宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、風間杜夫ら出演。COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』開幕! コメントと舞台写真が到着
12月6日(月)より東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』が開幕。
本作は、2003年4月「劇団 唐組」により初演され、第五十五回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞、第三十八回紀伊國屋演劇賞(個人賞)、第七回鶴屋南北戯曲賞、および第十一回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞し、「独特の詩情と叙情とユーモア、すぐれた劇詩人で舞台の魔術師、唐十郎の集大成」と井上ひさし氏が絶賛した傑作戯曲。
金守珍が演出を務め、宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、風間杜夫と豪華出演者が揃った。今回は、コメントと舞台写真をお届けする。
コメント
演出 金守珍
先ずは、Bunkamura シアターコクーンでの唐作・「泥人魚」は公演成功間違え無しと確信しています!なぜならば台本の素晴らしさはもちろんのこと、キャスティングが完璧なので、悩むところなく演出をすることが出来ました。特に宮沢りえさんや六平直政氏からの豊富なアイデアにも助けられ、とても楽しい、笑いの絶えない稽古場でした。
見どころは、風間杜夫氏演じる劇詩人の作るユーモラスな世界と宮沢・磯村両コンビの演じるピュアな世界が相まって表現される、唐ワールドのたとえようもない美しさです。また、蜷川幸雄師匠からの「幕開き3分勝負!」も実行しています。コロナ渦で鬱屈した毎日が続いていますが、それらを洗い流してくれる聖水をぜひ浴びに来てください!
宮沢りえ
金さんを始め、キャスト、スタッフのみんなが、唐さんの戯曲を、言葉を握りしめ突き進んで来た稽古を経て、遂に皆さんの前でお披露目する時が来たことに緊張と興奮が溢れてます。
劇場という空間に観に来てくださった皆さんの心の中を泳げるよう、千秋楽まで、心震わせ惜しみなく頑張ります!
磯村勇斗
本番が始まってようやくこの作品が見えてくる気がします。もちろん、稽古場でお客様に楽しんで頂けるところまでは作り上げていますが、幕が上がったあとは皆さんと共に日々変化を遂げる作品だと感じています。唐さんの世界とお客様の世界を繋ぐのが僕達の役目なので、観てくださる方の空気を感じながら出演者一同楽しんでお届けしたいと思います。
夢の中のようなファンタジーの世界へと導かれたと思ったら、突然現実を突きつけられる。それはまるで長崎の「ギロチン堤防」のように。物語が急変する。その波が行ったり来たりと舞台上を駆け回る中、でもそこには唐さんの描く「美しさ」「純粋さ」が波飛沫となってお客様の心に届くのではないかと思います。
愛希れいか
約一か月のお稽古でたくさんたくさん悩みました。正直、まだまだお稽古が足りない…と思ってしまいますが、みなさんと切磋琢磨した時間を信じて、舞台に立ちたいと思います。
この作品は、言葉では上手く表現できないので…是非劇場に体感しに来て頂きたいです!!!
そして舞台を観て少しでも皆様に元気になって頂きたいです。心に響く舞台になるよう、全身全霊をささげます!どうぞ宜しくお願い致します。
風間杜夫
稽古は、怒涛のような日々だった。唐十郎の世界を誰よりも美しく感動的に伝道したいと、全身全霊で舵を取る金守珍の姿が、役者たちを惹きつけてひとときも離さなかった。その金さんの目指す高みにみんなが食らいついて、瞬く間に表現が豊かになっていく様は、役者として肝になるところの自由と開放を得たのではないかと思える。
作品の全編が見どころというしかないだろう。幕が上がってから降りるまでのあらゆる瞬間が、刺激に満ち満ちている。お客様には、アングラと呼ばれる舞台の神髄を観て頂きたい。その演劇的興奮が、生命力になることを信じて疑わない。
舞台写真
撮影:矢内あや
公演概要
COCOON PRODUCTION 2021 『泥人魚』
作:唐十郎
演出:金守珍
出演:
宮沢りえ 磯村勇斗 愛希れいか 岡田義徳
大鶴美仁音 渡会久美子 広島光 島本和人 八代定治
宮原奨伍 板倉武志 奈良原大泰 キンタカオ 趙博
石井愃一 金守珍 六平直政 風間杜夫
公演期間:2021年12月6日(月)~12月29日(水)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
主催/企画・製作:Bunkamura
ライブ配信詳細決定!
配信対象公演:2021年12月15日(水)18:30の回
詳細は公式ホームページをご確認ください。