井上瑞稀・橋本涼W主演。『劇走江戸鴉～チャリンコ傾奇組～』製作発表記者会見レポート！

2024.08.28

REPORT

１０月５日（土）～２７日（日）に新橋演舞場、１１月２日（土）～１０日（日）に大阪松竹座にて上演される『劇走江戸鴉～チャリンコ傾奇組～』。

脚本・演出を手掛けるのは、劇団・扉座主宰の横内謙介。元禄時代の大坂に実在し、講釈や浄瑠璃等にも多くのインスピレーションを与えたといわれる「雁金五人男」を題材に、“庶民が主役の時代“を生きる若者たちをダイナミックに描く。

出演は、布袋数右衛門（ほていかずえもん）役を井上瑞稀、荒くれもの集団「江戸鴉」のリーダー雁金弾七（かりがねだんしち）役を橋本涼。数右衛門の姉でヒロイン・お露を武田玲奈が演じる。

江戸時代には存在し得ない”デコチャリ”を乗り回し、時代劇らしい立廻り、ダンスなど見どころたっぷりな舞台となっている。

今回は、井上瑞稀、橋本涼、武田玲奈、脚本・演出の横内謙介らが登壇した製作発表記者会見の様子をお届けする。

製作発表記者会見レポート

脚本・演出を手掛ける横内は「この作品を11年ぶりに上演できることを大変嬉しく思っています。HiHi Jetsという素晴らしい才能の若者たちがいるので、この人たちで舞台を作りたいというお話をいただいて。新橋演舞場でやるので時代劇っぽいとさらに良いなと思った時に、だったらぜひやらせてくださいとお願いして、今回これが実現したという経緯になっています」と、本作上演までの経緯を語った。

布袋数右衛門役の井上瑞稀は、「昨年に引き続き新橋演舞場、そして大阪松竹座の舞台に立たせていただけることを本当に嬉しく思います。ただ一つ、僕は自転車がすごく苦手なのでそこが不安ですが、精一杯頑張らせていただきます」と

雁金弾七役の橋本涼は、「僕は弊社主催ではない舞台に出るのが初めてなので、すごくワクワクしています。いつか出たいなと思っていたところでこんなに素敵な話をいただくことができました。そして相方の瑞稀と一緒にステージに立てることがすごく嬉しいです。雁金は族のボス、総長ということで、お芝居を考えるのが今からすごくワクワクしていますが、皆さんにたくさん甘えて教えてもらいながら素敵な舞台を作っていきたいと思います」と

お露役の武田玲奈は、「私は井上さん演じる布袋数右衛門の妹ではなく、姉のお露を演じます。今回、初めて新橋演舞場で演じられるということで、とても光栄で嬉しく思います。客席の一番後ろまでパワーを届けられるように頑張ります。新しい江戸の青春群像劇を、ぜひ楽しみにしていただければと思います」とそれぞれ本作への意気込みを語った。

その後は、記者からの質疑応答の時間に。井上と橋本へ向けて「同じグループで、助け合ったり支え合ったりしたエピソードは？」という質問が。

井上は、「普段一緒に活動しているからこそ、すでに信頼関係も出来上がっていますし。台本をいただいたのですが、二人でタクシーに乗ってる最中に、ふとセリフ合わせが始まったりしたこともありました」と

橋本は、「井上はあまり自分からコミュニケーションを取らない方なんですけど、本読みが始まる前に『俺は話しかけに行くのが苦手だからはしもっちゃん頼んだ』と言われてめちゃくちゃプレッシャーでした。逆に、お前一人の時はどうしてんだよと思いましたけど（笑）。でも、ならではだなと思って。いつものHiHi Jetsの空気感もありつつもどこか役者として接している部分もあるので、すごく新鮮で楽しいです」と二人の絆が感じられるエピソードが語られた。