藤井流星主演×森新太郎演出。『NOISES OFF』開幕！「全力でドタバタしたいと思います」

2023.11.20

REPORT

2023年11月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて開幕し、現在東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演中の『NOISES OFF』。

『NOISES OFF』は、イギリスの劇作家マイケル・フレインによって書かれた作品で、作者⾃⾝が書いた別の喜劇を舞台袖から観ていた際、前（客席）から観るより、後ろ（舞台裏）から観た⽅がより⾯⽩く感じたことが誕⽣のきっかけ。舞台の表側と裏側を描いた爆笑シチュエーションコメディ。

ウエストエンドやブロードウェイをはじめ、⽇本でもたびたび上演され、世界中で多くの観客を笑いの渦に巻き込んできた作品。今回は演出の森新太郎が“関⻄弁”をふんだんに盛り込み、テンポの良い⽣き⽣きとしたコメディに仕上げる。これは『NOISES OFF』史上、おそらく初の試み。

劇中劇『ナッシング・オン（何事もなし）』を演じる俳優役として藤井流星、⽻野晶紀、平祐奈、葛⼭信吾、紅ゆずる、⼭路和弘。俳優を⽀える舞台スタッフ役として、伊礼彼⽅、⼩南満佑⼦、福本伸⼀と豪華キャストが集結した。

今回は、藤井流星、羽野晶紀、平祐奈、伊礼彼方、小南満佑子、福本伸一、葛山信吾、紅ゆずる、山路和弘が登壇した取材会の様子と舞台写真をお届けする。

大阪公演を終え、東京公演に向けての意気込みについて、藤井は「大阪でお客さんが予想以上にリアクションしてくださって、その感覚のまま来ているので、県民性もあると思いますが、その差は極力なくしたいですね。東京の方にも笑ってもらえるように、全力でドタバタしたいと思います」と意気込んだ。

すると伊礼が「流星次第じゃないですか」と一言。

藤井は「ハードルを上げないでください（笑）。でも、大阪はめちゃくちゃやりやすかったですね。テレビで新喜劇もやっているので、こういう笑いに慣れているのかなと思いました」と話した。

羽野は「フォトコールでは1幕の頭の方をやらせていただいたんですが、これから2幕とどんどん激しく展開していくので、劇場で楽しんでいただけたらと思います。流星が前半だけでものすごく汗をかいていたので、最後までやったらどれだけ痩せるんやって」と語ると

藤井は「リアルにWEST. のライブの2、3倍汗かいてます」と明かした。

伊礼は「ずっと客席にいるので、お客様の反応を感じながらやれる幸せがあります。もう大阪すごいですよ。流星のファンは瞬き一つ全部捉えようとするから、ちょっとニコッとすると「あ～」、ちょっと変顔すると「アハハハ」って。日々、客席からメンバーを見ていると、その日の体調によって変化があったりするんですよ。そこを個人的には楽しみにしています」と語り

平は「本当に素敵なカンパニーでみんな仲良しなので、そういった息のピッタリさもすごく出ていると思うので、お客様もそれを一緒に体感してもらえたらと思います」と

小南は「伊礼さん以外皆さん関西人なので、劇中でも関西弁が飛び交っていて、オフの時もみんなずっと関西弁を喋っていました。そんなカンパニーはなかなかないので、稽古場からすごくアットホームな空気が流れているなと。そんな関西パワーが作裂したこの作品を東京、福岡のお客様にどんな風に感じ取っていただけるかすごく楽しみです」と話した。

福本は「見ていただくとわかるんですが、想像を超えるドタバタ劇です。とにかくお客さんにいっぱい笑ってもらって、元気になってもらえるように頑張りたいと思います」と

葛山は「本当に頼りになるメンバーですし、裏にいらっしゃるスタッフさんも含め、何が起こっても何でも対応していただける安心観があります。とにかく怪我のないよう最後まで頑張りたいと思います」と

紅は「見ていただいてわかる通り、みんなめちゃくちゃ仲が良いので、その仲の良さが芝居にとても生きると思います。大阪って笑わないと損みたいな感覚で笑ってくださる民族じゃないですか。東京の方は笑うことが恥ずかしいと思う方が結構いらっしゃると思うんですけど、我慢することすらできないくらいのものを、高みを目指してやりたいと思います」と