• HOME
  • topic
  • THEATER
  • 小瀧 望(ジャニーズWEST) 主演。『ザ・ビューティフル・ゲーム』上演決定!

小瀧 望(ジャニーズWEST) 主演。『ザ・ビューティフル・ゲーム』上演決定!

THEATER

2023年1月7日(土)~26日(木)まで東京・日生劇場、2月4日(土)~13日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて、『ザ・ビューティフル・ゲーム』の上演が決定した。

『オペラ座の怪人』や『キャッツ』、『エビータ』など数々の名作ミュージカルの作曲を手掛けたことで知られるロンドン・ミュージカル界の巨匠、サー・アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『We will Rock You』を手掛けた人気作家ベン・エルトンによって誕生した大ヒットミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』。

北アイルランド紛争が激化の一途を辿っていた1981年、プロサッカー選手になるという夢を目前にハンガーストライキによって刑務所内で自殺したIRA戦士がいた。後にイギリスBBC放送で放映されたそのドキュメンタリー番組に胸を打たれたベン・エルトンは、この実話をもとに『ザ・ビューティフル・ゲーム』を書き上げた。そして2000年9月からロンドンのケンブリッジ劇場で上演されると約1年に渡りロングラン上演を達成。さらに、2001年にイギリス演劇界で最も権威があるとされるローレンス・オリヴィエ賞ミュージカル部門において優秀新作賞ほか、主演男優賞、主演女優賞、振付家賞の4部門にノミネートされ脚光を浴びた。日本では2006年にジョーイ・マクニーリー演出、櫻井翔主演によって初演、2014年にも上演されている。

今回の上演では、演劇ユニット「ミナモザ」主宰にして気鋭の劇作家・演出家の瀬戸山美咲を演出に迎える。2020年上演の『THE NETHER』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞したことでも記憶に新しい彼女が、1960年代の北アイルランドを舞台に、時代の波に翻弄されていく若者たちの葛藤をどのように描き出すのか。ミュージカル初演出にして、社会派演劇に定評のある瀬戸山の手腕に期待が高まる。

主演は、今夏にグループ初となるドームツアーを成功させたばかりで、俳優としてもドラマ・映画・舞台と活躍の場を広げているジャニーズWESTの小瀧 望。自身2度目の舞台主演を務めた『エレファント・マン』(2020年)では、過去に数々の名優たちが演じてきた難役を見事に演じ切り、第28回読売演劇大賞において若手俳優の登竜門とされる杉村春子賞及び優秀男優賞を受賞。着実に俳優としての実績と経験を積み上げている。

そんな小瀧が今作でついにミュージカルに初挑戦し、初舞台を踏んだ『MORSE-モールス-』(2015年)で上演台本を務めた瀬戸山と待望のタッグを組む。これまでストレートプレイで培ってきた確かな演技力とアーティストとしての高い歌唱力。この二つを武器に初ミュージカルでどこまで飛躍するのか、小瀧の新境地に注目だ。

演じるのは、北アイルランドでIRAの武力闘争が激化する中、プロサッカー選手になることを夢見る主人公、ジョン・ケリー。愛する恋人と仲間たちに囲まれひたむきに生きる青年が、熾烈な争いへと巻き込まれ、人生を大きく左右する選択を迫られる。 サッカーに青春のすべてを懸け、逆らうことのできない運命に翻弄されながら戦っていく男と、そんな男を愛する女、その仲間たちの鮮烈な人生。ロイド=ウェバーの躍動感溢れるサウンドが“青春時代の光と影”を今鮮やかに浮き彫りにする。

あらすじ

イギリス領北アイルランドの首都ベルファスト。
街はIRA(北アイルランドの独立を訴える組織でカトリック派)の活動が日増しに盛んになり、
宗派の争いは街を分断していた。それでもここで暮らすサッカーを愛する人々は、
試合を「ザ・ビューティフル・ゲーム」と呼ぶ。彼らにとって自分たちが応援するチームの試合は最も大事なものであり、
彼らの人生そのものだった。ジョンはそんなサッカーチームのエース選手であり、
将来はプロサッカー選手になることを夢見ていた。ジョンとチームメイトたちはサッカーに青春を捧げ、
国内リーグでの優勝を目指して毎日汗を流していた。
しかし街はカトリック派とプロテスタント派の争いが日増しに激しくなり、
ジョンやチームにも不穏な空気が忍び始めるのだった。
サッカー選手になる夢、愛する恋人との幸せな未来、仲間たちとの変わらない友情。
逆らうことのできない運命は、ジョンに人生を大きく変える選択をせまることになり・・・。

コメント

上演台本・演出:瀬戸山美咲

小瀧さんとは、以前、上演台本をつとめた舞台『モールス』でご一緒しました。その後も舞台での活躍を観ていて、繊細で丁寧な芝居をする素晴らしい俳優さんだと思っています。ジョンは仲間思いでサッカーに情熱を捧げるまっすぐな若者。彼の変化を表現するのはなかなか難しいと思います。でも、小瀧さんはしっかり演じきれると信じています。
出演者のみなさんと考えていきたいのはスポーツと紛争、友情と紛争、恋愛と紛争の違いについて。誰かを大切に思う気持ちや何かを愛する気持ちが、そうではないものを排除し始めるときから、人間の対立は始まってしまいます。どうしたらそれを回避して人間は”ビューティフル・ゲーム”を描いていけるか、考えて表現したいと思います。
この作品にはサッカーの試合を表現するナンバーがあります。役者ひとりひとりの存在感と歌とダンスで、実際のサッカーの試合の興奮を凝縮して見せていきたいと思っています。

小瀧 望

ミュージカル出演のオファーと聞いたとき、もう少し先のことかな?と思っていましたが、挑戦したいという思いが沸き起こってきましたし、うれしかったです。しっかり歌とダンスの稽古を積んで臨みたいと思っています。
瀬戸山さんとはじめてご一緒したのは7年前(2015年)の舞台(『MORSE-モールス-』)の時です。瀬戸山さんは上演台本で参加されていました。瀬戸山さんもミュージカル初演出と伺いましたので、何か縁を感じます。
僕は幼稚園から小学校6年生まで、サッカー一筋でした。その後事務所に所属する直前まで試合に出ていました。あれが運命の分かれ道だったと思います。
僕が演じるジョンという男は、余計な計算やずるがしこさはなく、まっすぐな目が印象的。とにかくまっすぐ。賢くはないけど、自然と周りに人が集まってくるタイプの人間なんだと思います。
初ミュージカル出演なので、未知のことばかりですし、不安もありますが、それ以上に楽しみですし、この壁と向き合って、乗り越えたいです。稽古、本番を含めて約3か月、この作品にどっぷりつかって、成長したいです。

公演概要

『ザ・ビューティフル・ゲーム』

脚本/作詞:ベン・エルトン
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー  
上演台本/演出:瀬戸山美咲

出演:小瀧 望(ジャニーズWEST)

【東京公演】
2023年1月7日(土)~26日(木)
日生劇場

【大阪公演】
2023年2月4日(土)~13日(月)
梅田芸術劇場 メインホール

製作:東宝/東京グローブ座

チケット発売日:2022年11月26日(土)午前10:00~

公式サイト:https://www.tbg2023.com

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧