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平野良インタビュー 『忠臣蔵 討入・る祭』 「観ている人に生きていることを実感してもらう、それが俳優のやりどころ」

INTERVIEW

――では第二部のショー『煮汁プロジェクト』についても伺わせてください“旨味と出汁の利いた世界一の『側用人』グループ・NIJIRU(にじるー)を作るための公開オーディション”という内容で、平野さんは司会を務めつつ、オーディションにも参加されますね。どんなところを楽しみにされていますか?

もうね、ぶっ飛んでますんで……ふふ(笑)。今年流行ったありとあらゆるもののパロディが詰まったものになると思います。(出演ユニット名について)詳細が出る前にいろいろ予想してたんですけど、まさかの“元禄ストレイドックス”があって。僕がMCをやらせていただいている番組(日テレプラス「2.5次元ナビ!」)にリポーターが3人いるんですけど、そのひとりの長江崚行が今年、元ネタとなる作品で主役をやっていたんですよ。だから、ちょっとした親心じゃないですけど、こうして名前が上がってきたのは嬉しいですね。

――後輩思いなんですね。

ただこれ、まあくん(大山真志さん)と僕こそ……すごいプレッシャーだなぁ!

――3.5次元ミュージカル「門左衛門と!」劇中歌『僕こそ文楽』、これを平野さんと大山さんがW主演の門左衛門役で披露されるとありますが……

昨年も演出をされていた原田優一さんとやったんですけど、毎回本編より緊張しましたから。まあくんもミュージカル俳優として、身体と共にどんどん大きくなっていくし(笑)、いっしょにやらせていただけるのはとても光栄なんです。でも、ちょっと怖いというか、プレッシャーがありますね。僕のミュージカルの師匠というか、むしろ神様のような存在の中川晃教さんが主演されていた作品なので、そういうところも相まって、今からドキドキしています。

――そうですよね。神とも思っている方の代表作のナンバーですから。

何百回聴いたか分からないくらい聴いてますから! 6、7年前にミュージカルをやると決めてから共演させていただくことがあって、以来「この人が俺の先生だ」と思ってずーっと聴いてました。

よく口ずさむなじみのナンバー「発声に最高なのは青雲」

――ちなみに、ご自身でよく歌うミュージカルナンバーはあったりしますか?

劇場に入った時に、ストレッチをしてアップで声出しをしたりするんですけど。「僕こそ音楽」はけっこう無意識のうちに歌っちゃいますね。ミュージカル『ミス・サイゴン』の「Why God Why?」もよく歌うんですけど、それくらいなじみ深い。

――普段のアップの時にも、ミュージカルナンバーを歌われているんですね。

けっこう歌うかもしれないですね。それから最近、発声の歌として最高だなと発見したのが、青雲の歌。

――青雲と言いますと、あの、お線香の?

青雲〜それは〜♪(口ずさむ) この歌、むちゃくちゃ喉が徐々に開いていくんですよ。「すごく秀逸にできてるな!」と思って、よく歌ってます。いい曲です。

――意外なラインナップを聞かせてくださって、ありがとうございます(笑)。そのナンバーのひとつが、本作で日の目を見るわけですね。

いや、そうですね……あぁ急に緊張してきた!

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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