黒羽麻璃央プロデュース、人気若手俳優たちによるガチの野球対決『ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2023』が開催! 白熱のゲームの模様を詳細レポート!!
2023年7月3日(月)に『ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2023』が東京ドームで開催された。
「コロナ禍にあってもライブエンターテインメントの楽しさや興奮を皆様と分かち合いたい」という想いから、俳優の黒羽麻璃央が企画・プロデュースした野球×エンターテインメントショーも今回で3回目を迎え、会場となった東京ドームで大勢の観客が見守る中、17時にイベントがスタート!
オープニングアクトを務めるZIPANG OPERAが和のエッセンスを取り入れたエレクトロポップなサウンドとスタイリッシュなダンスで観客を魅了し、場内は早くも興奮と熱気が充満! 続いて開幕宣言を合図に選手がグラウンドに入場し、各チームのキャプテンによる選手宣誓が行われた。
今年は黒羽麻璃央が率いる「BLACK WINGS」と和田琢磨が率いる「DIAMOND BEARS」に加えて、荒牧慶彦がキャプテンを務める「GEM SCARLETS」も参戦し、三つ巴の戦いが繰り広げられる‼
とはいえ、3チーム同時に野球の試合はできないので(笑)、チーム対抗戦のエキシビションマッチを行い、合計得点数が1位のチームから「先攻」「後攻」「応援」を選ぶとの説明に、「“応援”も選択肢に入ってるんだ(笑)」と選手や観客から笑いが起こる。
1ゲーム目の「アクターズ玉入れ(+遠投キャッチ)」は、球を投げる選手3名と籠を背負ってキャッチする選手2名が協力し合い、いかに多くの球をキャッチするかを競うもの。
GEM SCARLETSは、丸い台の上をアクティブに動き回り奮闘する梅津瑞樹と、仲間に背中を向けて座り込み「籠に入れて~」とアピールする木津つばさという対照的な二人に対し、荒牧慶彦、石川凌雅、糸川耀士郎が次々と球を投げていく。
遠投キャッチでは田村 心が踏切り線ギリギリからの見事なジャンピングキャッチを見せるなどして30メートルと50メートルをクリアしたが、70メートルのチャレンジでは「軟式野球2か月練習」の初心者ながら蒼木陣の肩の強さが裏目に出て、ボールは田村の頭の上を大きく超えてキャッチならず。
続いてBLACK WINGSの挑戦では、長身の田中涼星と動きがうるさい丘山晴己のコンビが自身のチームメイトを翻弄するという予想外の展開に、場内は爆笑に包まれる。
しかし遠投では高校時代にプロ野球選手:田中将大の球を受けたこともある八木将康が、その実力をいかんなく発揮し、有澤樟太郎、田村升吾、近藤頌利のコントロールの良さもあいまって、余裕で3連続キャッチしたのだった。
DIAMOND BEARSからは北川尚弥と高野 洸が籠を背負い果敢に球を拾いに動き回る。
石橋弘毅、北園 涼、椎名鯛造が取りやすいように弧を描く優しい球を投げ、順調ムードが漂う中、チームメイトからの「洸、ダンス踊って!」のリクエストで流れが一変⁉
さらに遠投ではエンターティナー鳥越裕貴のサービス精神が暴走し、松井勇歩の投球を胸トラップしてキャッチしようとするも失敗! 岩瀬恒輝の投球の背面キャッチは見事成功させ本人が一番びっくり(笑)していたものの、横山真史の投球でも背面キャッチを試みるがこれはうまくいかず、キャッチ成功はわずか一球となった。
これには和田キャプテンも我慢ならなかったのか、「鳥越、走ってこい!」と声を荒げると、全速力で戻って来た鳥越がキレイなスライディング土下座。体を張って見どころを提供する鳥越のエンタメ魂に、観客も大満足の様子だった。
2ゲーム目の「エキサイトノックナイン」では、ゲスト解説者のおばたのお兄さんがノックと判定を担当。各チームのメンバー9名がノックされた球をキャッチして一塁へ送球するまでのタイムを競い合うのだが、おばたのお兄さんの愛情が感じられる優しいノックで次々とクリアーしていく。
結果、GEM SCARLETSが57秒、DIAMOND BEARSが51秒27、BLACK WINGSが49秒07という結果となった。
「ノーミスだったのに悔しいなぁ」とつぶやく荒牧キャプテンに、おばたのお兄さんが「練習では目も当てられなかったけど、本番では“精神と時の部屋!に入ったのかと思うくらいうまくなっていてビックリした!」とフォロー。
僅差でBLACK WING負けてしまったDIAMOND BEARSの和田キャプテンも「まだまだこっから巻き返して……完全優勝を目指しているので!」と意気込んでいた。
最後のゲームは「トスバッティングリレー」。8人が100m、アンカーは200mを走るリレーだが、次の走者にバトンタッチするにはトスした球をネットに3球打ち込むのがスタートの合図となるという、足が速いだけでなくバッティングセンスも問われる難競技。波乱のゲーム展開に会場にはひときわ大きな歓声が響き渡った!
アンカー対決ではロン毛のウイッグを付けた丘山“ゆうこ”に高野が迫るが、一歩及ばず……そして大きく離されてしまった“ハッピーバースデー(この日が31歳の誕生日)”立花が最後まで全力で走り切り、拍手の中を笑顔でゴールした。
エキシビションマッチの結果は、1位「BLACK WINGS」、2位「DIAMOND BEARS」、3位「GEM SCARLETS」となり、黒羽キャプテンは「完全制覇します!」と力強く宣言し“後攻”を選択。
和田キャプテンは「皆さんと一緒に応援に……回りたい気持ちはやまやまですが、“先攻”でお願いします!」と3連覇に向け「打倒、BLACK WINGS!」の闘志を燃やす。
最後に荒牧キャプテンが「そうですねぇ。(どれを選ぶか)悩ましいなぁ」とボケをかましつつ、「(皆さんと一緒に)応援しまぁーす!」と笑顔で答えたのだった。
スタートダッシュのDIAMOND BEARS
あきらめないBLACK WINGS
勝負の行方はいかに――
円陣を組んで声を上げた後、ホームベース前に整列するBLACK WINGSとDIAMOND BEARS。サイレンが鳴り響き、いよいよ試合がスタート!
先攻はDIAMOND BEARS。
後攻がBLACK WINGS。
ピッチャー岡宮来夢が迎える最初のバッターは、昨年のMVP選手・鳥越。
4球目に打った球はピッチャーの足元を抜けてヒット!
喜びの“ペッパーミル”パフォーマンスにベンチも応える。
2番打者の小南光司が打ち上げた打球は内野フライ……かと思われたが、まさかの落球で鳥越が2塁に進み、続くキャプテン和田が初球をたたいて2ベースヒット!
鳥越がヘッドスライディングでホームにかえって先制点を決めた!
さらに北園が2塁打を打ち2点を返し、富田 翔がフォアーボールを選んで出塁。
高野は三振に倒れるも、松島勇之介が詰まったボールを強引にヒットにして満塁のチャンス! その後、制球が乱れた隙をついてランナーが二人かえってDIAMOND BEARSは1回表の攻撃で5点の大量得点となった。
BLACK WINGSのトップバッターは、チーム新加入の小西成弥。
DIAMOND BEARSのピッチャー上田悠介のサイドハンドスローからの打球を高く打ち上げてしまい、チャッチャーの和田がしっかりキャッチ。1アウト!
2番バッターの丘山は、バッターボックスに入る前に和田とハグ♡。
初球を叩くもキャッチャーフライで打ち取られてしまい、続く笹森裕貴も内野フライを打ち上げ、ピッチャーの上田がキャッチ。三者凡退でDIAMOND BEARS有利な展開は変わらないまま2回表を迎えることに。
BLACK WINGSのピッチャーは笹森にチェンジ。投球モーションを見た解説の里崎智也から「腕の振りがめちゃめちゃいい!」とお褒めのコメントがあり、1球目から128キロのスピードボールを繰り出し場内にどよめきが起こった!
その後も強気のピッチングで攻めるも勢いに乗ったDIAMOND BEARS打線は止まらず、気が付けば再び満塁となったが、緩急のある投球で119キロのストレートをど真ん中に決めてストライク、アウト! ピンチを脱した。
2回裏、BLACK WINGSの攻撃は有澤樟太郎からスタート。代わったばかりのピッチャー大見拓土の美しいフォームから繰り出された球にバットを合わせて内野安打とし、さらには長い足を有利に使ってリーチをとり、盗塁も成功させた!
しかしコントロールの良さと変化球を使い分ける大見が着実にバッターを打ち取り、この回も無失点に抑えたのだった。
3回表、DIAMOND BEARSの攻撃が始まる前には、スーツに白衣をまとった「なんでもエンタメ研究所」の荒牧所長と昇旗を背負ったGEM SCARLETSのメンバーがスタンド前に登場。手にしたしゃもじで三々七拍子の音頭をとり、DIAMOND BEARS応援歌を観客と共に熱唱する。
3回裏のBLACK WINGS攻撃前には「とんでもドッキリ研究所」の鈴木拡樹所長も登場し、「うちの研究所は低予算でひとりしかいないので、ジャムスカーレッツの皆さんにも協力いただいて……」と言うと、「ジャムじゃないよ! ジェムだよ!」「美味しそうになっちゃってるww」とGEM SCARLETSのメンバーから一斉にツッコミが入り、照れ笑いの鈴木所長。和やかな空気の中、今度は三々四拍子でBLACK WINGSの応援歌がスタンドにこだまし、ゲームを盛り上げる。
その後は各チームともメンバーを大幅に交代しながら総力戦で挑む!
全身のバネを使い、長身から繰り出す速球で勝負を挑むピッチャー近藤と、元独立リーグ 和歌山紀州レンジャーズの選手という異例の経歴を持つ岩瀬恒輝の手に汗握る対決では、三振に打ち取った近藤が思わず天を指さし歓喜のポーズ!
3回裏、ノーアウトで4ボールランナー2人というチャンスの場面に小西詠斗が粘った末に大きく打ち上げた打球は外野フライとなったが、これが犠牲フライとなってランナー生還。BLACK WINGSが待望の1点を返した!
緊迫する空気の中、バルーンで作った兜をかぶり田中涼星におんぶされた橋本祥平が登場。
兜を脱いでいざバッターボックスに立とうとするが、ヘルメットとバットを忘れて大慌てするというお茶目なパフォーマンスに観客から笑いと拍手が起こった。
これで相手チームの集中力が削ぐ作戦か? 打ったボールは一直線にピッチャーの左上を抜ける……かと思いきや、ピッチャーの小南が見事に反応しライナーをキャッチ!
1塁に向かって走り始めていた橋本だったが、それを観て思わず膝から崩れ落ちてしまったのだった。
4回表、DIAMOND BEARSの攻撃中、猫がグラウンドに迷い込むハプニングが発生!
「リベンジ」と書かれたたすきと「高野、かかってこい!」のプラカードを持ち、挑発する“猫”を捕獲するため走る高野だったが、すでにゲームで体力を消耗しているのかヘロヘロの状態だったため猫に足払いされてグラウンドに転がされてしまう(苦笑)。それでもなんとか猫を捕まえて“頭”を取ると、中の人は染谷俊之! 2年ぶりのACTORS☆LEAGUE in Baseball登場に、観客も温かい拍手で迎えたのだった。
ハプニングもなんのその。その後もDIAMOND BEARSの勢いは止まらず、松島勇之介と結城伽寿也の活躍でこの回も点を重ねて2点を追加。
4回裏、攻撃に入る前に円陣組んで気合を入れなおすBLACK WINGSだが、すでにこの時点で20時30分を越えており、球場の使用時間の関係でこの回が最終となるアナウンスが流れるとスタンドから「え~!」と残念そうな声が起こる。
バッターボックスに立った田中涼星は高めストレートに手を出してしまい無念の三振!
廣野凌大も変化球で打ち取られ、2アウト!
DIAMOND BEARSは三連覇まであとアウトひとつとなったところで、ピッチャーを北園 涼に交代。コースのギリギリを攻める北園のピッチングに苦戦する章平だが、三塁方向に打った後に一塁に渾身のヘッドスライディング! 意地でセーフをもぎ取った。
続くバッターは丘山。クネクネした動きや伝家の宝刀(?)ライトセーバを持ち出して北園の集中力を乱す作戦に出るが、最後は外角気味のボールに手を出してしまい3アウト!
試合は10―1でDIAMOND BEARSが勝利した。
閉会式で各賞の発表後、企画・プロデュースの黒羽麻璃央から「『ACTORS☆LEAGUE in Baseball』は今年で3回目となります。僕自身にプロデューサーという名は付ついておりますが、僕自身の力は本当に微々たるもので、いつも支えてくださる仲間がいて、いろんなことを教えてくださる先輩方がいて、寝る間も惜しんで働いてくださるスタッフの皆さまがいて、そして何より球場に足を運んでくださったり、画面の向こうで応援してくださる皆さま一人一人の温かい心で完成するのが『ACTORS☆LEAGUE』だと思っております。今回もたくさんの温かい気持ちをありがとうございました。コロナ禍にエンターテインメントに元気と活力を与えたいと思って始めましたが、僕自身が元気と活力をもらっていました。この経験は自分の俳優人生、野球人生において貴重な財産になっています。宝物になりました。皆さんの人生の中でも今日という日を思い出した時、楽しかったなぁって思ったり、胸がドキドキしてくれるような、そんな企画になっていたら嬉しいです。「試合が途中で終わってしまったのをすごく申し訳なく思っていますが、皆さんが『えー⁉』って言ってくれたのを聞いて、愛されてんなぁっていう実感をもらいました。ドームに駆けつけてくださったみなさま、配信を観てくださった皆様、本当にありがとうございました!」と感謝の言葉があり、最後は公式テーマソング「L・A・S・T」を全員で熱唱。
熱く楽しいイベントは幕を下ろしたのだった。
なお、この試合の模様は「ABEMA PPV ONLINE LVE」で7月10日(月)23時59分まで見逃し配信で視聴が可能。
さらに2024年2月にはBlu-rayが発売されることが決定!
試合映像のほか、メイキングなどスペシャルコンテンツを収録予定で、7月17日(月)までの先行予約は「撮り下ろしブロマイドセット」の特典付きとなっている。
詳細はAbema Martをチェック。
また、試合の名シーンを収めた数種類のブロマイドの中からセブンイレブン店内のマルチコピー機で購入が可能な「セブンプリント」の販売も決定。
発売日など詳細は、後日公式ホームページで発表されるので、こちらも要チェックだ!
取材・文:近藤明子
イベント概要
ACTORS☆LEAGUE in Baseball公式サイト:https://actors-league.com/baseball/
【GEM SCARLETS(ジェムスカーレッツ)】
荒牧慶彦(キャプテン)
蒼木 陣
石川凌雅
糸川耀士郎
梅津瑞樹
木津つばさ
立花裕大
田村 心
増子敦貴
【BLACK WINGS(ブラックウィングス)】
黒羽麻璃央(キャプテン)
有澤樟太郎
岡宮来夢
丘山晴己
小西詠斗
小西成弥
近藤頌利
笹森裕貴
章平
立石俊樹
田中涼星
田村升吾
西川俊介
橋本祥平
平野宏周
廣野凌大
八木将康
【DIAMOND BEARS(ダイヤモンドベアーズ)】
和田琢磨(キャプテン)
石橋弘毅
岩瀬恒輝
上田堪大
上田悠介
大見拓土
北川尚弥
北園 涼
小南光司
椎名鯛造
高野 洸
富田 翔
鳥越裕貴
松井勇歩
松島勇之介
結城伽寿也
横山真史
(五十音順)
【各賞】
「勝利チーム賞」DIAMOND BEARS
(副賞:選手全員に、よみうりランドのワンデーパスポート)
「フェアプレー賞」小西詠斗
(副賞:東京ドーム巨人戦ペアチケット/「猫ピッチャー」グッズ)
「ファインプレー賞」小南光司
(副賞:デンキバリブラシ®︎2.0+ボディ)
「ハッスル賞」有澤樟太郎
(副賞:焼肉うし松 お食事券10万円分)
「エレガンス賞」田村 心
(副賞:アフタヌーンティーバスツアーで都内貸し切り利用権)
「里崎智也賞」大見拓土
(副賞:オーダーメイドクラブ)」
「ビアボール賞」笹森裕貴
(副賞:ビアボール1年分)
「MVP」北園 涼
(副賞:アメリカ野球観戦旅行券)