Snow Man 岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太主演・演出。『祭 GALA』製作発表記者会見レポート!「今まで味わったことのない作品をお客様に届けたい」
2023年4月1日より新橋演舞場にて『祭 GALA』が上演される。
主演・演出を務めるのは、岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太。これまで『滝沢歌舞伎』シリーズをはじめ、新橋演舞場へ出演を重ねてきた3人が、2024 年春に新たな舞台に挑む。
「祭」という漢字と外国語で祭を意味する「GALA」という語が1つになった公演タイトルが表すように、和と洋が融合した祝祭感溢れる作品となる。
今回は、岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太が登壇した製作発表記者会見の様子をお届けする。
会見の冒頭では、松竹株式会社 取締役副社長執行役員 山根成之より挨拶が述べられた。
「4月の新橋演舞場と言いますと『滝沢歌舞伎』でございまして、そして『滝沢歌舞伎』と言いますと、Snow Manさんでいらっしゃいました。 昨年惜しまれつつ、『滝沢歌舞伎』は幕を閉じましたが、嬉しいことに、この度Snow Manの岩本照さん、深澤辰哉さん,、宮舘涼太さんの3人が 4月の演舞場に戻ってきてくださいました。タイトルは『祭 GALA』と申します。この3名が主演、そして演出をされるということで、 本当にいろいろなところでご活躍や才能を発揮なさっていますので、その力を結集していただいて、新橋演舞場でまた新たなエンターテインメントを誕生させていただきたいと思っております」
『祭 GALA』への出演が決まった時の気持ちについて、岩本は「素直に嬉しかったです。これだけ連続で立たせてもらうことはないというくらい、新橋演舞場さんのステージに立たせてもらっているので、また新たな形で新橋演舞場のステージに立てるのがわかった時は、また春が来ると思いました。それくらい嬉しかったです」と
宮館は「本当に僕も嬉しい気持ちでいっぱいです。新たに3人で演出をするということで未熟な部分もあるかと思いますが、今一生懸命稽古に励んでいる段階なので、稽古を1日1日やっていくごとに楽しみに変わってきました。今は早く観ていただきたい気持ちでいっぱいです」と
深澤は「今、僕が言いたかったことを2人とも全部言ってくれたんですが、やっぱり初めの気持ちとしては、本当に嬉しかったです。新橋演舞場にも、僕たちはすごく思い入れがあるので、そのステージにまた改めて立てることがすごく嬉しいです。そして4月ということで、新たなスタートのタイミングでこうやって 3人で『祭 GALA』という作品をスタートさせることができて、本当にドキドキしていますし、ワクワクしています。いろいろな方たちに観ていただいて、何かを受け取ってもらえたらいいなと思います」とそれぞれ思いを語った。
本作で振付を担当する岩本は「どんな風に踊ったら、より2人や他のキャストさんのエネルギーを見てくださる方に届けられるのかと、今は頭の中で想像しながら、振りを作っている最中です」と語り、
本作で衣裳を手掛ける宮館は「振付の世界観だったり、他にも大勢の方が出てくださるので、そのバランスを取らせていただくのと、今回オープニングの衣裳を世界的なファッションデザイナーでもあるコシノジュンコさんにお願いしていて、ど派手な衣裳を作っていくただくことになりました。何回か打ち合わせとフィッティングをさせていただいて、今は修正段階に入っている途中です」と語り、
深澤は「僕は差し入れ担当です。僕たち3人は同じグループで常に一緒にやっていますが、やっぱり作品を作る上でスタッフさんやキャストの皆さんとの絆が大事だと思っているので。僕に何ができるだろうと思った時に、差し入れだなって。4日後ぐらいにピザパーティをやる予定です(笑)」とそれぞれの役割について語った。
Snow Manのメンバーは『祭 GALA』についてどのように思っているかという問いに宮館は「すごく楽しみにしてくれていました。今までは一緒に出ていたので、全面的にSnow Manとしてのパフォーマンスだったんですけど、いろんなメンバーが舞台などを経験しているのを見て、やっぱりすごいなと圧巻されることが去年は多かったので、今年も3人で舞台に立っている姿をメンバーに見てもらえるのはすごく喜びもありますし楽しみです」と
岩本は「(向井)康二から、『俺、『祭 GALA』めちゃめちゃ観に行くで』と言われました(笑)。でも、やっぱりSnow Manとして思い入れがある新橋演舞場さんでの作品なので、他のメンバーもすごく楽しみにしてくれていると思います。個々にいろんなことに挑戦させてもらえるのは本当にありがたいことだと感じているので、メンバーみんな観に来てくれるのではと思います」と語った。
本作の演出面について、身体能力の高さを生かした場面もあるのかという問いに岩本は、「僕は最初の打ち合わせの段階から、とにかく身体を酷使したいと言っていて、深澤が苦い顔をしていましたが(笑)、とにかく身体を張らしてくれとスタッフさんにお願いしているので、かなりの消費量になるのではと思います」と話した。
『滝沢歌舞伎』が終わり、そのあとを継ぐというプレッシャーはあるか、今後も本作を続けていきたい気持ちがあるかという問いに岩本は、「正直、僕個人としてはプレッシャーは全く感じていないです。 この作品は初めてで、僕たちが描きたいこととお客様の心に届くものが本当に一致しているかどうかもわからない段階で。でもその試行錯誤している時間が楽しくなるくらい、3人やスタッフさんたちとも笑顔で打ち合わせをさせてもらいながら進んでいってる作品なので、それが新橋演舞場でちゃんとお客様に伝わったことを感じたら、多分僕たちもより欲が出てくるのではと思っています。
新橋演舞場から始まったこの作品がいずれは海外にという思いも持ちながら、お祭りという日本の良さを、日本の文化を海外に伝えていける作品に育てていきたいという思いは持ちながら、公演に臨みたいと思っています」と
深澤は「それこそ海外もそうですけど、やっぱり地方にも行って、より多くの方にこの『祭 GALA』という作品を観てもらえたらいいなと思います」と
宮館は「プレッシャーを全く感じていないというのは嘘になってしまうと思うのですが、この3人で作り上げる空想のものを実現させて、より多くの方に楽しんでいただくという気持ちは、今の段階ではけっこう楽しみに変わっています。ただ、1歩踏み出すことは、すごく労力のかかるものだと思うので、その労力をいかに自分の中で楽しめるかということは思っています」とそれぞれ語った。
日本らしい演出も色々あると思うが、具体的にどんなものが演目としてあるのかという質問に深澤は、「それこそコシノさんがデザインしてくださったオープニングの衣裳は、僕たちもちょっと驚くような、和の要素が入った衣裳だったので、オープニングからちょっと迫力があるのではと思います」と語った。
今回、新たに3人がチャレンジするものについて宮館は「僕はフライングをさせていただこうかなと思っています。それこそ今まで誰もやったことがないような、ちょっと一味変わったフライングの内容になっていますので、乞うご期待ということで。そこにSnow Manのメンバーならではの酷使をするということで」と
深澤「僕はやっぱり普段からお喋りなので、お喋りを活かした自分のシーンがあるんですけど、 リハーサルでやったら、僕1人で9分ぐらい喋るという。 アドリブももちろんありますが、決め打ちのセリフがあるようなシーンもあります」と
岩本「僕は『滝沢歌舞伎』で変面という演目をやらせてもらっていたのですが、そこを新たに進化させた形のものに今回挑戦させていただく予定です」とそれぞれ意気込んだ。
最後に公演を楽しみにしている方々へ向けて3名からメッセージが送られ、製作発表は終了した。
宮館「『祭 GALA』という作品の会見をさせていただいて、新たなスタートラインにようやく立てたかなと思います。これから稽古を経て、4月1日に初日を迎える訳ですが、より多くの方に楽しんでもらえる、そして心踊って帰っていただけるような夢のような時間を作り上げたいと思いますので皆さんよろしくお願いいたします」
深澤「僕たち3人で夜中まで打ち合わせをしたりして、作品にどれだけ愛情を持って作れるかということを本当に大事にして作りました。リハーサルとしてはまだほとんどできていない状態ですが、4月1日から観に来てくださる方たちに少しでも何かを感じ取って帰ってもらえるような作品にしたいと、今一生懸命作っていますので、ぜひ楽しみにしてもらいたいなと思います」
岩本「僕は本当に新しいことを作るのが好きなんだなと、自分自身で感じる期間を今過ごさせてもらっています。僕の中では初日が明けて喜んでくれているお客様たちが想像できた段階からリハーサルがスタートしているので。自分の中で見えている世界がお客様の元に徐々に色づいて、やっぱり間違っていなかったんだなと自分自身思える時間が多分これから1ヶ月ぐらいだと思うんですけど。それを楽しみながら、しっかりと自分を喜ばせてあげて、自分が味わったことのない気持ちをパフォーマンスに乗せて、今まで味わったことのない作品をお客様に届けたいと思います」
撮影:くさかべまき
文:THEATER GIRL編集部
公演概要
新橋演舞場4月『祭 GALA』
演出:
岩本照
深澤辰哉
宮舘涼太
キャスト:
岩本照
深澤辰哉
宮舘涼太
林蓮音
和田優希
中村浩大
寺澤小十侑
松浦銀志
羽村仁成
阿達慶
竹村実悟
渡邉心
堀口由翔
3月20日(水・祝)10:00 チケット発売開始
公演情報:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202404_enbujo/