坂本昌行主演。『ザ・ミュージック・マン』開幕！「非常に心温まる目頭が熱くなる素晴らしい作品です」

2023.04.14

REPORT

2023年4月11日(火)より東京・日生劇場にて『ザ・ミュージック・マン』が開幕した。

1957 年に初演され、トニー賞を独占しロングランを記録したブロードウェイの名作ミュージカル『ザ・ミュージック・マン』が、歴史ある日生劇場 60 周年イヤーの幕開きを飾る。

演出には、オン・ブロードウェイでの『GODSPELL』をはじめ、オンオフ問わず数々の作品を手掛け、ブロードウェイのみならず世界各国の演劇シーンで活躍してきたダニエル・ゴールドスタインを迎え、装いを新たに上演される。

主演は、約 30 年にわたって数多くの名作ミュージカルに出演を重ねる坂本昌行。共演は、元宝塚歌劇団花組トップ娘役で、退団後も活躍の場を広げている花乃まりあ、昨年末にムード歌謡コーラスグループ「純烈」を卒業し、ミュージカル初挑戦で、今後の活躍にも注目が集まる小田井涼平、グランドミュージカルに数多く出演しアーティスト活動も精力的に行う藤岡正明、『スリル・ミー』や『チェーザレ破壊の創造者』など話題作の出演が続く山崎大輝、昨年上演のミュージカル『シンデレラストーリー』で初舞台にして初主演に抜擢された期待の新人水嶋凜、独特の存在感を放ちどんな役も自在に演じ分ける六角精児、圧倒的な歌唱力と持ち前の明るいキャラクターで幅広い世代から高い支持を集める森公美子、長年ミュージカル界を牽引し続け、実力と信頼を兼ね備えたベテラン女優の剣幸らが務める。

今回は、坂本昌行・花乃まりあ・小田井涼平・六角精児・森公美子・剣幸が登壇した囲み取材の様子とゲネプロの舞台写真をお届けする。

囲み取材レポート

本作の意気込みついて主演の坂本は、「ハロルド・ヒルという詐欺師の役を演じさせていただきます。この作品は、『ウエスト・サイド・ストーリー』とほぼ同時に上演されたのですが、それを抑えてこの作品がトニー賞を取ったということで、初めてこの作品に触れた時に「なるほど」と感じました。観に来てくださるお客様にも素晴らしい作品だということを感じ取っていただけたらと思います」と思いを語った。

花乃は、「私の演じるマリアンは、最初はとても堅物な女性として登場するのですが、ハロルドとの出会いによって変化していく様子がこの作品の一つの見どころとなれば嬉しいです。音楽と子供たちの笑い声も本当に楽しくて、この春にぴったりなミュージカルだと思うので、私自身も楽しんで演じたいです」と意気込んだ。

小田井は、「僕は、ハロルドと昔、仲間だったであろうマーセラスという役を演じます。この作品は、久しぶりに演者の方がたくさんいるステージだと思うので、この作品をきっかけに、いろんな作品を観劇していただける足がかりになればいいなと思います」と話した。

六角は、「オールドタイムなお芝居をそんなにやったことがなくて、特にミュージカルもまだやってから日が浅いのですが、素晴らしい曲が多くて非常に楽しんでやらせてもらっています。田舎町にいる融通の利かない町長を楽しみながらやっているので、お客様にもそれが伝わるように演じられたらと思います」と意気込みを述べた。

森は、「ユーレイリー・マッケクニー・シンという、町長さんの夫人を演じています。私はこの作品を1985年に野口五郎さんと戸田恵子さんとやらせていただいて、その時はお母さん役だったのですが、今回の役がとても面白いと感じていたので演じることができて幸せです。小さな街での出来事ですが、この町に来た詐欺師によって、みんなが変わっていくという壮大なストーリーになっております」と話した。

剣は、「ミセス・パルーという娘と息子を持つ母親を演じているのですが、肝っ玉母さんに見えたらいいなと思って演じています。私は宝塚出身で、こういう古き良き時代の往年のミュージカルを何度もやっているので、音を聞くだけで懐かしくてワクワクします。やっぱり、このようなお客さんを巻き込む感じのミュージカルは好きです」と抱負を語った。