吉田仁人(M!LK)、武藤 潤(原因は自分にある。)、川上千尋(NMB 48)らが登壇。『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争THE STAGE』開幕直前取材会レポート!
2024年2月23日(金)より、ヒューリックホール東京にて『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争THE STAGE』が開幕する。これに先立ち、吉田仁人(M!LK)、武藤潤(原因は自分にある。)、川上千尋(NMB 48)、鈴木紗理奈、前川泰之が登壇した開幕直前取材会が行われた。本記事ではその様子をお伝えする。
吉田仁人(M!LK)さん×武藤 潤(原因は自分にある。)さんのインタビューはこちら
『FINAL FANTASYシリーズ』初のストレートプレイによる舞台化となる本作。
赤き獅子の国リオニスの若き王子モント・リオニス役を演じる吉田仁人(M!LK)は、「初主演かつ初アクションで初めてのことだらけでしたが、スタッフ、演者がみんな仲良く和気あいあいとしながら約1ヶ月半稽古を重ねてきました。それぞれの登場人物の物語が交錯し、必ず誰かに感情移入できるストーリーだと思っているので、ぜひ観にきていただけたら」と意気込んだ。
モントの双子の王子シュテル・リオニス役を演じる武藤潤(原因は自分にある。)は、「ファイナルファンタジーの世界を舞台で体験できる作品となっています。ゲームも7が発売されますが、舞台も“アツいよ!”ということを証明したいのでぜひお楽しみください」と、2024年2月29日に発売予定の『FINAL FANTASY VII REBIRTH』についても触れながら、気合十分な様子を見せる。
鉄の美姫として知られるホルン大国の第一王女マシュリー・ホルン役を演じる川上千尋(NMB 48)は、「戦いやバトルが多いので、臨場感あふれる舞台になっています。男性だけでなく女性もバチバチに戦いますので、そこをすごいなと思いながら観てくれたら嬉しいです」と笑顔を見せた。
モント・シュテルの母である王妃ヘレナ・リオニス役を演じる鈴木紗理奈は「殺陣やアクション、オールマッピング、レーザーなど、ゲームさながらの世界観も舞台では楽しめるのですが、FF作品は各人物の背景や生い立ち、どうやって今に至ったかまで、しっかりと描かれている。舞台では生の人間が感情のやりとりをするので、そこはゲームに唯一勝る部分だと思っています。我々役者が体現して、より登場人物を考察できる作品にできたら」とコメント。
モント・シュテルの父であり、リオニスの王のエルデ・リオニス役を演じる前川泰之は「衣装や甲冑、武器など、専門のスタッフさんが努力と気持ちを込めて作ってくださいました。見えないところまでこだわっているので、そのおかげで僕らも世界観に入りやすくなった」と話し、「ファイナルファンタジーのゲームに忠実に作られている。血の通ったキャラクターが人生を懸けてここで一生懸命生きている姿は、皆さんに楽しんでもらえるものになっていると思います」と本作への自信を見せる。
演じるにあたって意識したポイントについて、吉田は「みんなと会話する中でヒントを得てモントは成長していくので、コミュニケーションを大切にして、それぞれの台詞の言い回しやそこに込められている思いを汲み取ろうと意識していました」と言い、続けて「モントはとても勇敢。『自分がリオリスを守るんだ』と成長していく姿に『すごいね』って思います。僕はインドアで家にこもっているような子だったので、もしこの世界にいたとしたら話にもならなかったはず(笑)。非現実的でありながらもモントを演じるにあたって、モントの良さを伝えられるように表現しようと思いました」と言葉に力を込める。
役との共通点について聞かれ、武藤は「僕は一人っ子で、あと王子でもないので……」と言うと、共演者から「(王子じゃないのは)当たり前だよ!」と総ツッコミが入る。母役の鈴木が思わず「かわいい」と漏らし、父役の前川は「ひげが取れるからあんまり笑わせないで」とほほ笑んでいた様子から、リオニス一家の仲の良さもうかがえた。
川上は、役の魅力について「国のためにみんなのために戦場に出る姿がかっこいい。普段グループで活動しながら“誰かのために”を意識しているが、なかなか簡単にできることではないので、マシュリーは理想の女性像です」と語る。
鈴木は「国を守る以上に子どもを守りたい気持ちが勝つ瞬間があって、そこを一番大切に演じるようにしたい」と思いを込めながらも、役と自分の違うところについて「王妃なので動きがゆっくりで品があるんです」と言うと、「ママ品あるよ」と前川からすかさずフォローが入る。それに対し、鈴木も「そんなことないけど……ありがとう」と嬉しそうにはにかんだ。
稽古場での印象的なエピソードについて聞かれ、川上は「リオニス家は普段から“パパ、ママ”“息子たち”と呼び合っていました。4人が引っ張ってくれている座組だなと思うくらい、家族の絆が出来上がっていました」と明かし、鈴木は「“裏リオニス家”があるよね。表(舞台上の)はとてもかっこいいんだけど、令和のリオニス家はそういう感じだよね?」とニッコリ。さらに、吉田は「謎めいた行動をするのが潤。面白くて和ませてくれるので、緊張がほぐれました」と武藤の稽古場での面白い行動を振り返りつつ、その天真爛漫なキャラクターに感謝している様子だった。
アクションについて、川上は「殺陣は剣が当たるところで力を入れたり、細かいニュアンスが必要とされる。芝居以外にも意識しなければいけない部分が多いので、皆さんに教えていただきながらブラッシュアップしてきたと思います」と言うと、前川から「殺陣が好きなのが分かる。いつも楽しそうにボコボコにしているよね(笑)?」と意外な一面をバラされ、川上は「そうなんです」と照れながらも頷いた。
最後に、主演の吉田が「ゲームの再現度の面でいえば納得してもらえるクオリティになっているし、ゲームをやったことがない方でも『あの人の気持ちすごく分かる』とか、境遇が重なる部分があると思います。観たあとには『楽しかったな、明日からも頑張ろう、私もちょっと強くなった気がする』と感じてもらえるはず。ストーリーがボリュームタップリなので、ぜひ没入する形で楽しんでもらいたいです。全ての公演を100%超える力でやっていきます」と気合十分で語り、取材会を締めくくった。
文:矢内あや
撮影:岩田えり
吉田仁人(M!LK)さん×武藤 潤(原因は自分にある。)さんのインタビューはこちら
公演概要
FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE
【原作】 FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争(スクウェア・エニックス)
【⾳楽】 上松範康(Elements Garden)
【脚本・演出】 松多壱岱(ILCA)
【出演】
吉田仁人(M!LK)
武藤 潤(原因は自分にある。)
川上千尋(NMB48)
赤井沙希
清井咲希
浦野秀太(OWV)
桜庭大翔
石坂 勇
レイザーラモンHG
姜 暢雄
鈴木紗理奈
前川泰之
奥平祐介 加納義広 工藤翔馬 熊倉 功 澤田圭佑 下尾浩章 中野貴⽂ 横田 遼 ※五⼗⾳順
【会場】 ヒューリックホール東京
【公演⽇程】 2024年2⽉23⽇(⾦・祝)〜3⽉3⽇(⽇)
【チケット料⾦】
FF席:12,000円(税込)※詳細は公式HPをご確認ください。
B席:9,900円(税込)/E席︓8,800円(税込)※客席後⽅ブロックとなります。
【⼀般発売日】発売中
【主催】 エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
【企画・製作】 エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/ILCA
【企画協⼒】 スクウェア・エニックス
【お問合せ】 公演事務局︓https://supportform.jp/event(平⽇10:00〜17:00)
【公式HP】 https://wotv-ffbe-stage.com/
【公式X(Twitter)】 @WOTV_FFBE_STAGE
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