桐山照史(ジャニーズWEST)、松島聡(Sexy Zone)、高橋ひとみら出演。『赤シャツ』ゲネプロ&取材会レポート!
9月5日(日)から東京建物 Brillia HALLにて、桐山照史(ジャニーズWEST)主演舞台『赤シャツ』が開幕した。
本作は、夏目漱石の名作『坊っちゃん』の“敵役”として登場する嫌味なインテリ教頭・赤シャツの視点で描かれた、劇作家・マキノノゾミの書き下ろし作品。マキノノゾミの豊かなアイデアと温かな人間描写、さらに演出家・宮田慶子のきめ細やかな演出によって傑作喜劇となっている。
主演の赤シャツ役は、ジャンル問わず血の通った人間を体現する演技で評価の高い桐山照史、赤シャツの弟・武右衛門役に今作が初舞台となる松島聡(Sexy Zone)が挑戦。赤シャツに仕える下女・ウシを、ドラマや映画、舞台、バラエティ番組などマルチに活躍する高橋ひとみが演じる。
今回は、桐山照史、松島聡、高橋ひとみが登壇した取材会とゲネプロの様子をお届けする。
取材会レポート
――いよいよ初日を迎えますが、お気持ちはいかがですか。
桐山:一ヶ月弱みんなで稽古してきました。僕のことになってしまいますが、前作がコロナ禍の影響で、途中で公演中止になってしまい、悔しい思いがありました。今回こうやって、お客さまの前でお芝居ができる、板の上に立てることがとても楽しみです。
僕は非常に楽しみであふれているのですが、両隣のお二方がめちゃくちゃ緊張されています(笑)。さっき聡ちゃんが「照史くん、ちょっと胸触ってください」と言ったので、触ってみたら心臓飛び出るんちゃうかくらいの鼓動があってびっくりしました!
聡ちゃんは初めての舞台ということで、かっこいい先輩といいますか、「赤シャツってこういう人なんだ」という背中を見せられるように頑張りたいと思います。
――先輩としての姿を、背中で見せていきたいということですか?
桐山:そうですね。僕も先輩のバックに付かせてもらって、先輩たちの背中……特に僕は関ジャニ∞さんのバックによく付かせていただきましたが、言葉ではなくて背中から感じるものがあったんですよ。なので、僕も背中で見せられたらいいなと。一緒に板の上に立って、「お芝居が楽しい!」とか、「お客さまの前でパフォーマンスするエンタメって楽しい!」と思ってもらえるよう頑張りたいと思います。
――松島さんは今回が初舞台ですよね? 今のお気持ちはいかがですか。
松島:最初お話をいただいたときは不安でした。「舞台ってどういうものなのかな?」という期待もありましたが、自分が生でお芝居できるのか不安な気持ちのほうが大きくて。でもいざ稽古が始まってみると、演出の宮田さん含め、照史くんだったり、ひとみさんだったり、いろんなキャストのみなさんがアドバイスをしてくださって、今は僕も楽しい気持ちのほうが強いですね。
Sexy Zoneの松島聡としてではなく、武右衛門としてみなさんに見ていただけるよう一生懸命頑張りたいと思います。緊張しているのですが、めちゃくちゃ楽しみです。
――桐山さんの背中は、松島さんにとってどのように映っていますか?
松島:照史くんは現場でも気配りが素晴らしいんです。僕に対してもそうですし、スタッフさんや他のキャストのみなさんに対しても。
自分もいつか座長として舞台に立つ機会があったら「照史くんの背中を見て、育ったんだよ」ということをどんどん受け継いで、みなさんに出していけたらいいなと思います。本当にいつも助けられています。
桐山:ありがとう。キュンです(笑)。
――高橋さんも緊張されているとのことですが、いかがでしょうか。
高橋:この歳になっても袖で吐き気がするくらいあがり症なのですが、さっき聡ちゃんの胸に手を当てさせてもらって、あのドキドキを見たら、自分のほうは落ち着いてきました(笑)。でも初めての下女役で、ウシという役をやらせていただくのですが、照史くんの座長としての素晴らしさでお稽古も毎日楽しくて幸せでした。しかもたまたま誕生日を迎えたとき、お二人から素敵なプレゼントいただいて、もう涙が出るくらいうれしかったです。お守りとして楽屋に置いています。
――プレゼントはどんなものだったのですか? もし宜しければ、ぜひ教えてください。
高橋:(言っても)いいんですか?
桐山:もちろん、もちろん!
高橋:照史くんからはおいしいヨーグルトと素敵なペアのグラスカップで、聡ちゃんからは私の役が二人にとってドラえもんのような役と言われているので、多分それにあやかって、バカラの招き猫を……
桐山:へぇー、びっくりした! どこでもドアあげたのかと思った! ドラえもんって言うから、何か道具でもあげたのかと(笑)。