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藤井直樹主演。舞台『甘美なる誘拐』開幕!「僕自身、初挑戦のことがたくさんあります」

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2024年9月13日(金)よりシアター1010にて、舞台「甘美なる誘拐」が開幕する。

原作は、平居紀一による第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞した同名小説で、今回、脚本・演出を岩崎う大(かもめんたる)が担当し、主演を「美 少年」のメンバーとして活躍する藤井直樹が務める。

共演には和田琢磨、礒部花凜、馬場良馬、高畑結希、末永みゆ、土屋翔(劇団かもめんたる)、そして槙尾ユウスケ(かもめんたる)、岩崎う大(かもめんたる)が出演。そして内博貴は特別出演、さらに波岡一喜が名を連ねる。

今回は、藤井直樹、和田琢磨、波岡一喜、内博貴、脚本・演出・出演:岩崎う大が登壇した囲み取材の様子とゲネプロの舞台写真をお届けする。

まず、本作の役どころと意気込みが語られ、本作で初の単独主演を務める市岡真二役の藤井は「真二はヤクザの末端でクールなイメージがありつつ気だるさもあって、 ヤクザとしてのギラギラ感も持っています。そういう部分が難しく思いましたが、アイドルとして仕事に挑んでいるときも気持ちはギラギラしてるところはあるので、それとヤクザという部分を置き換えてやってみたら掴めてきました」と語った。

真二のバディ役の草塩悠人役の和田は「お調子者でおしゃべりですが、物語の後半では意外なところを見せるギャップのあるキャラクターで、 藤井くん演じる真二とは真逆のキャラクターです」と話した。

石村堅二役の波岡は「昔気質のヤクザの役でいろんな側面を持ってます……これ以上は藤井ちゃんが怒るので秘密です(笑)」とはにかんだ。

堀田正義役の内は「見てもらってわかるとおり、田舎のヤンキーと言うかチンピラをやらせていただいております。役作りは全くしていないです。そのままでやらせていただいています(笑)」と自身に近いキャラクターをアピールした。

今回脚本・演出・出演を務める岩崎は「みんな歯切れの悪いコメントを(笑)、隠さないといけないことがいろいろあるんでね」と本作の特徴に触れ、「このミステリーがすごい!大賞」も受賞した人気作を脚本にすることの難しさについては「叙述トリックっていうのが一つ大きな要素でありまして。いわゆる映像化不可能というものなのですが、 演劇だったらギリギリできるかなと。それが今回演劇としてやることの大きな意味になってると思います」と舞台化について改めて語った。

今回初の単独主演を務めることについて藤井は「めちゃくちゃ緊張して、ずっとそわそわしています。でも、心強い皆様に支えていただきながらここまで来れました」と語り、ヤクザ役を演じると聞いたときについて、「最初は想像がつきにくかったんですが、小説を読ませていただいて、僕もけっこう推理好きなところがあるので。自分の中の似た要素を少しずつ出しつつ、自分にはない要素はう大さんにアドバイスをいただきました」と役づくりについても話した。

囲み取材中も空気感の良さが感じられたカンパニーだが、稽古中の雰囲気について藤井は、「仲良くなろうと具体的に何かをした訳ではないのですが、自然といい空気になっていました」と穏やかに語った。

今回バディ役を演じる和田について藤井は、「とにかく優しいです。僕がう大さんから『もっとこうしてほしい』と言われた時も、上手くその感情を向けられるように琢磨くんがリードしてくださって、すごく助けられました」と信頼を見せた。

和田からも「しっかり書いておいてください(笑)」と微笑ましいやりとりも。

バディ役の和田から見た藤井の印象は「普段はこうやって柔らくて優しい雰囲気なんですが、一瞬怖いと思った時があるんですよ」と話し

岩崎からも「ヤクザと藤井がリンクした瞬間ね」とコメントが。

和田は「こういう一面もあるんじゃない藤井ちゃん! と。そこからスッと真二の役が良くなっていったので」と藤井の役作りへの真摯な取り組みについても触れた。

藤井も「なかなかガラ悪いよと言われて嬉しくなったことはないですけど、唯一嬉しい瞬間でした(笑)」と喜びの表情を見せた。

後輩の藤井の印象について内は「稽古場でもすごく頑張っていました。昔から一生懸命やる子だなという印象はあったので、何も心配せずわからないことがあったらいつでも聞いてねと、見守っていました」と優しい笑みで語った。

以前、舞台「少年たち 闇を突き抜けて」で共演したときのエピソードにも触れ、「あの頃のは僕がボコボコにしましたけど、今回は舎弟役なので逆にボコボコにされちゃうので(笑)。そういうところも楽しんでいただけるのではと。あの頃は美 少年ちゃんのファンからすると、多分僕のことが大嫌いだったと思いますが、今回この舞台を観ることによって、僕のことが大好きになると思います(笑)」と過去を振り返りながら笑いを交えて話した。

最後に藤井から本作を楽しみにしている方々へ「僕自身、初挑戦のことがたくさんあります。今回ミステリーというジャンルではありますが、う大さんが演出したからこその魅力もたくさん詰まっているので、楽しい気持ちでも観ていただけたら嬉しいです」とメッセージが語られ、囲み取材は終了した。

文・撮影:THEATER GIRL編集部

公演概要

舞台『甘美なる誘拐』

原作:「甘美なる誘拐」平居紀一/宝島社刊
脚本・演出:岩崎う大(かもめんたる)

■出演
藤井直樹

和田琢磨
礒部花凜
馬場良馬
高畑結希
末永みゆ
土屋翔(劇団かもめんたる)
槙尾ユウスケ(かもめんたる)
岩崎う大(かもめんたる)

内博貴(特別出演)

波岡一喜

■会場:シアター1010
〒120-0034 東京都足立区千住 3 丁目 92 ミルディスⅠ番館 11F

■チケット
S 席 9,900 円
A 席 9,000 円

■公式サイト:https://delight-company.com/the-sweet-kidnapping/
■公式 X:https://x.com/TSK_STAGE

宣伝:キョードーメディアス
主催:舞台「甘美なる誘拐」製作委員会

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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