HiHi Jets、美 少年、 少年忍者ら出演。『JOHNNYS’ World Next Stage』開幕!「しっかりとジャニーさんが愛した舞台を盛り上げたい」
2023年1月1日より帝国劇場にて、『JOHNNYS’ World Next Stage』が開幕した。本作は、2012年11月初演以来、ジャニー喜多川さんのエンタテイメントの集大成として上演を重ねてきた『ジャニーズ・ワールド』『ジャニーズ・アイランド』シリーズの最新作。
HiHi Jets、美 少年、少年忍者他ジャニーズ Jr.が出演し、演出には東山紀之、堂本光一、井ノ原快彦が新たに就任。3人は2幕構成の各シーンを分担して演出を手掛け、全体の統括的な役回りを堂本が務めた。
今回は、ゲネプロの舞台写真と会見の様子をお届けする。
会見レポート
本作で、どれだけ厳しいトレーニングを重ねたのかという質問にHiHi Jetsの猪狩は、「今回はリハーサルの開始が本当に早くて、例年の倍くらい稽古期間がありました。しかも東山さんが考案してくださってレッスンの一時間前に集合して、我々HiHi JetsからフレッシュJr.までみんなヨガマットを持参してレッスンのレッスンも行っていただいて。一時間くらい発声練習をしてから演目のリハーサルに入っていく感じでした。
めちゃくちゃ辛かったんですけど、お三方がかなり褒めて伸ばすタイプで、『めっちゃよかった! ただ一点いいかな?』と言いながら、めっちゃエグいことを言うんですよ。殺陣のシーンでは光一さんに、『喉がはちきれるくらい叫べ』と言われて。『君たちがしんどそうなほどお客さんは楽しいんだよ』って、すごい光一スマイルで言われました(笑)。なので、気持ち的にはすごく持ち上げられて、肉体的にはちょっと騙されてる感じでした(笑)。でも、すごく楽しくやらせていただきました」と本作の稽古について身に染みた様子で語った。
HiHi Jetsの髙橋は、「ダンスが苦手なので、演出の東山さんからロックオンされました」と語り、「人一倍目をかけてもらった」と話した。今回からダメ出しからノートという表現に変わり、それが他の人の5倍くらいあったとのこと。稽古場で密な時間を過ごしたことで、髙橋や猪狩から東山のモノマネも飛び出し、カンパニーの良い空気感が感じられた。
さらに、本作で頑張ったことについての問いに少年忍者の内村が、「はい!」と思い切り手を挙げる。「『DESTINY』という曲をヴァサイェガ渉と二人で任されて、東山さんにアドバイスを聞きにいったんです。そしたら『身体から光を出せ』と言われました」
「『一回靴脱いで』『靴を脱いだら光を出す』と言われて。とヴァサイェガもその様子を再現。さらに内村は、堂本光一に向けても「僕、『SHOCK』に出る準備できてます」とすかさずアピールした。
少年忍者の川﨑皇輝は、「今回振付に、屋良くんと五関くんと岩本くんがついてくださって。僕たち少年忍者は今回12人だけで、岩本くんの振付で『硝子の少年』をやらせていただいたのですが、ほぼ岩本くん独り占め状態で踊らせていただきました。Snow Manさんがやられてるような振りを曲に合わせてつけていただいたんですが、岩本くんらしい振付で、SASUKEでお世話になっている安嶋経由で今も振付のアドバイスをいただきながら完成度を高めてやっています。ぜひそこも見ていただけたら」と岩本の振付について述べた。
その後は、それぞれの演出家からの印象に残っている言葉についての質問に。東山からの印象に残っている言葉についてHiHi Jets井上は、「戦争のシーンを東山さんが担当してくださったのですが、『声を荒げる部分と抑える部分では強弱をつける』ということと、『涙を流しすぎたり声をブレさせすぎず、あえて落ち着いて、お客さんが泣く場面で自分は泣かない方がいい』というお話をしてくださって。すごく新しい演出プランをいただいたので、新鮮ですごく楽しかったです」と語った。
美 少年の浮所は堂本の演出について、「光一くんから聞いた言葉なんですが、僕らはどうしても登場するときに表情が硬くなりがちなんですが、最初から笑っていることで、よりお客様も感動するから、どの曲も笑顔でと。かといって二幕ではパフォーマンスを見せるので真剣な部分も必要なんですが、とにかく笑顔で明るい部分を前面に出すことで、よりお客様が感動すると教えていただきました。今回はそれを意識してステージに立っています」と話した。
続いて美 少年の那須も堂本の演出について、「殺陣のシーンは、今回のナンバーの中でも一番稽古があったんですけど、実際に光一くんが剣を持ってやってくださったので、『SHOCK』の光一くんの殺陣が見れてめちゃくちゃカッコよかったです。何十回リハーサルを重ねても、殺陣は今でも息が上がるくらいキツいです。一つ悔やまれるのが、初日に剣を折ってしまって、一人だけナイフみたいになってしまったことです(苦笑)」と殺陣についてのエピソードを述べた。
HiHi Jetsの橋本は井ノ原の演出について、「一幕の最後に公園のシーンがあるんですが、そこの芝居を井ノ原さんがつけてくださってるんです。イノッチの熱量がマジですごくて、ぶっちゃけパッションが一番あるのって、イノッチなんですよ(笑)。ジャニーズカウントダウンのリハーサルの合間にもイノッチと東京ドームで芝居稽古をしていました。わからないところをイノッチ自らボイスメッセージで送ってくれるんです」と熱く語った。
最後にHiHi Jetsの髙橋より「こういうご時世ですが、最後まで走り切りたいと思います。帝国劇場改装まであと二年ほどになるので、しっかりとジャニーさんが愛した舞台を盛り上げて、そして帝劇自体も盛り上げたいと思ってます。これからも僕たちのことをよろしくお願いします」と意気込みが語られ、取材会は終了した。
取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:くさかべまき
公演概要
『JOHNNYS’ World Next Stage』
2023年1月1日~26日
帝国劇場
演出:東山紀之、堂本光一、井ノ原快彦
エターナル・プロデューサー:ジャニー喜多川
出演:HiHi Jets、美 少年、少年忍者 他 ジャニーズ Jr.