増田貴久主演。ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』取材会レポート！トニー賞7冠に輝くスタイリッシュなコメディミュージカル。

2020.09.05

REPORT

――増田さんが出世したなと思った瞬間はありますか？

増田：やっぱりそういう質問になりますよね（笑）。(松下さんを見て)逆にあります？

松下：いやぁ僕はまだあまりないですね。ここやな、来たなっていうのもないですし。

増田：なんですかね。いやあったとしても、「実は僕ここでね、出世したんですよ」って言う勇気もないんですけどね（笑）。

雛形：初めてハイブランドでここからここまで全部買う、みたいな買い物をしたとか。

増田：ああ～。そうですね。お気に入りの靴を白黒で買ったときですかね（笑）。

――トムさんはどんな出世をされましたか？

ブラザートム：僕らの世界って出世をしない世界なんです。死ぬまでずっと出世を目指してるので、出世ができないんですよね。いつになるかわからないけど、最後のステージに立ったときが出世したってことかもしれないですね。

増田：今の僕が言った感じでお願いします（笑）。

――では、増田さんの思う出世とはなんでしょうか？

増田：芸能人というか、僕らみたいな仕事をさせてもらってると、出世という言葉が、わかりやすく当てはまらないと思うんです。でも、自分が夢見たステージや場所に近づいていったり、叶えてまた次の夢ができたりと、ステップを上がっていっている実感は絶対にあると思うので。僕たちでいうとどんどん夢を見るというか……あれ？

――大丈夫です。ありがとうございます（笑）。雛形さんは芸能界を生き抜く秘訣はいかがですか？

雛形：あれ、こっちに来た（笑）。

増田：僕のがちょっと足りなかったから（笑）。

雛形：でも、やっぱり人付き合いじゃないかなと思います（笑）。もちろん、最低限の努力もしてきて、魅力のある人たちが集まっているとは思うので、自分ひとりではなく、結局は人だなと思います。なので、その人たちにできるだけ嫌われないように頑張るってことが大切なのではと思いますね。

――最後にメッセージをお願いします。

増田：今本当に世の中が大変な状況の中で、この大きな会場でステージに立たせてもらえることをすごく嬉しく思いますし。責任重大だなと思いながらしっかりとエンターテインメントを作るこの場を本当に大切にしっかりと、千秋楽まで迎えられるように頑張って取り組んでいきたいと思います。観に来てくださる方から広がって、少しでも多くの方を元気に笑顔にできるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

取材・文：THEATER GIRL編集部
撮影：田中亜紀

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