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ジェシー(SixTONES)主演。ブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』取材会レポート!

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2023年8月4日~27日に東京・新橋演舞場、9月2日~8日に愛知・ 御園座、9月13日~27日に大阪・大阪松竹座にて上演されるブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』。この度、本作で主演を務めるジェシーの取材会が実施された。

本作は、ファンタジックなストーリーと独特な色彩美で知られるティム・バートン監督の映画作品を原作としたミュージカルで、幽霊となった夫婦が自分たちの家に引っ越してきた人間一家をあらゆる手段で追い出そうとすることから始まる物語。2 人が死後の世界の厄介者でバイオエクソシストのビートルジュースに協力を求めたことをきっかけに巻き起こる波乱を、コメディの奇才と称される福田雄一の演出で、満を持して日本初上演する。

ブロードウェイで評判になったミュージカルに臨む気持ちについてジェシーは「自分らしさも出しながら、福田さんやキャスト、スタッフの皆さんと一丸となって、日本の『ビートルジュース』はこういうものだということをお届けしたい」と意気込んだ。

初のミュージカルでの歌唱については「今回、ミュージカルへの出演が初めてで、メンバーの(京本)大我は(ミュージカルを)何本もやっているので、いろいろとアドバイスをもらえたら」と語り、今回演じる役柄ビートルジュースとの共通点について「ふざけているところ(笑)髪の色もああいう色ですし。僕も髪を染めるのが好きなので、そういう面は似ていると思います。僕は幽霊ではないので、そこは似てませんけど(笑)」と茶目っ気を見せた。

内面部分で役と似ているところについては「ちょっと寂しがり屋なところですね。すぐいろんな人に話しに行くようなところも似てます」と自身と役との共通点を述べた。

日本版の『ビートルジュース』で工夫したい点については「モノマネじゃないですけど、ちょっと声を変える時に、志村けんさんやビートたけしさんをやってみたり、そういうものも入れられたら面白いかなと思います。ただ、緊張しいなので余裕ができたらですね」と日本公演に向けての思いを語った。

以前からミュージカルに出演したい思いがあったかという問いには「メンバーの(京本)大我や先輩方もやられてますが、自分とは全くかけ離れてると思っていました」とミュージカルに対しての思いを吐露。メンバーの京本の舞台を観た感想については「全く違う一面も出ていてカッコよかった」と語り、自身については「観に来てくれる方に『ジェシーでよかった』と思ってもらえたら。 ドラマ、映画でも毎回そうなんですけど、期待せずに見てもらいたいです(笑)」と初ミュージカルへ挑むプレッシャーを見せた。

ビートルジュース役のビジュアルについては「二時間くらいかかったんですが、メイクをするのが好きなので、写真を撮って楽しんでました」とビジュアル撮影時のエピソードを語った。

今回が初となる演出の福田雄一とのタッグで期待することについては「ビジュアル撮影の時に初めてお会いしたのですが、事前に鈴木福くんや佐藤二朗さんに『どんな方ですか?』と聞いたら『めっちゃ面白い人ですよ』と言っていたのでちょっと安心しました。実際にお会いした時に『緊張してやばいです』と言ったら『絶対に楽しいから大丈夫』という言葉をいただいて安心しましたね。 福田さんの世界観と、僕のふざけた部分と、ビートルジュースの形がうまく伝わればいいなと思います」と福田とのエピソードを語った。

舞台やドラマなど経験を重ねて感じる役者業への思いについては「役者さんはみんなすごいと思います。僕は役者じゃないので、こういう大きなお仕事をいただいてありがたいですが、申し訳ない部分もあって。でもそこは負けないように頑張りたいと思います。この間出演した劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』でも鈴木亮平さんってすごいなと思ったし、実際に本業でやられている方を目の前にすると、やっぱり自分はまだまだなので。でもいい経験ですし、その時は大変ですが、終わってみるとやってよかったと少しずつ思うようになりました」と役者業への思いを述べた。

本作での共演者について「清水美依紗ちゃんは『オオカミ少年』で何度か共演していて、勝地 涼さんは、Travis Japanの中村海人と共演経験があるので、どんな人か聞いたら『めちゃくちゃ芝居に熱くて優しい人ですよ』と言っていました。ただ、作品に入るとあまりふざけた部分を出せないので、もしタイミングがあればご飯に行って話したいですね」と語った。

本作の楽曲については「とにかくずっと歌ってる印象で難しいですね。でも、楽しくて印象的なフレーズやキャッチーな部分もあるので、終わった後に口ずさんで帰れると思います」と楽曲の印象を話した。

普段の歌唱とミュージカルでの歌唱の違いについて聞かれると「やっぱり違いますね。でも、ミュージカルの「あ~(美声)」みたいなのは好きですけど(笑)。音楽の授業の時にそういう感じで歌っていたので、そんな風に歌えたらいいなと思いますけど、喉の使い方などは、稽古が始まって福田さんと話してから決まると思います」と期待をのぞかせた。

舞台出演の際にメンバーに来てほしいと伝えているかという問いには「言わないですね。でも、それぞれ空いてるところにマネージャーが入れてくれるので、自然とスケジュールに入ってます。前回の舞台もみんな来てくれましたけど、自分からは来てとは言わないですね。誰も来なくていいっていう気持ちです(笑)」とはにかんだ。

メンバーも舞台出演をしているが、お互いに刺激を与え合っているかという問いには「やっぱり尊敬しますよ。みんなそれぞれちゃんと思っていることもあるし、それでより仲良くなったりもしますし。メンバーの髙地(優吾)もこの間の作品で舞台が好きになったと感じたし、僕も『スタンディングオベーション』に出演した時、最初は誰にも見せたくない気持ちがあったけど、 どんどんみんなに見せたい気持ちになりました」と互いに良い刺激を受けている様子を見せた。

前回、『スタンディングオベーション』に出演して、無事に千秋楽を迎えた経験については「やればできるんだなって。最初はセリフを覚えられる訳ないと思ってたんですけど 、稽古で何回もやることが大切だなと思いました」と語った。

最後に、公演を楽しみにしている方に向けて「作品を知らなくても楽しめると思いますし、知っている方も「どんな感じになっているんだろう」という風に観られると思いますが、ジェシーらしさと、福田監督のスパイスと、元々ある『ビートルジュース』、この3つがどうブレンドされるのか考えていますので、 あとはもう何も考えずに観て笑って「ジェシーこんな一面も出せるんだ。日本の『ビートルジュース』はこんな感じなんだ」と、曲を口ずさみながら帰っていただき、楽しかったと思ってもらえたら」とメッセージが語られ、取材会は終了した。

取材・文・撮影:THEATER GIRL編集部

あらすじ

不慮の事故で命を落とし幽霊となったアダム(勝地涼)とバーバラ(愛加あゆ)夫婦は、死後彼らの家に引っ越してきたチャールズ(吉野圭吾)と後妻のデリア(瀬奈じゅん)、娘のリディア(清水美依紗)を追い出すべく、死後の世界の厄介者であるバイオエクソシストのビートルジュース(ジェシー)の力を借りることに。

ビートルジュースの荒唐無稽なアドバイスを元にアダムとバーバラは住人らを脅かすものの、なぜか幽霊が見えるリディアが、亡き母への思いと両親への反抗心でアダム夫婦に協力を申し出る展開に。リディアはこの家の幽霊の存在を両親に伝えて家を手放すように説得するが、逆にチャールズは降霊術でアダムらを呼び覚まそうとしてしまう。このままでは朽ち果ててしまうアダムとバーバラを助けるため、リディアはビートルジュースに協力を求めるが、現世への生き返りを企むビートルジュースが暴走し・・・

公演概要

ブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』

出演:
ジェシー(SixTONES) 勝地 涼 愛加あゆ 清水美依紗 吉野圭吾 瀬奈じゅん

可知寛子 小山侑紀 高橋卓士 横山達夫
坂元宏旬 竹内真里 常住富大 伯鞘麗名 福永悠二 堀江慎也
岡本拓也(スウィング)吉井乃歌(スウィング)

作詞・作曲:エディ・パーフェクト
脚本:スコット・ブラウン&アンソニー・キング
演出・上演台本:福田雄一
翻訳・訳詞:福田響志

【東京公演】
会場:新橋演舞場
日程:2023 年 8 月 4 日(金)~27 日(日)

【愛知公演】
会場:御園座
日程:2023 年 9 月 2 日(土)~8 日(金)

【大阪公演】
会場:大阪松竹座
日程:2023 年 9 月 13 日(水)~27 日(水)

チケット一般発売日:6 月 25 日(日)10 時より一般発売開始
※未就学児童入場不可

公式サイト https://www.musical-beetlejuice2023.jp/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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