中に恩賜賞・日本芸術院賞を受賞した栗山民也が務める。パルコ・プロデュース2025『星の降る時』に続いて、物語に確かな深みと広がりをもたらす。

スコットランド女王 メアリー・ステュアート役は、TVドラマ、CM、映画、舞台と多方面で活躍、数多くの映画、演劇の受賞歴を持ち、PrimeVideoシリーズ『人間標本』、映画『ラストマン -FIRST LOVE-』、映画『しびれ』など話題作への出演が続く宮沢りえ。パルコ・プロデュース2024『オーランド』から2年ぶりに演出・とタッグを組む。

第25回、第27回読売演劇大賞優秀女優賞など多くの賞を受賞し、数々のドラマ、映画に出演、多岐に渡って活動を広げ、7月には舞台『頭痛肩こり樋口一葉』(栗山民也演出)を控える若村麻由美。日本を代表する2人の女優が、対極的な人生を歩んだ女王を演じる。

そしてエリザベスの寵臣レスター役に、舞台や映画・ドラマなど広いジャンルで活躍し、加藤拓也とタッグを組んでの舞台でも主演を務め、映画『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)~小さな幸せ~』の公開が迫る橋本淳。ポーレットの甥モーティマー役に、舞台や映像作品の垣根を越えて確かなキャリアを積み重ね、舞台『黒百合』やドラマ『北方謙三 水滸伝』に出演の木村達成。ナイロン100℃等でのケラリーノサンドロヴィッチ作品で独特な存在感を醸し出し、声優としても活躍する犬山イヌコがメアリーの乳母ケネディ役で栗山演出作品に初登場。

エリザベスの重臣バーリー役に、24年『オーランド』『血の婚礼』など栗山作品の常連で、ドラマ『新東京水上警察』にも出演の谷田歩。フランス国王の使者オーベスピーヌ役に、Netflix独占配信『新幹線大爆破』で存在感を示し、舞台『リア王』や『白衛軍 The White Guard』にも出演の実力派大場泰正。エリザベスの廷臣デイヴィソン役に、舞台『Too Young』で主演を務めたほか、舞台 た組『景色のよい観光地』やドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』へも出演するなど多方面で活躍する宮﨑秋人。同じくエリザベスの廷臣ケント役に、今25年に栗山が手掛けた『フロイス-その死、書き残さず-』にも出演、11月には舞台『巨匠とマルガリータ』への出演も控える文学座のホープ釆澤靖起。

メアリーの看守ポーレット役に、劇団「東京サンシャインボーイズ」で活躍し、昨年は復活公演『蒙古が襲来』や三谷かぶき『歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)幕を閉めるな』にも出演の阿南健治。メアリーの側近メルヴィル役に、こまつ座の常連で栗山が演出を手掛けた『きらめく星座』や『フロイス-その死、書き残さず-』、『夢の泪』にも出演の久保酎吉。さらにエリザベスの重臣タルボット役に、『セールスマンの死』ほかの成果で芸術選奨文部科学大臣賞、第30回読売演劇大賞最優秀男優賞に輝き、栗山民也の演出作品へはパルコ・プロデュース2025『星の降る時』に続いての出演、10月には『スリー・ゴースト』(ショーン・ホームズ演出)への出演も控える名優・段田安則。実力派俳優たちが集結した。

今回は、コメントと舞台写真をお届けする。

コメント

栗山民也

先ほどゲネプロが無事終わりました。16世紀の物語なのに、そんな遠い昔のこととは思えず、毎日のように目の前で壊れ、崩れていくこの終末的な今の世界の実相とどこか重なって見えます。稽古を続けている間も、何度も繰り返し語られる多くの言葉が現在形の声となって、鋭く全身に響いてくるのです。
 ギリシャ劇やシェイクスピアもそうであったように、「戦い」「家族」「正義」という永遠の主題が、二人の王妃のそれぞれの違った孤独の中に、光と影のように静かに重く流れています。舞台の幕が降りた今でも、記憶を刻み続けるリズムが二人の鼓動の如く聴こえています。欲望に溢れ、とても過激な美しい人たちと、また出会うことができました。

宮沢りえ

いよいよ、幕が上がります。
一ヶ月間、栗山さんから頂いたお言葉を心いっぱい、染み込ませ、観たことのないメアリーステュアート。誰も知らない私自身を体現し、皆様に感じていただける様、前を向いて挑戦し続けたいと思います。

若村麻由美

台本を開いた日から「人間とは何なのでしょう」というエリザベスの台詞が響き続けています。栗山さんが実現した「言葉の演劇」は、熟考された小田島さんの翻訳、王室にも牢獄にも見える松井さんの美術セット、神の光を実現したおざわさんの照明、国広さんのストイックな音楽、心に響き渡る井上さんの音響、十川さんの美しい衣装、佐藤さんのリアルなヘアメイク、そしてあつい信頼を寄せる全てのスタッフ、キャストと共に幕を開けることができました。劇場でお待ちしております。

橋本淳

予想以上にハードルの高い登山でした。そして、頂上はまだ先のようです。この作品は、頂に到達したと思った瞬間に、むしろ敗北を突きつけてくるような気がします。
それはこの作品が、時代も国も違う遠い物語ではなく、不可逆に進み続ける”いま”を生きる「我々の話」であるから。
人間の滑稽さ、浅はかさ、底知れぬ欲望。悲痛で救いようのない側面が蔓延する一方で、一縷の光も感じます。その光は、この作品の中に確かに息づいているはずです。
作中、幾度となく繰り返される「いま」という言葉。その響きと意味を、終幕のその瞬間そしてその先も、祈り考え続けたいと思います。

木村達成

取り憑かれたようにその役を演じ、生きることを改めて考え、素晴らしい役者の皆様と作り上げたこの舞台は、かなり緊張感あふれるものになっています。
千秋楽まで張り詰めた空気を存分に味わいたいと思います。

犬山イヌコ

いよいよ初日。『メアリー・ステュアート』の遠くて近い世界。
言葉、言葉、言葉で綴るこの物語が皆様のもとに無事飛び立てますように。

谷田歩

この話が史実であると言う事を前提に観て頂きたいです
言葉や宗教観などの難しい事は後で知るとして、
メアリーを中心としたキャラクターの関係性を重視して観て頂くと爆発的に面白い作品だと思います
自分が知らない所で自分を中心に世界が回って行く、けれど当の本人は19年間もの間監禁されている状況あなたは想像出来ますか?
それは、現代の不条理や哀しみや怒り、自分の存在意義にまで迫る事になる
ただ席に座って、目の前で起こる事実を刮目して下されば幸いです
一語、一挙手一投足食い入って観劇して下さる事を願っています

大場泰正

遠い過去の物語ではなく、まさに今、私たちが生きている現実そのものです。
目の前で起こる出来事を、リアルタイムで感じていただけたらと思います。
ご来場を心よりお待ちしております。

宮﨑秋人

「あっという間に初日が来てしまった」という感覚です。
毎日メアリーとエリザベスの芝居を観るのが楽しくて、稽古が進むにつれて増していく深み、パワーにワクワクしていました。
とても贅沢な稽古期間でした。これからたくさんのお客様に、この作品、演者・スタッフの力がかけ合わさった結晶をお届けできるのが楽しみです。
言葉に飲み込まれていただきたいです。

釆澤靖起

「パルコに出られますように。」柏手打って十余年。投じた賽銭総額不明。念願の場所に立ち、その感慨に浸りたい……ところですが舞台上はヒリヒリ、そしてバチバチ、挙句がビッチビチ。憧れの聖地は人間が魂を削り合う修羅場でした。『メアリー・ステュアート』。これは歴史劇という皮を被った正真正銘「今の話」。皆様と刺激的な時間を共にできるよう誠実に努めて参ります。何卒、宜しくお願い申し上げます(柏手)。

阿南健治

知る人ぞ知るメアリーステュアートの思いを稽古の日々で色々とより感じて、その女王に関わった一人のおじさんを初日からの舞台で、生き生きと楽しみたいと思うばかりであります。又観劇の皆さんには、そんな女王と対する女王とその二人に関わった多くの人々の思いも楽しんで頂きたく、今回の翻訳は特別な感じで、読み物としても面白く、読んでから観るか、観てから読むかなでも、どうぞお楽しみ下さいませ。

久保酎吉

どんな舞台になるのだろうと、期待と不安をかかえながら稽古を重ねて約一ヶ月。
ある時気づきました。何もない空間に、ゴロッと置かれた役者の身体。
そして言葉の渦、渦、渦。これこそ、「ザ・演劇」。
しかも、言葉の端々が、今を生きる自分達につき刺さってくる。
最終的にどんな舞台が立ちあがるのか、客席から観てみたい。
そんな気持ちでいっぱいです。
どうかこの濃厚な空気を、全身で味わいにいらして下さい。
お待ちしております。

段田安則

段田安則です。わたくし、芝居をはじめましてこれが何本目になるでしょうかねえ、60本、70本ぐらい芝居をしているかもわかりませんが、今回なにかドキドキしております。エラーをするんじゃないか・・・ヒットを打てるか・・・大変不安でございますが、最後の最後にはみんなで勝利の試合を喜びたいと思います。それではみなさんどうぞごゆっくり楽しんでご覧くださいませ。

舞台写真

撮影:細野晋司

公演概要

パルコ・プロデュース 2026『メアリー・ステュアート』

原作=フリードリッヒ・シラー
翻案=ロバート・アイク
翻訳=小田島則子
演出=栗山民也

出演=宮沢りえ 若村麻由美 橋本淳 木村達成 犬山イヌコ 谷田歩 大場泰正 
宮﨑秋人 釆澤靖起  阿南健治 久保酎吉/伊藤麗 上野恵佳 松本祐華/段田安則

【東京公演】 2026年4月8日(水)〜5月1日(金) @PARCO 劇場

【福岡公演】2026年5月9日(土)~5月10日(日) @J:COM 北九州芸術劇場 大ホール

【兵庫公演】2026年5月14日(木)~5月17日(日)  @兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【愛知公演】 2026年5月21日(木)~5月23日(土)  @穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール

【北海道公演】2026年5月30日(土)~5月31日(日)  @カナモトホール(札幌市民ホール)

公式HP=https://stage.parco.jp/program/marystuart2026

企画・製作=株式会社パルコ

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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