• HOME
  • topic
  • REPORT
  • ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』本公演が開幕! プレスコール&取材会レポート

ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』本公演が開幕! プレスコール&取材会レポート

REPORT

8 月 1 日(木)、Daiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』のプレスコール及び取材会が行われた。

プレスコールでは 5 つのシーンを披露。始まる前に演出補のエド・バーンサイド氏が一つ一つシーンの意味を説明した。

「The Stars Look Down 星たちが見ている」は冒頭を飾る、この舞台の象徴的なナンバー。まだ何者でもないビリー(春山嘉夢一)が「いつの日か飛べるさ」と、未来への漠然とした希望を歌う。そこに炭鉱夫たちが登場し、炭鉱存続のための闘争に勝つ!と固い決意と覚悟を表す。気迫に満ちたコーラスには圧倒されること請け合いだ。

「Shine 輝け、今!」はひょんなことからバレエ教室に来たビリー(春山嘉夢一)が、ウィルキンソン先生(濱田めぐみ)と出会い、巻き込まれていくシーン。誰でも自分を出して輝けるのよ!と、エネルギッシュに歌い踊るウィルキンソン先生が最高!一人一人個性豊かなバレエガールズ、戸惑いながら参加するビリーも愛おしい。

「Expressing Yourself 自分を表現しよう」ではビリー(石黒瑛土)が親友マイケル(渡邉隼人)の元にバレエを続けるか否かの相談に訪れる。そこで女装しているマイケルに、ビリーも女性の服を着せられて…。ミュージカルの醍醐味が味わえてワクワク感たっぷり。ビリーとマイケルのパワフルなタップには目を見張った。

「Angry Dance 怒りのダンス」はお父さん(益岡徹)にオーディションに行くのを禁止されたビリー(浅田良舞)が、怒りと苦しさ、その激情を全身から発する。まさに限界突破の踊りに鳥肌が立つ。

「Solidarity 団結を永遠に」はミュージカル史上最も複雑かつベストシーンの一つと言われるビッグナンバー。町では闘争が激化し、炭鉱夫と警官が衝突し始める。同時にビリー(井上宇一郎)はバレエ教室でバレエの楽しさに目覚め、ウィルキンソン先生(安蘭けい)の元で練習を積む。炭鉱闘争とバレエという両極の二つが重なり混ざり合う。これを観ずしてミュージカルは語れない、奇跡のナンバーといえるだろう。

プレスコールの後には、キャストたちが登場し、質問に答えた。

――ビリー役の皆さん、オープニング公演で舞台に立った感想と、これからの意気込みを教えてください。

浅田良舞「お客様にたくさんの拍手をもらえてとても嬉しかったので、今後もっとお客様を感動させられるように頑張りたいです」

石黒瑛土「今までにない歓声を受けて幸せでした。これからも努力してお客様に感動してもらえるよう頑張ります」

井上宇一郎「初日はすごく拍手がもらえて楽しくて、嬉しかったです。今後もどんどんレベルアップしていけるように頑張っていこうと思います」

春山嘉夢一「お客様のたくさんの温かい拍手がもらえてとても嬉しかったです。これからも、もっと拍手がもらえるように頑張っていきたいと思います」

また大人キャストを代表して、お父さん役の益岡徹と鶴見辰吾、ウィルキンソン先生役の安蘭けいと濱田めぐみが意気込みを語った。

益岡徹「演出やダンス、音楽など長い間私たちを導いてくれた海外チームに感謝しています。私達は素晴らしい子供たち、大人のキャストやスタッフと一丸となって、お客様の期待に応えられるように、千秋楽まで頑張っていきます。よろしくお願いします」

鶴見辰吾「ご覧になったお客様の心に必ず響く作品。私も毎日観ていたいくらいです。自分で作ったものを自分で観たくなる、それくらい本当にいい舞台です。必ずハンカチをご持参ください!」

安蘭けい「この作品のキャッチフレーズが「人生を変えるミュージカル」。絶対に受け止められるメッセージがあり、このミュージカルを観たからこそ得られるものがたくさんあります。(東京公演は)10 月まで 3 カ月、あっという間に過ぎますから、早めにご観劇いただけると嬉しいです」

濱田めぐみ「この作品は大人の我々も子供たちに影響されて進化し、リアリティーを持って舞台上にいることができます。身近に感じて、いつでも劇場に私たちに会いに来ていただきたいです。そして、子供たちの成長を共に見届けていただけたらと思います。劇場でお待ちしております」

舞台写真

取材・文:三浦真紀
撮影:田中亜紀

オープニング公演カーテンコールレポートはこちら

ウィルキンソン先生役 安蘭けいさんのインタビューはこちら

公演概要

Daiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』

【東京公演】
オープニング公演:2024年7月27日(土)~8月1日(木)
本公演:2024年8月2日(金)~10月26日(土)
東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

【大阪公演】
2024年11月9日(土)~24日(日)
SkyシアターMBS

チケット:
【東京公演】
S席:平日¥15,000/土日祝¥15,500
A席:平日¥12,000/土日祝¥12,500
B席:平日¥ 9,000/土日祝¥ 9,500

NFTチケット>>

S席:平日¥15,000/土日祝¥15,500
A席:平日¥12,000/土日祝¥12,500

【大阪公演】
S席:平日¥15,000/土日祝¥15,500

キャスト:
ビリー・エリオット:浅田良舞/石黒瑛土/井上宇一郎/春山嘉夢一(クワトロキャスト)
お父さん:益岡 徹/鶴見辰吾(ダブルキャスト)
ウィルキンソン先生:安蘭けい/濱田めぐみ(ダブルキャスト)
おばあちゃん:根岸季衣/阿知波悟美(ダブルキャスト)
トニー(兄):西川大貴/吉田広大(ダブルキャスト)
ジョージ:芋洗坂係長
オールダー・ビリー:永野亮比己/厚地康雄/山科諒馬(トリプルキャスト)

森山大輔/近藤貴郁(ダブルキャスト)、大月さゆ、大竹 尚、加賀谷真聡、黒沼 亮、後藤裕磨、齋藤桐人、聖司朗、辰巳智秋、照井裕隆、春口凌芽、丸山泰右、森内翔大、小島亜莉沙、咲良、竹内晶美、森田万貴*、石田優月、白木彩可、新里藍那
*スウィング

髙橋維束、豊本燦汰、西山遥都、渡邉隼人、上原日茉莉、佐源太惟乃哩、内藤菫子、猪股怜生、髙橋翔大、張浩一、多胡奏汰、藤元萬瑠、石澤桜來、岩本佳子、木村美桜、清水 優、鈴木結里愛、住徳瑠香、長尾侑南、松本望海、南 夢依、宮野陽光

スタッフ:
脚本・歌詞 リー・ホール
演出 スティーヴン・ダルドリー
音楽 エルトン・ジョン
振付 ピーター・ダーリング
美術 イアン・マックニール
演出補 ジュリアン・ウェバー
衣裳 ニッキー・ジリブランド
照明 リック・フィッシャー
音響 ポール・アルディッティ
オーケストレーション マーティン・コック
翻訳 常田景子
訳詞 高橋亜子
振付補 前田清実、藤山すみれ(ドラスティックダンス”O”)
音楽監督補 鎭守めぐみ
照明補 大島祐夫、渡邉雄太
音響補 山本浩ー
衣裳補 阿部朱美
ヘアメイク補 柴崎尚子
擬闘 栗原直樹
演出助手 伴眞里子、坪井彰宏、加藤由紀子
舞台監督 松下城支
技術監督 清水重光
プロダクション・マネージャー 金井勇一郎
   
バレエ指導 坂本登喜彦
タップ指導 Higuchi Dance Studio
体操指導 キッズ体操教室でき⇄タノ、こむっしゅ体操教室
ボーカル指導 宇都宮直高

主催: TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場/WOWOW/MBSテレビ(大阪公演のみ)
特別協賛: 大和ハウス工業
協賛: イープラス
協力: キョードーファクトリー(東京公演のみ)
後援: BS-TBS/TBSラジオ

公式サイト:https://billy2024.com/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧