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『迷子の時間 -語る室2020- 』ゲネプロ・取材会レポート。亀梨和也主演。新生PARCO劇場オープニング・シリーズが開幕!

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11月7日(土)よりPARCO劇場にて、『迷子の時間 -語る室2020- 』が開幕。主演をストレートプレイ初となる亀梨和也が務め、日本を代表するクリエイター前川知大が、自身の主宰する劇団イキウメで2015年に上演した「語る室」をベースに、新生PARCO劇場のオープニング・シリーズに相応しい2020年版として新たに上演される。

主演の亀梨和也、貫地谷しほり、浅利陽介、松岡広大、古屋隆太、生越千晴、忍成修吾、作・演出の前川知大が登壇した取材会の模様をロングレポート。

――いよいよ明日初日を迎えられますが、キャストの皆さんは意気込みと前川さんには作品の見どころをうかがますでしょうか。

前川知大:見どころを言うのがとても難しい舞台なんですけど、ミステリー的な感じで、子供の失踪事件というものが明らかになっていくんですが、この7人が絡み合いそうで、絡まない。でも、深いところでとても絡んでいくっていうのが、徐々にわかってくる話で。ややこしい話ではあるんですけど、難しく考えてもらうよりは、すごく感覚で観てもらえるように作ったつもりです。なので、この7人の繋がりみたいなものが、観終わったあとに温かい形で残ればいいなと思っています。

亀梨和也:僕自身としては、PARCOさんとこうやってお仕事をさせていただくことも初めてで、劇場自体もそうだし、またストレートプレイも初めてですし。そういった意味では初めてのことだらけの環境です。浅利くんは一度ドラマでちらっとご一緒させていただきましたが、共演の皆さんも初めましてという状況でしたし。でも、すごく素敵な稽古時間を過ごさせていただきました。とにかく、こういった状況の中でステージに立たせていただけることをしっかりと感謝しつつ、来てくださる方たちにもいい時間を過ごしていただけるように尽くしたいなと思っております。

――警官姿は初めてではないですよね?

亀梨:警官姿は初めてではないですね。でも、この靴下の中にズボンを入れるスタイルっていうのは初めてです。あっ、ちょっとこれ裏話なのであまり書かないでいただきたいです(笑)。

――では、貫地谷さんお願いします。

貫地谷しほり:靴下の中に(ズボンが)入ってるの、いま初めて知りました(笑)。でも本当に、憧れの前川さんの作品に参加できるということがすごく嬉しかったのと、それこそPARCO劇場には何度も足を運んではいたんですけど、こうやって出演するのは初めてで。PARCO劇場にもいつか出てみたいなと思っていたので、すごく嬉しいなぁという気持ちです。そして、本当に素敵な人たちばかりで、稽古場もすごく楽しいですし、毎日、ここにいる人たちのことをどんどん好きになっていった現場というか。まあ、もしかしたらこれから嫌いになるかもしれないですけど(笑)。いまはとっても大好きで、本当に幸せな現場です。作品自体も、前川さんの「時空を自在に操る」といいますか、懐かしいとはまた違う部分も融合した、本当に素敵な舞台になっていますので、こんな状況ですが、多くの方に観ていただけたらなと思います。

――役柄の関係性は?

貫地谷:(亀梨さんと)同い年なんですけど、姉です(笑)。

亀梨:そこはちゃんとね(笑)。

――では浅利さんお願いします。

浅利陽介:そうですね。PARCOさんには以前、新しくなる前に一度立たせていただいて、見てのとおり間口が広くなりました(笑)。

貫地谷:何の説明?(笑)。

亀梨:PARCOさんの回し者みたいな(笑)。

浅利:今回このメンバーというのはいわゆるPARCOのスタメンみたいな意味合いもあるんじゃないかなということで、ここに僕らがこうやっているということは今後もPARCOでスタメンのような感じで出るというか。前川さんがやるときには、もしかしたら誰かしらが代わる代わるに出るかもしれないという、期待を膨らましつつ(笑)。でも、本当に稽古場の段階から楽しくやらせていただいて、僕はヒッチハイカーの役でゆるく出て、ゆるく去っていくという感じなんですけど。

亀梨:ゆるくはないですよ。

貫地谷:お客さんを置いてってますよ(笑)。

浅利:ヒッチハイカーですから。風のごとく流れていくような。橋爪功さんのような(笑)。ちょっと出たらクスっと笑えて存在感があるというのを目指して頑張っております。

――逆に、存在感を出すことって難しいですか?

浅利:ええ、とっても!

亀梨:いや、充分出てますよ(笑)。初日前から。

次のページ:松岡さん、生越さん、古屋さんの意気込み

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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