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帝国劇場にキャストが集結。ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作発表記者会見レポート!

REPORT

2024年12月より帝国劇場を皮切りに上演されるミュージカル『レ・ミゼラブル』。2025年3月には大阪・梅田芸術劇場メインホール、4月には福岡・博多座、5月には長野・まつもと市民芸術館、5・6月には北海道・札幌文化芸術劇場hitaru、6月には群馬・高崎芸術劇場にて、日本全国6大都市ツアー公演が日本を駆け巡る。

今回は、キャストが一堂に会した製作発表記者会見の様子をお届けする。

まずは歌唱披露があり、ジャン・バルジャン役:飯田洋輔による「独白」、ファンテーヌ役:昆 夏美、生田絵梨花、木下晴香による「夢やぶれて」、アンジョルラス役:小林唯&男女アンサンブルによる「民衆の歌」、エポニーヌ役:清水美依紗、ルミーナによる「オン・マイ・オウン」、オールキャストによる「ワン・デイ・モア」が披露された。

その後は質疑応答が行われ、出演者よりそれぞれ挨拶が述べられた。

キャストコメント

木内健人

僕自身、2回目の『レ・ミゼラブル』の参加ですが、前回は コロナ禍真っただ中で、本来のスタイルではない稽古での進行で、公演自体も中止がかなりありました。楽しみにしていただいたお客様に悲しい思いをさせてしまい、僕たちも本当に悔しい気持ちでいっぱいでした。今年はとにかくみんな健康で全公演全うして、 劇場に足を運んでくださるお客様に楽しんでいただけるよう頑張ってまいりますので、応援していただければ嬉しいです。

小林 唯

今回、現帝国劇場最後の『レ・ミゼラブル』ということですが、僕にとっては初めての『レ・ミゼラブル』で、初めての帝国劇場になります。このような記念すべき公演にアンジョルラスとして参加できることを心から誇りに思います。

岩橋 大

前回に引き続き、またこの『レ・ミゼラブル』という作品に参加させていただけること、そして今の帝国劇場最後の、この素晴らしいタイミングで参加させていただけること、とても嬉しく光栄に思っております。今回はアンジョルラスとアンサンブルの2役をやらせていただくんですが、自分の中でも未知数な部分がかなりあるので、自分にできることを最大限にやって楽しんでいきたいと思っております。

加藤梨里香

今回、2度目のコゼットへの挑戦となります。約3年ぶりにお稽古にまた臨んで、 改めて1番緊張する作品だなと実感しています。また1からコゼットと向き合って、そしてコゼット役のお2人と一緒に手を取り合い、支え合い、今回のコゼットを精一杯努めていきたいと思います。

敷村珠夕

前回に引き続き、コゼットとして、また『レ・ミゼラブル』の世界で生きられることが本当に嬉しいです。 この歴史ある素晴らしい作品の一部となれますよう、しっかりとお稽古と向き合ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

水江萌々子

今回ミュージカル初出演となるのですごく緊張してるのですが、 稽古を重ねる中で、コゼットは本当に愛に溢れた女性だと思いました。 私自身もここに至るまでたくさんの方からの愛をいただいたので、その愛を糧に作品の中でコゼットとして生きていければと思っております。

屋比久知奈

今回3回目の『レ・ミゼラブル』への参加ですが、1回目は本当に必死な状態で、2回目はそれを経て自分に何ができるのか色々と考えながら臨んだ日々でした。今回はある意味初心に戻り、まっすぐな状態でエポニーヌという役に改めて向き合えたらと思っています。新しいエポニーヌの2人にたくさん刺激をもらいながら、作品の一部として精一杯生きたいと思います。

清水美依紗

今回初参加なので本当にドキドキしているのですが、歴史の長いこの作品に関わることができてすごく嬉しいです。精一杯演じさせていただきます。よろしくお願いいたします。

ルミーナ

帝国劇場のラストに、大好きな作品でエポニーヌとして素敵な先輩方とご一緒できてとても光栄です。精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

三浦宏規

今回で3度目の出演になります。最初は10代でお兄さんたちに必死についていっていたのですが、気づけば1番上になってしまいました。先輩方に色々と教えていただいた時のように、僕も何かを教えられたらいいなと思います。お2人からもたくさんのことを学ばさせていただきたいですし、3人で力を合わせてマリウスという役を作って、現帝劇最後の『レ・ミゼラブル』をしっかりと務めたいと思います。

山田健登

この作品に出会えたことに感謝して、謙虚に誠実に向き合っていきたいなと思いますので、最後まで応援のほどよろしくお願いします。

中桐聖弥

こうして『レ・ミゼラブル』という素晴らしい舞台に立てることをすごく幸せに思っています。 どんどん稽古も進んでいまして、先輩方や仲間たちと一緒に稽古に励み、刺激を受けて、このカンパニーに入れたことをありがたいなと思っております。まだまだ不安なこともありますが、どんどん挑戦して、中桐聖弥らしいマリウスを演じれたらと思っております。

森 公美子

またいるのかと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。私は 1997年より同じ役を27年間やらせていただいておりまして、前回が引退だと思ってうるうるしたものもあったのですが、また受かってしまいました(笑)。本当に申し訳ございません。でも、精神的には全然大丈夫なんですが、肉体的にもこれが最後かなと思っておりまして、精一杯マダム・テナルディエを生きていきたいと思っております。

樹里咲穂

私は前回に引き続き2回目ということで、大先輩の背中を見ながら、前回よりも欲深さを増大させて、お客様に楽しんでいただけるように精一杯頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

谷口ゆうな

私は2011年からこの作品に出演させていただいて、10年以上この作品に関わらせていただいてることをすごく嬉しく思います。初めてマダム・テナルディエをやったのが28歳だったのですが、作品と一緒に年を重ねている感じがすごく幸せだなと思います。そういうことを体験できているのはこの作品だけです。

駒田 一

いろいろなことを経験しながら成長させていただいた劇場であり、そしてなんと言ってもこの『レ・ミゼラブル』は21年もやらさせていただいて、昨日の夜、最初に受けたオーディションのことを思い出しました。そして今日みんなの歌声を聞いていたら涙が出てきて、やっぱり素敵な作品だと感じました。 皆様の応援があっての作品だと思いますので、最後まで応援してください。

斎藤 司

私も気づけば3回目ということで、自分の環境、状況によってまたこの作品の受け止め方、感じ方が変わってくるなと感じてます。そして下に2人も後輩ができて、六角くんと染谷くんの2人を指導していかなければいけないので、今回はパワーアップして横隔膜を4枚ほど増やしました。なので、非常にパワフルな声量で立ち向かいたいと思います。

六角精児

僕はニ回目の出演になるのですが、前回は色々な事情でなかなかステージを踏むことができなかったんです。この帝劇も数回しか出ていないので、よく考えてみたらほとんど覚えていないんです。なので、個人的にもお客さんにも記憶に残るような舞台にしたいという気持ちで斎藤さんについていきたいなと思っております。

染谷洸太

僕は2017年、19年とアンサンブルとして出演させていただいて以来、 またこの作品に帰ってくることができてとても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。このテナルディエという役は、僕が20代の頃からいつか演じてみたいと思い続けてきた役です。今回初挑戦になりますが、 役とこの夫婦と向き合い続けてきた尊敬する先輩方からたくさん学ばせていただき、自分らしく楽しみながら役を全うして、そして斎藤さんについていきたいと思います。

昆 夏美

私はエポニーヌ役でこの作品に出演させていただいていたので、ファンテーヌ役と自己紹介をするのが不思議な気持ちと、感慨深い気持ちでいます。1つの作品に違う役で出演することも個人的には初めてなので、どんな風なんだろうというワクワク感があり、それがこの大好きな『レ・ミゼラブル』で本当に嬉しいなと思います。3人で一緒にファンテーヌを作っていけたらと思います。よろしくお願いします。

生田絵梨花

私は、コゼット、エポニーヌに続いて3役めの新しい挑戦をさせていただきます。初めて帝劇に立ったのがコゼットの時だったので、今回クロージング公演ということで、ファンテーヌとしてしっかり踏みしめていきたいなと思っております。よろしくお願いします。

木下晴香

私は『レ・ミゼラブル』初参加で、いつか携われるように頑張ろうと思っていたので、今回こうしてご縁がありとても嬉しく思います。 合格の連絡をいただいた時に、自分はこんなに『レ・ミゼラブル』の世界で生きてみたかったんだと改めて強く感じました。 ファンテーヌの壮絶な人生に覚悟を持って飛び込んでいきたいと思います。そして、この作品の時代を現帝劇とそして地方公演でしっかり生きていけるように精進してまいります。

伊礼彼方

3年ぶり、3度目のジャベールを演じさせていただくのですが、 この2年間、ちょっと派手なポップスの世界にいまして、久しぶりにこの『レ・ミゼラブル』の歌稽古に参加したら、自分の声帯や筋肉がまるで通用しなくて、全く違う使い方をしてきたんだということを目の当たりにしました。 格闘技で言うと、軽量級からヘビー級に挑戦してるような、本当にこの『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』というのは異次元なミュージカルだと思いますし、いろんなミュージカルがある中で、特別な作品だと思っております。また3年前の稽古を思い出して、新しいジャベールを皆様にお見せできるように頑張ります。

小野田龍之介

前回の公演まではアンジョルラスを務めさせていただいて、本当にやればやるほど、この作品の大きすぎる存在に毎回圧倒されています。また、俳優にとって偉大な作品でジャベールという、これまで取り組んだのとは全く違う角度からこの物語に身を委ねることができ、非常に興奮しているのと同時に身が引き締まる思いです。1つずつ丁寧に作ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

石井一彰

個人的には、16年ぶりにこの作品にもう1度立つことができて、本当に光栄に思っております。本当に素晴らしいキャストの皆様と支えてくれるスタッフの皆様、そしてお客様のために、誠実にジャベールを演じていきたいと思いますので、ぜひ応援をよろしくお願いします。

飯田洋輔

今回歌稽古を進めるにあたり、先輩方の背中や初出演の仲間の声を聞いて、誰1人手を抜かずに稽古して、まっすぐに作品に向き合う姿を目の当たりにしました。自分自身、身の引き締まる思いで、0からジャン・バルジャンとこれから半年以上向き合っていきたいと思いを新たにしました。作品と台本、言葉を信じて、自分らしいジャン・バルジャンを演じていけたらと思っております。最後まで応援よろしくお願いします。

佐藤隆紀

今回で3度目の出演になりますが、携わる度に自分を成長させてくれる作品だと、本当にありがたく感じております。 前回は中止になってしまった公演もあったので、前回見逃してしまった方、そして初めて見る方にも熱い公演をお届けしていきたいです。 そして、今回は帝国劇場のクロージング公演ということで、スペシャルでメモリアルなこのステージに立てることを本当に誇りに思います。そしてそれ以上に、お客様の人生にとってメモリアルな公演だったと思っていただけるように、1公演1公演お届けしていきたいと思いますので、 ぜひ劇場に足を運んでいただきたいと思います。

吉原光夫

僕も飯田くんと同じく、2011年にこの帝国劇場で「独白」を歌わされまして、 その時にトラウマのようにこの劇場が嫌いで仕方なくなりました。こっちに来るとわかるんですけど、宇宙に飲み込まれているみたいで奥行きがないように見えるんです。『レ・ミゼラブル』は、好きな作品ですが、やる度に怖くて辛くて苦しくて、またもう1回やるんだと思う自分もいて。でもそれくらい自分の人生と『レ・ミゼラブル』はすごく密接なんだなと。それを14年目でやるということがすごく大きくて、この大嫌いな劇場と一緒に幕を閉じられるのも意味のあることなんだと思います。今ずっとこの劇場を眺めていたんですが……多分大好きなんです。この劇場にはいろんな思いやいろんな人たちの声や影がいっぱいあると思いますが、今回はそれと一緒に手を携えて仲直りをして、楽しく終えられたらいいなと思っています。

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公演概要

ミュージカル『レ・ミゼラブル』

キャスト:
ジャン・バルジャン・・・・・・・・吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔
ジャベール・・・・・・・・・・・・・・伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰
ファンテーヌ・・・・・・・・・・・・・昆夏美、生田絵梨花、木下晴香
エポニーヌ・・・・・・・・・・・・・・屋比久知奈、清水美依紗、ルミーナ
マリウス・・・・・・・・・・・・・・・・三浦宏規、山田健登、中桐聖弥
コゼット・・・・・・・・・・・・・・・・・加藤梨里香、敷村珠夕、水江萌々子
テナルディエ・・・・・・・・・・・・・駒田一、斎藤司、六角精児、染谷洸太
マダム・テナルディエ・・・・・・・森公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな
アンジョルラス・・・・・・・・・・・木内健人、小林唯、岩橋大

上演スケジュール:
帝劇公演:2024年12月20日(金)本初日〜2025年2月7日(金)千穐楽
*プレビュー公演:2024年12月16日(月)〜12月19日(木)

2025年全国ツアー公演
大阪公演:3月2日(日)~3月28日(金) 梅田芸術劇場 メインホール
福岡公演:4月6日(日)~4月30日(水) 博多座
長野公演:5月9日(金)~5月15日(木) まつもと市民芸術館
北海道公演:5月25日(日)~6月2日(月) 札幌文化芸術劇場 hitaru
群馬公演:6月12日(木)~6月16日(月) 高崎芸術劇場

製作:東宝

公式サイト:https://www.tohostage.com/lesmiserables/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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