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前島亜美インタビュー『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』「大好きな翻訳もの、ストレートプレイの作品に出演する喜び」(前編)

INTERVIEW

1920年代に、実際に起こった猟奇的殺人事件として歴史に残る「ローブとレオポルド事件」。この殺人事件を題材にした、ジョン・ローガン(『ラストサムライ』など多数。)の傑作戯曲がロンドンや韓国で上演され、大ヒットとなりました。そして今年9月、東京・大阪でこの『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』の上演が決定。

今回「踊る大捜査線」シリーズや「教場」「教場Ⅱ」のヒットも記憶に新しい、脚本家で映画監督の君塚良一さんが、初の舞台演出に挑みます。そして、物語の中心となるリチャード・ローブ役を人気グループ「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大さん、ローブと共に罪を犯すネイサン・レオポルド役を林 翔太さんが演じ、二人の判決を巡る法廷闘争を磯部勉さんと姜暢雄さん他、個性派俳優たちが複数の登場人物を演じ分けて脇を固めます。その中で三役を演じる唯一の女性キャストが前島亜美さんです。

今回、23歳にしてMCや声優など多ジャンルのキャリアを持つ前島さんにインタビューし、本作へ出演するきっかけや意気込み、共演者の印象などをうかがいました。

インタビュー後編はこちら

どっしりとしたストレートプレイに携われる喜び

――まずは、本作に出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。

率直にすごく嬉しかったです。数年前、プロデューサーの可児理華さんが演出をされていた舞台に出演させていただいたときに、私が「すごく演劇が好きで、ストレートプレイや有名な戯曲や翻訳ものにすごく憧れがある」という話をしたらその話を覚えていてくださっていて「今回こういう作品があるよ」とお声がけくださって。すごく嬉しくて、「ぜひやらせてください」と二つ返事で受けさせていただきました。今回は演出が君塚(良一)さんということもありますし、今からとても稽古が楽しみです。

――以前、前島さんが「出演したい」と仰っていたのを覚えていたプロデューサーから、お声がけがあったんですね。

はい。私はまだ翻訳劇にあまり出たことがなくて、今回が2度目の出演になります。普段は誰かの妹とか恋人とか、割と元気な役どころが多かったり、原作のある作品が多かったりするので、このようなどっしりとした作品に携われるのはすごく嬉しいですね。

次のページ:舞台上にいながら三役を切り替えて演じる難しさ

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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