『迷子の時間 -語る室2020- 』ゲネプロ・取材会レポート。亀梨和也主演。新生PARCO劇場オープニング・シリーズが開幕!
――亀梨さんは、5年ぶりの舞台になるかと思いますが、初モノづくしで今一番苦労していることはなんでしょうか?
亀梨:前川さんとご一緒させていただく中で、稽古場の話にまた戻っちゃうんですけど。日々苦労というよりは挑戦であり、発見であり、気付きを本当にたくさん与えてくださって、本番は明日からですけど、お家に帰ってから「大丈夫かな、もう一回台本見てみて」とか、「あそこはこうした方がいいかな」とか。
浅利:やめてよ。明日全力で睡眠不足で来るの(笑)。
亀梨:目の下クマだらけで(笑)。でも、きっと振り返ったときにそれさえもいい時間に思えそうですよね。
貫地谷:明日から本番じゃないですか。一週間前からもうドキドキしてるんですよ(笑)。
亀梨:だから、苦労というよりは、家で気持ちを落ち着かせる作業をするだけですかね。
――何をして気を落ち着かせているんですか?
亀梨:お風呂にゆっくり入ったり、あとは新喜劇さんの映像を見たり(笑)。お笑い芸人さんが出ている番組を観て楽しませてもらってます。でも、すぐ戻っちゃうんですけど。
――稽古の話がたくさん出てきますけど、やっぱり前川さんの稽古はちょっと違いますか?
亀梨:どうなんですか? 僕はそこまで経験がないので。
忍成:楽しみながらできるので、作品をやるのが楽しくなっていって、自然と集中できるというか。そういうのがすごく面白いアプローチだなと思いました。
貫地谷:毎日お稽古がゲームから始まるんです。
亀梨:毎日1時間ゲームやるんです。
貫地谷:何ゲームっていうんでしたっけ?
忍成:シアターゲーム。
貫地谷:椅子取りゲームとかね。
亀梨:あと、「マンションマンション」って言ったり(笑)。
浅利:亀梨君が好きなのが、ジェスチャーゲームとかワードウルフで。
亀梨:その日によっていろいろあるんですけど。コミュニケーションをみんなで取りつつ、声も出しつつ、身体も動かしつつみたいな。でも、あの時間が非常に有意義というか。
――何時間中の1時間がゲームなんですか?
亀梨:日によりますけど、6時間中の1時間であったり、7、8時間中の1時間であったりとか。
――前川さんのときにはいつも必ずそういったゲームをやられるんですか?
前川:しないときもありますけど、だいたいやります。特に今回は、僕自身が全員初めてだったので、まずはちゃんとコミュニケーションを取りたいというのもあって、結構しっかりやりました。
――ゲームで亀梨さんの新しい発見はありましたか?
浅利:喋り始めると彼は本当に止まらなくなりますよ(笑)。
亀梨:ワードウルフね。ワードウルフっていって、多数派と少数派にお題が分かれて、誰が少数派なのかわからないときは、結構先陣を切っていくんですけど、ガンって食い込まれるとキュンっていう、ちょっと子犬感が出るというか。そのあたりは自分の新たな気付きでした(笑)。